皮膚科の臨床

病態から考える薬物療法

2022年04月臨時増刊号(64巻 05号)

企 画
定 価 8,800円
(本体8,000円+税)
在庫状況 あり
  • 正誤表
  • 定期購読のご案内
  • 次号予告
  • 最新号
  • 投稿規定
  • 臨時増刊号一覧

病態から考える薬物療法
第I章 湿疹・皮膚炎、痒疹、皮膚掻痒症
1 アトピー性皮膚炎
井川 健
2 接触皮膚炎
矢上 晶子
3 皮脂欠乏性湿疹
波多野 豊
4 脂漏性皮膚炎
天野 博雄
5 異汗性湿疹
足立 厚子
6 自家感作性皮膚炎
本田 哲也
7 痒疹
端本 宇志
8 色素性痒疹
端本 宇志
9 皮膚掻痒症
中原 剛士
第II章 蕁麻疹・血管性浮腫
1 蕁麻疹
水野 隼登・田中 暁生
2 血管性浮腫
高村 さおり・福田 知雄
3 アナフィラキシー
千貫 祐子
第III章 紅斑症・好中球関連皮膚疾患
1 多形紅班
門野 岳史
2 結節性紅斑
神田 奈緒子
3 Sweet病
金澤 伸雄・和田 吉弘
4 Behcet病
中村 晃一郎
5 壊疽性膿皮症
山中 恵一
6 化膿性汗腺炎
葉山 惟大
7 自己炎症性疾患
神戸 直智・伊藤 莉子
第IV章 薬疹
1 薬疹
渡邉 裕子
第V章 炎症性角化症・角化症
1 乾癬
朝比奈 昭彦
2 扁平苔癬
伊東 孝通
3 掌蹠角化症
加藤 塁・須賀 康
4 魚鱗癬
岩嵜 理子・乃村 俊史
第VI章 水疱症
1 天疱瘡
山上 淳
2 類天疱瘡
廣保 翔・鶴田 大輔
3 線状IgA水疱性皮膚症
石井 文人
4 Hailey-Hailey病
中野 創
第VII章 膿疱症
1 掌蹠膿疱症
八束 和樹・村上 正基
2 角層下膿疱症
岸本 恵美・小宮根 真弓
3 好酸球性膿疱性毛包炎
戸倉 新樹
第VIII章 膠原病
1 エリテマトーデス
山口 由衣
2 皮膚筋炎
沖山 奈緒子
3 強皮症
浅野 善英
4 Sjogren症候群
藤本 徳毅・國府 拓
第IX章 血管炎・血管障害
1 IgA血管炎
吉崎 歩
2 ANCA関連血管炎
長谷川 稔
3 結節性多発動脈炎
池田 高治
4 リベド血管症
小寺 雅也
5 抗リン脂質抗体症候群
室 慶直
6 うっ滞性症候群
出月 健夫
7 糖尿病性潰瘍・壊疽(糖尿病性足病変)
高山 かおる
8 閉塞性動脈硬化症
沢田 泰之・志村 智恵子・吉岡 勇輔
第X章 肉芽腫性疾患
1 サルコイドーシス
浅井 純
2 肉芽腫性口唇炎
河野 通良
第XI章 付属器疾患
1 挫瘡
吉田 幸代
2 酒さ
山嵜 研志
3 円形脱毛症
原田 和俊
4 多汗症
並木 剛
第XII章 色素異常症
1 尋常性白斑
種村 篤
2 肝斑
船坂 陽子
第XIII章 ウイルス感染症
1 単純ヘルペスウイルス感染症
宮地 素子・今福 信一
2 水痘・帯状疱疹
渡辺 大輔
3 ウイルス性疣贅
清水 晶
第XIV章 細菌感染症
1 伝染性膿痂疹
馬場 直子
2 ブドウ球菌性熱傷様皮膚症候群
山本 剛伸
3 蜂窩織炎
飯島 茂子
4 壊死性筋膜炎
山嵜 修
5 非結核性抗酸菌症
山口 さやか
第XV章 真菌症
1 白癬
常深 祐一郎
2 皮膚・粘膜カンジダ症
竹田 公信
3 マラセチア感染症
佐藤 友隆
第XVI章 動物性疾患
1 マダニ刺咬症
橋本 喜夫
2 疥癬
三上 万理子・石井 則久
第XVII章 良性腫瘍・母斑症
1 乳児血管腫
岸 晶子
2 結節性硬化症
金田 眞理
第XVIII章 悪性腫瘍
1 有棘細胞癌
加藤 裕史
2 悪性黒色腫(メラノーマ)
緒方 大
3 Merkel細胞癌
宇原 久・堀本 浩平
4 血管肉腫
神人 正寿
5 皮膚リンパ腫
藤井 一恭
 近年、皮膚科領域においては、新たな治療薬の導入が進み、治療が様変わりした疾患もあります。こういった治療薬開発と、疾患の病態解明は、表裏一体といっても過言ではありません。新たな病態解明が、治療薬の開発に繋がる一方、新たな治療薬の登場によって、疾患の病態に確固たる証拠がもたらされる、という双方向性の関係を、現在、目の当たりにしています。
 次々と明らかになってくる新たな薬物と病態の関係について、われわれ皮膚科医は、整理が追いつかないのが現状です。そういった状況において、両者の関係がわかる書が待望されている、ということが、この増刊号の企画の発端です。
 ただ、今回は、対象を新規薬物にとどめず、従来から一般に使われてきた薬物と病態の関係についても見直すよい機会と考え、薬物の対象を広げています。したがって、今回とりあげた疾患は、病態、薬物において大きな動きがあったものだけではありません。しかし、それらの疾患においても、現時点での病態の解釈を確認したうえで、従来から使ってきた薬物の意味を病態と照らし合わせて理解することは大きな意義があると考えています。
 今回、ご執筆いただいたのは、日本の皮膚科のなかでももっともアクティブにご活躍なさっている先生方です。そのご尽力によりわれわれが知りたい最新の知見をまとめることができました。本号が、皆様の診療のお役に立つことを心より願っています。

2022年4月
「皮膚科の臨床」編集委員会
土田 哲也
五十嵐 敦之
相馬 良直
林 伸和
佐伯 秀久