臨床放射線

胸部の最新画像情報2010

2010年01月増大号(55巻 01号)

企 画
定 価 4,752円
(本体4,400円+税)
在庫状況 なし
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特集 胸部の最新画像情報2010
■総説
肺癌における新しいTNM病期分類(UICC-7)の成立と要点
浅村 尚生
肺癌の病理−最新の病理分類を含んで−
野口 雅之
胸部領域の石灰化病変の画像診断
篠崎 健史
肺孤立性結節性病変の胸膜陥入像−3DCTを用いた解析−
負門 克典
胸部X線写真の縦隔線の成因の理解に向けて−胸部CTを参照した新しい解析法の提案−
町田 幹
心臓核医学の基礎と臨床−基礎編−
滝 淳一
心臓核医学の基礎と臨床−臨床編−
橋本 順
植込み型心臓デバイスとCT
宜保 昌樹
■診療
肺野型小型扁平上皮癌のthin-section CT画像・病理所見および臨床像の検討
山本 崇人
減量造影剤の急速注入による胸部2相CTの有用性について
橋本 直人
320-row Area Detector CTを用いた肺野呼吸同期撮影の有用性
坂本 亮
Birt-Hogg-Dube症候群の胸部CT所見
村石 懐
気腫性肺嚢胞に近接した肺癌症例の検討−経過観察CTにおける経時的変化−
筒井 伸
マルファン症候群の胸部画像所見
渡辺 恭孝
肺結核症における胸部X線写真とCT画像の検出能力の差異について
能美 夫彌子
HIV感染症に合併したニューモシスチス肺炎のHRCT
河合 美佐
3DCT pulmonary angiographyによる左肺動脈の分析−特に、左舌区肺動脈の分岐位置を中心に−
尾辻 秀章
CTガイド下経皮的肺生検の診断能と合併症の検討
中條 正典
喀血に対する動脈塞栓術−当院における現状−
中野 覚
肺結節性病変の鑑別診断における18F FDG-PET/CTの役割
小河 希依
悪性腫瘍を疑いFDG-PETを施行した呼吸器良性疾患54症例の臨床的検討
寺井 秀樹
非小細胞肺癌に対する放射線治療の効果予測におけるPET-CTの有用性
西岡 明人
MD-CTによる副心臓枝の頻度およびCT像
鈴木 正行
肺すりガラス結節に対するVATS施行前のCT透視下二標識法−4例の初期経験−
中港 秀一郎
■症例
2本の異常動脈と半奇静脈への還流静脈を持つ肺葉内肺分画症の1例
叶内 哲
多発結節と肺内転移をきたした胸膜線維性腫瘍の1例
上田 みゆき
結核に合併した肺癌−6症例の画像所見−
岩澤 多恵
特発性上葉限局型肺線維症と考えられた1例
佐藤 史郎
■連載
今月の症例
小山 雅司
治療談話会記録 原発性悪性脳腫瘍−標準治療と次世代の治療開発−
鹿間 直人
インターネット入門(166)
長嶌 宏和
井の頭だより(29)
多田 信平
シンチレーション 気になる言葉
林 邦昭
◇明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

◇本号は新年恒例「胸部の最新画像情報」の特集号です。CTに関するものを中心に、PETやIVRに至るまで、肺病変や心疾患などの多様なテーマに関する論文が多数掲載されています。最新の知見をじっくりお楽しみください。

◇ところで、今年から腹部放射線研究会での発表の中から、本誌へ論文を投稿してもらい、本誌への掲載に値する論文かどうかきちんとした査読を行った上で、順次掲載することになりました。現在放射線医学に関する学会並びに研究会は毎年多数開催され、その中で優れた学術発表が多くなされています。しかしながら、ややもすると発表のみに終わり、論文にされないものが多くあるように思われます。学術研究活動は発表した研究を論文にしてはじめて完結するものです。本誌は臨床放射線医学に関する論文を広く受け入れています。今回、積極的に投稿を受け入れることになった腹部放射線研究会に限らず、様々な学会・研究会での発表論文の投稿を大いに歓迎しています。どしどし投稿していただきたいと思います。

◇昨年は政権交代が実現した激動の年でした。新政権に大きな期待を抱いた国民が多い中、政治の運営がいまひとつスムーズに進まず、不安な思いで見守っている方も少なくないのではないでしょうか。今年は2年に1度の診療報酬改定の年です。診療報酬をどうするかに関して、厚労省は増額を、財務省は減額を主張し、どうなるのか注目していましたが、結局0.19%の増額となりました。増額といっても微増であり、とても十分とは思えませんが、10年ぶりの増額は何はともあれ喜ばしいことです。とは言え、景気の落ち込みもあって税収が限られ、国債発行額もむやみには増やせない状況では、今後さらに診療報酬が増額されるかどうか予断を許さないでしょう。

◇医療崩壊の現状がマスコミに取り上げられ、やっと改善の機運が盛り上がる中、徐々にでも医療体制がよい方向へ向かうことを信じたいものです。

蓮尾金博