小児食物アレルギー診療UP DATE−診る前に確認したい最新知見−
近年ますます社会的関心が強まる「食物アレルギー」。その診療にかかわる最新知見をまとめた1冊。
食事療法の進展や、学校給食や誤食への注目度の高まり、加工食品・外食の増加による食生活の変化など、
食物アレルギー児をとりまく現状に対応するための48項目を掲載。
アレルゲンごとの治療・指導法も充実しています。
1章 発症メカニズム
1.定義と分類
下条 直樹
2.経口免疫寛容
石川 良子
3.経皮感作
井上 祐三朗
4.食物アレルギーの遺伝
川本 典生
2章 現状・予後
5.疫学
小倉 聖剛
6.経過と予後
大矢 幸弘
7.予知と予防
山口 公一
3章 症状
8.即時型アレルギー
小俣 貴嗣
9.非即時型アレルギー
砂原 真理子
10.重症度の評価
吉原 重美
4章 原因食品
11.原因食品
大嶋 勇成
12.食物の交差抗原性とアレルゲンコンポーネント
伊藤 浩明
13.アレルギー表示とアレルゲン含有量早見表を利用した食事指導
近藤 康人
5章 診断
14.血液検査からの情報と評価−IgE抗体・ヒスタミン遊離試験−
赤司 賢一
15.皮膚テストのやり方・評価
猪又 直子
16.食物除去試験と食物経口負荷試験の進め方・注意点
荒川 浩一
17.食物アレルギーと食物不耐症
藤澤 隆夫
6章 治療
◆治療法
18.食事療法の進め方・注意点
伊藤 節子
19.母乳栄養と除去食
小倉 英郎
20.食品除去の解除のポイント
山出 晶子
21.薬物療法の選択
加藤 いづみ
22.経口免疫療法(急速法)
栗原 和幸
23.経口免疫療法(緩徐法)
佐藤 さくら
24.乳児への食事指導のポイント:妊娠中・授乳期の食事指導を含めて
柴田 瑠美子
◆主なアレルゲンへの対応−治療と指導−
25.鶏卵アレルギー
内田 理
26.牛乳アレルギー
松井 永子
27.小麦アレルギー
高岡 有理
28.大豆アレルギー
林 美雪
29.そばアレルギー
谷内 昇一郎
30.ピーナッツアレルギー
永倉 顕一
31.米アレルギー
小倉 由紀子
32.魚介類アレルギー
山西 慎吾
33.果実・野菜アレルギー
長尾 みづほ
34.添加物・仮性薬理活性物質(アレルゲン)
金子 英雄
35.食物依存性運動誘発アナフィラキシー
相原 雄幸
36.口腔アレルギー症候群
猪又 直子
37.ラテックス・フルーツ症候群
赤澤 晃
38.医薬品と食物アレルギー
手島 玲子
7章 アナフィラキシー対応・救急対応
39.プレホスピタルにおける対応
高増 哲也
40.医療機関での対応
林 千代
41.病診連携(負荷試験の紹介、閾値決定、開業医への逆紹介)
楠目 和代
8章 保育園・幼稚園・学校との関わり
42.学校給食への対応
今井 孝成
43.食物アレルギー児へのいじめと対処法
小谷 信行
44.食物アレルギーと予防接種
岡田 賢司
45.ひやりはっと・事故事例から見直す食物アレルギーへの対応
鈴木 修一
9章 保護者との関わり
46.誤食の予防
南部 光彦
47.家族の不安・日常生活の不安
末廣 豊
48.アレルギーエデュケーターの活用
益子 育代