臨床放射線

知っておくべき炎症性疾患の画像所見−研修医必携!

2010年11月号(55巻 12号)

企 画
定 価 2,640円
(本体2,400円+税)
在庫状況 なし
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特集 知っておくべき炎症性疾患の画像所見−研修医必携!
はじめに
森 宣
炎症性中枢神経疾患の画像診断
平井 俊範
胸部の感染症と非感染症の鑑別−良性疾患と悪性疾患の鑑別−
岡田 文人
上腹部
藤永 康成
消化管
齋田 幸久
泌尿生殖器
玉井 賢
■総説
後頭蓋窩の正常解剖と画像診断−キーポイントとピットフォール−
野口 智幸
■診療
頭頚部癌に対する放射線化学療法(CRT) が頸部リンパ節のFDG集積に与える影響
鳥井原 彰
当院における中咽頭下咽頭食道癌同時発症5例の治療経験
小林 雅夫
SPECT/CT 複合機による皮膚悪性腫瘍のセンチネルリンパ節シンチグラフィの検討
三浦 弘行
乳房自動スキャンの臨床的有用性の検討−hand-held USと比較した検査時間と乳癌の検出率
磯部 幸子
■症例
ダウン症候群に合併した小脳mixed germ cell tumorの1例
大井 佐知子
悪性転化を伴った脳幹部類表皮嚢胞の1例
古川 佳孝
抗NMDA受容体脳炎の2例
中島 一彰
■情報
当院における放射線治療の現状−地域がん診療連携拠点病院としての役割と今後−
岡田 博司
■連載
今月の症例
宗近 次朗
治療談話会記録
中村 直樹
インターネット入門(176)
長嶌 宏和
井の頭だより(39)
多田 信平
◇異常に暑い夏が終わって、激しい豪雨が過ぎ去ったと思ったら、急に冬になりそうです。自民党から民主党に代わって良くなるのかと思ったら、また自民党に逆戻りしそうで、社会はなかなか他人任せでは良くならないようです。しかし、「失敗は成功のもと」ですから、それでも少しずつよくなっているのでしょう。自分の生きる目標もしっかりしないのに病院や国の目標や方針をしっかりさせるのは難しいと考えたりしています。我々は頑張って放射線医学を発展させ、良質の放射線を用いた医療を国民に提供し、国民の健康と福祉に貢献するようにしなければならないのでしょう。それには放射線医学関連の診療点数を正当に評価してもらうことが重要です。放射線科医の増員も放射線医学が「正当に評価」されることから始まると思います。放射線関連の診療点数をどのようにして正当に評価してもらうか、学会、専門医会が協力して、より一層の努力が必要でしょう。

◇この臨床放射線誌の編集・出版目的も、デジタル化の中で生き抜いていく方向をしっかり考えなければいけない時代になってきました。いやはや、秋の夜長に考えることは多いものです。

◇さて、今月号の特集は春の日本医学放射線学会総会で研修医セミナー「知っておくべき炎症性疾患の画像所見」を取り上げました。古くて新しい炎症の画像診断です。部位別にまとめられていて、復習するにも、とても良い企画だと思います。内容も勉強になる写真が適当にあり面白い
ので、研修医の方々のみならず炎症性疾患を少しでも忘れている方々は、ぜひ一度と言わず何回でもお読みください。

◇また、総説は何度聞いても覚えられない後頭蓋窩の正常解剖とピットフォールです。画像診断の進歩のおかげで、分かりにくいところが画像で分かりやすく説明されていると感心しました。

山下 孝