眼科

加齢黄斑変性:最近の動向

2009年08月号(51巻 08号)

企 画
定 価 2,916円
(本体2,700円+税)
在庫状況 なし
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特集 加齢黄斑変性:最近の動向
序論
岸 章治
1.疾患頻度
丸子 一朗
2.臨床(新分類と診断基準)と病理
森 隆三郎
3.画像診断(OCTを利用したAMD診断治療)
佐藤 拓
4.遺伝子
山城 健児
5.加齢黄斑変性の最近の治療
鈴木 三保子
■表紙の解説
原田病(Vogt−小柳−原田病)8
飯島 裕幸
■展望
眼瞼・眼窩・涙器の展望 −2005年度−
矢部 比呂夫
■綜説
角膜内皮移植の現状
小林 顕
■網膜硝子体手術メンタル編
114.開業医30年の区切り
出田 秀尚
■神経眼科疾患
5.上斜筋ミオキミア
橋本 雅人
■私の経験
豚眼を用いた強膜バックリング手術ウェットラボ
服部 隆幸
■臨床報告
高度の黄斑虚血を伴う片眼性虚血型網膜中心静脈閉塞症を生じた全身性エリテマトーデスの1例
木村 徹
内頸動脈無形成の合併で虹彩ルベオーシスを生じた虹彩角膜内皮症候群の1例
行徳 雄二
◇今年の日本は、46年ぶりの皆既日食を国内で見ることができる年ですが、如何せん、天候が不良で折角のチャンスであるはずなのに、十全にこの機会を活かせる場所は少なかったようです。何事も、人生思うようにいかないということなのでしょう。だからこそ、人生は味わい深いとも思いますし、そうであっても、自分の目指すところに向けて努力することが大事だとも思います。実際、曇天ではあっても、なんとか日食を観察することはできたみたいですし、遥々、高額の旅費にて離島にまで遠征した人も多かったようです。国政もいよいよ衆議院解散を迎えて、今夏は真剣に政権交代が議論され、国民の審判を仰ぐことになりますが、さて結果はどうなりますか?政治家にとっても、このような過渡期の混乱は大変でしょうが、政治経済の混乱の結果は、国民にとっても
決して他人事ではありません。人生思うようにいかないとはいえ、やはり楽しく幸福な老後を過ごしてみたいので、しばらくの間、国政の混乱は不可避でしょうが、長期的には、日本の政治経済、ひいては医療や福祉が安定してくれれば良いと期待します。一見、無定見に右往左往するように見えても、最終的には、全体としてあるべき姿に近い方向に収束してきたのが、人の歴史なのだと思います。

◇さて今回の特集は、「加齢黄斑変性:最近の動向」です。治療面で、劇的に進化を遂げた臨床領域ですが、それに加えて、疫学的研究、新分類と診断基準、イメージング、分子遺伝学的研究などの多方面からの視点で、この疾患の情報をアップデートできる企画です。また本号の展望は、「眼瞼・眼窩・涙器の展望−2005年度−」です。また、「角膜内皮移植の現状」に関する綜説は、この数年間で急激に進歩して、世界的にも普及している術式を紹介するものです。執筆は、日本での本術式の中心的な研究者のひとりであり、術式の進歩にも貢献した小林先生にお願いしてあります。「私の経験」では、豚眼を用いた網膜バックリング手術のウエットラボが紹介されています。また「臨床報告」では、網膜中心静脈閉塞症や内頸動脈無形成などの血管閉塞性疾患に関連した原著が掲載されており、盛りだくさんな編集となっております。

(谷原秀信・記)