小児科

小児科医に必要な止血・血栓・凝固・線溶の基礎知識

2021年12月号(62巻 13号)

企 画
定 価 3,080円
(本体2,800円+税)
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特集 小児科医に必要な止血・血栓・凝固・線溶の基礎知識
1.総論−止血・血栓・凝固・線溶の生理
石村 匡崇
2.一般的凝固・線溶系検査(血小板数、PT、APTT、フィブリノゲン、FDP、Dダイマー、AT)の見方
河崎 裕英
3.特殊な凝固・線溶系検査(凝固因子、Protein C、Protein S、PICなど)の基礎知識
石原 卓
4.炎症の指標としての凝固・線溶系検査
岡本 奈美
5.出血性疾患の鑑別の進め方
森 麻希子
6.血小板の異常による出血傾向(ITP、先天性血小板減少症)
東川 正宗
7.凝固因子の異常による出血傾向(血友病など)
長江 千愛
8.血管炎による出血傾向(IgA血管炎など)
楢崎 秀彦
9.播種性血管内凝固症候群(DIC)とその基礎疾患
高橋 良博
10.小児期に遭遇する血栓症
小倉 妙美
■目で見る小児科
後頭部痛で発症した脳動静脈奇形による脳室内出血の14歳女児
本山 治
■綜説
小児のヘリコバクター・ピロリ感染症
清水 俊明
乳児血管腫(いちご状血管腫)治療の実際
小関 道夫
■症例
ビタミン・ミネラル補助食品を使用したセレン補充により血性嘔吐をきたした完全中心静脈栄養を行う重症心身障害者の1例
鈴木 清高
診断に苦慮したSandifer症候群の7歳女児例
丸山 慶
急性陰嚢症を呈したIgA血管炎の3例
今治 玲助
■連載
最近の外国業績より新生児・未熟児
日本医科大学小児科学教室
(1)気管支肺異形成症に対するデキサメタゾン反復投与の効果と安全性について
(2)新生児低酸素性虚血性脳症と先行イベントとの関係における血中バイオマーカーの推移
(3)乳酸菌およびビフィズス菌によるプロバイオティクス予防投与導入前後での壊死性腸炎の発症率の推移
(4)超早産児に対する動脈管の早期治療が2年後の脳性麻痺のない生存率に及ぼす影響について:無作為化臨床試験