整形・災害外科

高位脛骨骨切り術の術式と問題点

2010年06月号(53巻 07号)

企 画 丸毛 啓史
定 価 2,640円
(本体2,400円+税)
在庫状況 なし
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特集 高位脛骨骨切り術の術式と問題点
楔状骨切り術(Coventry)と逆V字形骨切り術
青木 喜満
インターロッキング楔状骨切り術
佐伯 和彦
片側仮骨延長法を用いた脛骨骨切り術
王寺 享弘
内側型変形性膝関節症と膝骨壊死に対するopening-wedge HTOの手術方法とその問題点
竹内 良平
Puddu plateを用いた楔状骨切り術
田中 孝昭
開大式楔状骨切り術における各種固定法の相違
渡邉 耕太
ドーム型骨切り術
児玉 隆夫
■Personal View
フランス整形外科研修のすすめ
金子 和夫
■分子レベルからみた整形外科疾患
TRAF1-C5 遺伝子座と関節リウマチとの関連
西本 和正
■新しい医療技術
吸収性プレートによる上肢の骨折治療
酒井 昭典
■臨床
肘離断性骨軟骨炎の保存的治療例の検討
金澤 憲治
中下位頚椎損傷に対する後方ワイヤーないしケーブル固定
小川 真司
高齢者大腿骨頚部骨折に対する人工骨頭置換術における術中低血圧の発生関連因子
後藤 久貴
■症例
術後41年で再発した頚部髄膜腫の1例
天野 国明
鎖骨の病的骨折で発症した非分泌型多発性骨髄腫の1例
五嶋 孝博
基礎疾患のない大腿四頭筋腱断裂の1例−スーチャーアンカーとKrackow法による治療
青木 信之
徒手整復不能なPIP関節掌側亜脱臼の2例
長谷川 幸
■医療史回り舞台
(216)兇漢に襲われた大村益次郎の右大腿切断
篠田 達明
■整形外科用語の散歩道
Shelf operation/Strut bone graft/Snuffbox
国分 正一
■整形外科手術・私のポイント
両側同時人工膝関節置換術
龍 順之助
◇仲人を立てる結婚式は減少傾向にあり、首都圏では全挙式の1%にも満たないそうである。昔、お見合い結婚が盛んであった頃は、仲人はお見合いの設定から結納、挙式、披露宴に至る全ての結婚の儀式の立会人として重責を担っていた。恋愛結婚が増えるにつれて仲人の役割は減少し、媒酌人として挙式と披露宴だけに臨席し、挨拶することが多くなった。そして現在では、仲人・媒酌人が不在の結婚式が多い。少なくとも私は、直近の3年間は、新郎新婦だけが高砂に着席している披露宴にしか出席したことがない。そのためか、新郎新婦の緊張感は少なく、披露宴全体の雰囲気もリラックスしているように感じられる。

◇昔の教室員の結婚披露宴は大変であった。殆どの場合、教授が媒酌人を務め、教室の講師以上のスタッフが出席し、様々な段取りが教室の「レーゲル」として決められていた。機知に富んだ話や楽しい余興もあったが、無事に終了すると安堵するような雰囲気があった。

◇先日、東京のホテルで行われた結婚披露宴に出席した。新郎は九州出身の会社員で、少し方言の残る好青年であった。新婦は東京育ちの女医さんで、友人の一人として芸能人がスピーチをするなど、ややバックグランドに相違がみられたカップルであった。披露宴だと思っていたが、それに先立ち、会場の中央にバージンロードとしての白い布が敷かれ、その先の祭壇に見立てたステージには、スクリーンに十字架が映し出された。神父が登場して、挙式が始まった。思いがけない素敵な演出であった。挙式は20〜30分程で終わり、その後はいつもの披露宴と同じように進行していった。披露宴も終盤に近づいた頃、余興の最後に、新婦の両親からのサプライズギフトと紹介されて、マイケル・ジャクソンの物真似をするダンサーが登場した。彼は踊りながら各テーブルを回って場を盛り上げていた。その時である。宴会場の入り口の方、新婦の親戚の席のあたりで声がするので振り返って見ると、新婦の両親が踊っていた。そして二人は、新婦側の招待客を促して一緒に踊りながら徐々にその数を増すと、最後は、挙式を行ったステージの上で新郎新婦を交えて踊っていた。曲が流れていた20分程の出来事であった。初めて見る光景であったが、歌と踊りで若い二人の門出を祝った、楽しくもあり、大変印象深い披露宴であった。少し気になったのは、両親への花束贈呈のセレモニーでライトアップされた新郎の母の顔色が青白く見えたことである。

(丸毛啓史)