眼科

日常臨床での点眼薬の特徴とコツ

2009年02月号(51巻 02号)

企 画
定 価 2,916円
(本体2,700円+税)
在庫状況 なし
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特集 日常臨床での点眼薬の特徴とコツ
序論
澤 充
1. 抗微生物薬(抗菌薬、抗ウイルス薬、抗真菌薬)
秦野 寛
2. 抗アレルギー薬(免疫抑制薬を中心に)
庄司 純
3. 副腎皮質ステロイド薬
高瀬 博康
4. 非ステロイド性消炎薬
田川 義継
5. 緑内障薬
吉富 健志
6. 人工涙液、角膜治療薬
望月 弘嗣
■表紙の解説
原田病(Vogt-小柳-原田病)2.
山口 由美子
■展望
硝子体の展望 −2004年度−
広瀬 朝士
■総説
コンタクトレンズの特性と基礎
小玉 裕司
■網膜硝子体手術メンタル編
111. 医療崩壊期の新年に思う
出田 秀尚
■原著
中心窩下に発育した孤立性脈絡膜血管腫の1例
大澤 さやか
■臨床報告
頻回交換コンタクトレンズ装用者における重篤な角膜障害の2例
武藤 哲也
重篤な角膜潰瘍を合併した両眼性淋菌血膜炎の成人の2症例
及川 亜季
■学会抄録
第95回兵庫医科大学眼科オープンカンファレンス
◇2009年『眼科』2月号をお届けいたします。今月の特集は「日常臨床での点眼薬の特徴とコツ」。毎日のように処方している点眼薬であるが、きっちり読んでみると、″これは知らなかった″とか″なるほど″と改めて気づかされることもあり、とても勉強になる。読者の皆様にも、いつも使用している薬剤だからこそお読みいただければと思う。

◇臨床報告では、武藤哲也先生の″頻回交換コンタクトレンズ装用者における重篤な角膜障害の2例″は興味深く読んでいただけると思う。苦労をされながら治療を行った過程が詳しく解説されている。現在コンタクトレンズは視力矯正において快適で必要不可欠な医療用具となったが、合併症も数多く報告されているのが現状だ。慶應義塾大学眼科においても毎年何例かのコンタクトレンズ装用による角膜潰瘍を治療しているが、マルチ・パーパス・ソリューションを使った2週間交換レンズの例が多いように感じている。本報告の結論にもあるように、コンタクトレンズ装用での安全さに強く感じていたところであり、レジデントの先生にもぜひよく読んでいただき参考にしていただきたい内容である。

◇昨今、報道されているように、日本の失業率はついに4.4%に達し、さらに経済は悪化の傾向だという。インターネットによる情報化に加わり、経済の悪化は出版業界にも大きく影響を与えているようで、昨年のマーケットは2兆7000億円あったものが、今年は2兆円にまで縮小するであろうと予測されているそうだ。医学書や医学雑誌はまだそれほど大きな影響を受けていないといわれるが、専門誌においても次第に淘汰されていく時代であることは間違いない。われわれ本誌の編集委員も、歴史ある『眼科』が、いかなる時代にあっても成長し、眼科医療において常に新しく有意義な情報を発信していくことができるようにがんばりたいという思いを一層強めた次第である。皆様のご指導をよろしくお願いいたします。

(坪田一男・記)