整形・災害外科

脊椎脊髄領域の画像診断−最新の知識と進歩

2023年04月臨時増刊号(66巻 05号)

企 画 今釜 史郎
定 価 8,250円
(本体7,500円+税)
在庫状況 あり
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脊椎脊髄領域の画像診断−最新の知識と進歩
I 脊椎脊髄の画像診断の進歩と最新の知識
脊椎・脊髄画像診断のトピックス
井手 智
Slot−scanning3D X−ray imaging system(EOS)による立位荷重下の脊椎評価
伊藤 研悠
FDG−PET/CTによる脊椎感染症診断
中原 誠之
骨転移全身MRI
中井 翔
脊髄・神経根障害における拡散テンソルイメージング
高野 盛登
トモシンセシス?-脊椎疾患に対する有用性
大野 秀一郎
脊磁図による脊髄・馬尾・神経根の機能診断
川端 茂徳
エコーによる脊椎脊髄疾患の診断と治療
岩嵜 博
脊椎脊髄における有限要素解析
西田 周泰
II 成人の脊椎脊髄疾患の画像診断
腰痛の画像診断全般
中村 正隆
腰痛における椎間板変性評価
大鳥 精司
頚椎変性疾患と全身アライメント評価
大島 寧
頚椎・頚髄病変(整形外科疾患)のdynamicな画像解析-主にdynamic CTについて
伊藤 圭吾
高齢者の脊椎椎体骨折の画像診断
藪 晋人
全脊柱CTを用いた脊柱靱帯骨化巣局在パターンの評価
平井 高志
脊髄腫瘍の画像診断
中島 宏彰
特発性脊髄ヘルニアの病態と画像診断
八木 秀樹
脊椎関節炎(SpA)の画像診断
岡部 裕一
内科疾患による脊髄障害の画像診断
安藤 孝志
III 小児脊椎脊髄疾患の画像診断 基礎編
小児脊椎画像所見のnormal variants
鈴木 智大
小児脊椎疾患の画像診断の重要性
菅原 亮
IV 小児脊椎脊髄疾患の画像診断 実践編
小児脊柱変形に対する画像検査の選択
小谷 俊明
環軸関節回旋位固定における画像診断
石井 賢
発育期腰椎疾患の画像診断における最近の知識と進歩-bone like imageについて
酒井 紀典
脊椎の感染症、炎症性疾患
中村 直行
V AIを用いた脊椎脊髄疾患の画像診断の進歩
AIを取り巻く世界の動向と本邦の現状
井上 玄
人工知能を用いた脊椎疾患の鑑別-骨粗鬆症性椎体骨折と病的椎体骨折の鑑別および頚椎後縦靱帯骨化症と頚椎症
牧 聡
深層学習を用いたMRIでの脊髄腫瘍自動診断システム
伊藤 定之
 整形外科の外来患者数は内科に次ぐ2位と大変多く、年々増加しています。適切な治療のためには適切な診断が必要ですが、画像検査は診断の大きな根拠になり、画像診断法の近年の進歩により、ますます重要になっています。整形外科の日常診療で広く行われている単純X線検査、CT、MRIに加え、最近では超音波検査や人工知能を用いた画像診断も一層注目されています。
 そこで本号ではタイトルを「脊椎脊髄領域の画像診断―最新の知識と進歩」として脊椎脊髄領域の画像診断に焦点を当て、外来診療における脊椎脊髄疾患の診断に役立つ特集を企画いたしました。著者の先生方も整形外科にとどまらず、放射線科や脳神経内科など、その分野のスペシャリストの先生方にお願いしています。
 まず総論として、「脊椎脊髄の画像診断の進歩と最新の知識」の章では、最近の画像診断の進歩全般とともに、EOSやPET、拡散テンソルイメージング、トモシンセシス、脊磁図、エコー、有限要素解析をご紹介いただいています。
 次に「成人の脊椎脊髄疾患の画像診断」の章では疾患別の各論として、患者数の多い腰痛の画像診断や頚椎と脊椎のアライメント、脊椎圧迫骨折、脊柱靱帯骨化症、脊髄腫瘍、脊髄ヘルニア、脊椎関節炎に加え、整形外科医が診断に悩む脊髄に生じる脳神経内科疾患を取り上げました。
 また整形外科外来には小児患者さんも受診され、小児脊椎の画像診断に悩むことも少なくありません。「小児脊椎脊髄疾患の画像診断:基礎編」として、小児脊椎画像のnormal variantsや総論をはじめ、実践編では疾患各論として小児脊柱変形や環軸椎回旋位固定、発育期腰椎疾患、脊椎感染症・炎症性疾患を解説いただいています。最後に最近注目のAIに関して「AIを用いた脊椎脊髄疾患の画像診断の進歩」の章を設け、AI総論とともに脊椎疾患の鑑別や自動診断システムについて、将来に向けた展望とともにご執筆いただくことができました。
 本臨時増刊号を通読いただくことにより、脊椎脊髄疾患に対する最新の画像診断をしっかりと理解し習得することができます。貴重な論文をご執筆をいただきました著者の先生方に心より感謝するとともに、読者の皆様に大いにお役立ていただけますことを祈念しております。

2023年4月

名古屋大学 整形外科
今釜 史郎