臨床放射線

脳、脊髄・脊椎疾患の画像診断のアプローチ

2010年02月号(55巻 02号)

企 画
定 価 2,592円
(本体2,400円+税)
在庫状況 なし
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特集 脳、脊髄・脊椎疾患の画像診断のアプローチ
はじめに
小川 敏英
頭蓋内腫瘤性病変へのアプローチ−成人:特にグリオーマの画像診断について−
北島 美香
頭蓋内腫瘤性病変へのアプローチ−小児−
山田 惠
大脳白質病変へのアプローチ−成人−
塚本 和充
大脳白質病変へのアプローチ−小児−
吉田 昌子
脊髄・脊椎疾患へのアプローチ−硬膜内病変−
森 墾
脊髄・脊椎疾患へのアプローチ−硬膜外病変−
名嘉山 哲雄
■総説
顔面深部病変の由来がわからない? 傍咽頭間隙をみて!
浮洲 龍太郎
■診療
死後CT読影用チェックシートの開発と使用経験
高橋 直也
■症例
動脈瘤を合併した内頸動脈走行異常症の1例
大島 幸彦
■連載
今月の症例
原 由紀子
インターネット入門(167)
江本 豊
井の頭だより(30)
多田 信平
◇今月号の特集は「脳、脊髄・脊椎疾患の画像診断のアプローチ」です。これは昨年4月17日に東北大学の山田章吾会長のもと、パシフィコ横浜で開催された第68回日本医学放射線学会総会の教育講演『脳神経1、2、3』の内容を、鳥取大学の小川敏英先生にアレンジしていただき、講演を担当された講師の先生方に本誌に特集として執筆していただいたものです。脳、脊髄・脊椎疾患の画像診断の際のアプローチが、臨床の現場で遭遇する頻度の高い疾患を中心に、初学者にもわかりやすく解説されています。ぜひご一読願いたいと思います。

◇総説は昭和大学横浜市北部病院の浮洲龍太郎先生の『顔面深部病変の由来がわからない?− 傍咽頭間隙をみて ! − 』です。傍咽頭間隙に注目することにより、病変の由来間隙、鑑別診断をより絞込むことが出来るという内容で、臨床現場で診断に悩むことの多い顔面深部病変の診断に役立つものと思われます。診療は新潟市民病院の高橋直也先生のオートプシー・イメージング(Autopsy imaging:Ai) に関しての論文です。CTを用いたAiは広く行われるようになりつつありますが、標準的な診断方法は確立されていません。Aiの読影を突然依頼され、困惑した経験のある放射線科医も少なくないのではないでしょうか。筆者らは非外傷突然死の早期死後CTを活用するにあたり、注目すべき所見と見落とし防止のためのチェック事項を記載したシートを作成し、その使用経験
を報告しています。Aiの読影に関与する可能性のある放射線科医に、参考になる内容と思われます。

◇さて新しい年が明け、今年こそ健康維持のために運動を心がけようと思っておられる方も多いのではないでしょうか。手軽に始められるものの一つとして「ウォーキング」が挙げられますが、厚労省研究班によれば日本人の1日平均歩数(男性7,011歩、女性5,945歩)を3,000歩増やすだけで、糖尿病・脳卒中・心筋梗塞などに罹りにくくなり、それらにかかる年間医療費の5.5%(約2,700億円)を節約出来るそうです。健康寿命を延ばし、経済効果を期待させる「+3,000歩のウォーキング」を今日から心がけてみませんか。

後閑武彦