臨床放射線

神経系外傷

2009年08月号(54巻 08号)

企 画
定 価 2,592円
(本体2,400円+税)
在庫状況 なし
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特集 神経系外傷
はじめに
岡本 浩一郎
頭部外傷における頭部単純X線写真の意義
細矢 貴亮
脊髄・脊椎外傷の画像診断 −中下位頸椎MRIを中心に−
勝俣 康史
頭部外傷の画像診断
石井 清
小児頭部外傷の画像診断(小児虐待を含む)
宮坂 実木子
重症頭部外傷の臨床 −画像と手術所見との対比−
重森 稔
頭部外傷−画像診断のポイントとピットフォール−
岡本 浩一郎
■診療
リウマチ患者における顎関節のMRI所見
大河内 清
■症例
小児に発生した顎下腺腺房細胞癌の1例
横手 宏之
急性呼吸促迫症候群を合併した粟粒結核症の2例
乗金 精一郎
仙骨前面に発生した淡明細胞肉腫の1例
小田 尚吾
■連載
今月の症例
小山 雅司
インターネット入門(161) ディクテーション・トランスクリプション法(2) −ソニーのオープンリール・テープレコーダーからデジタル・ディクテーションまで−
高橋 正樹
井の頭だより(24)
多田 信平
◇ 4年ぶりの総選挙がいよいよ間近になりました。この原稿を書いている時点では西日本を中心に梅雨の大雨が続いていますが、本誌が発行される頃は真夏の暑い中で、壮烈な選挙戦が繰り広げられていることでしょう。民主党が政権を取るのか、はたまた別の状況となるのか、一市民である編集子にはとても予想はつきませんが、混乱が続いた政治がこれで安定化することをひたすら願うばかりです。小泉政権により進められた医療費抑制政策により荒廃した医療が、これからどのように推移するのか、期待を込めて見守りたいと思います。

◇来年春に予定されている診療報酬の大改定へ向けての作業が進行しています。内保連と外保連から出された要望を受けて、現在厚生労働省による学会へのヒアリングが行われています。放射線科関連学会も内保連並びに外保連経由でいくつか要望を出していますが、超高齢化社会を迎えた現在、要望するからにはその原資の手当てが求められ、要望の実現はそう容易ではありません。活動は関東在住の放射線科医が中心となって行っており、編集子もお手伝いしているのですが、多くの方に関心を持っていただき、皆で知恵を出し合って、望ましい方向へもって行きたいものです。いずれにしても、次回の改定は次期政権の方針に大きく左右される事柄であり、選挙の結果とともに大いに関心が持たれるところです。

◇本号の特集は「神経系外傷」です。昨年福島で開催された秋季臨床大会のリフレッシャーコースの講演を中心に、座長を務められた岡本先生と細矢先生に編集を担当していただきました。飲酒運転の厳罰化以降、交通事故が激減し、重症交通外傷も減少しています。とはいえ、神経系外傷は少なくなく、放射線科の臨床において頻繁に扱う、依然として重要な疾患です。掲載論文はいずれ劣らぬ力作揃いで、放射線科臨床にすぐ役立つ内容です。専門医試験受験前の先生のみならず、専門医にとってもリフレッシュになるものと思います。診療論文や症例報告なども含めて、是非ご一読ください。

蓮尾金博