臨床放射線

胸部の最新画像情報2009

2009年01月増大号(54巻 01号)

企 画
定 価 4,840円
(本体4,400円+税)
在庫状況 なし
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特集 胸部の最新画像情報 2009
■総説
肺真菌症の画像診断 −知っておくと便利な感染症の画像診断−
田中 伸幸
胸腺と胸腺腫瘍のMRI
高橋 康二
COPDの画像解析により、何が明らかにされるか?
長谷川 大輔
Pulmonary tumor thrombotic microangiopathy(PPTM)の臨床、画像および病理学的特徴
宇留賀 公紀
ランゲルハンス細胞組織球症の画像と臨床
岸 一馬
知っておくと便利な胸部X線写真の画像サイン −胸部単純X線写真−
南部 敦史
FDG-PETで高集積を示す胸部の良性疾患
北島 一宏
先天性心疾患の画像診断
濱田 星紀
MDCTによる胸痛triple rule-out −急性冠症候群のMDCT−
岡田 宗正
放射線治療と肺障害
谷 憲治
非小細胞肺癌の放射線治療
辻野 佳世子
■診療
Wegener肉芽腫症の胸部CT所見 −経過と病理−
上薗 玄
不全分葉における肺静脈の三次元的走行の法則性についての検討 −基準点の導入による分析−
尾辻 秀章
肺実質吸収値近似クラスターを用いたCTによる拘束性障害予測
藤 浩
肺癌におけるFDG-PETによる偶発癌診断
立野 利衣
肺癌の放射線治療におけるPET/CTの有用性
西岡 明人
Dual Source CTを用いた冠動脈CTA
東 将浩
冠動脈疾患患者における2管球心臓CTの診断能に関する検討
阿南 郁子
3T MRIにおける冠動脈MRAの撮像方法による検討
清野 哲孝
非小細胞肺癌術後再発例に対する(化学)放射線療法の有用性の検討
渋谷 圭
I期肺癌の定位放射線治療 −治療成績と合併症−
茶谷 正史
■連載
今月の症例
大塚 貴輝
治療談話会記録 フィルム等を用いた線量検証について(1) −通常治療の品質管理上でのフィルムの利用について−
岡本 裕之
インターネット入門(154) オープンソースなDICOMサーバの使い方(3)
武藤 晃一
井の頭だより(17) 海外旅行(その4) −チェ・ゲバラの旅行記−
多田 信平
◇明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

◇本号は新年恒例「胸部の最新画像情報」の特集号です。肺病変、縦隔病変、心疾患に関する核医学を含む画像診断、そして放射線治療に至るまで、胸部領域の最新の知見が盛り沢山に掲載されています。楽しみながら勉強できるのではないかと思います。

◇昨年は前半の好景気が一転、9月のリーマンブラザーズの破綻以降、あっという間に100年に一度という未曽有の経済危機に突入し、先が見えない状況で年を越しました。これから様々な対策が講じられると思いますが、政治が混乱している現状では、果たしてこの苦境を乗り切れるのか心配です。経済危機は医療にも大きな影響を及ぼします。小泉構造改革において行われた医療費抑制政策の結果、医療界にはそれまで以上に様々な問題が生じていますが、これから打たれるであろう対策も、経済対策である限り医療においても厳しい面が避けられないかも知れません。今後の対策により医療が変に捻じ曲がらないこと、そして患者にとってマイナス方向へ向かわないことを願っています。

◇話は変わりますが、出版界もご多分に漏れず、不況の波を被っています。米国トリビューン誌が破綻したのをご存知の方も多いと思いますが、日本の出版会は長期低落傾向にあり、今回の不況の大波により一層厳しさが増しています。紙自体の値上げなどコストの上昇も事態を難しくしているとのことです。従来から活字離れが言われていますが、インターネットの普及がそれに拍車をかけています。しかしながら、手に取れる雑誌の便利さは捨てがたいものです。電子媒体と紙媒体は互いに競合するのではなく、ともに有効に利用すべきだと思います。

◇本誌は読者からの投稿を中心に構成されており、内容の充実には多くの論文の投稿が欠かせません。しかしながら、最近投稿数が減少しており、編集委員一同心配しています。ぜひ多くの論文を投稿していただきますよう、よろしくお願いします。

蓮尾金博