近畿 Live Endoscopy 2017-2018 [DVD付]

好評の近畿内視鏡治療研究会編集DVDブックの第3弾!

編 集 近畿内視鏡治療研究会
責任編集 豊永 高史
定 価 15,400円
(14,000円+税)
発行日 2020/08/05
ISBN 978-4-307-20412-5

B5判・74頁・カラー図数:270枚

在庫状況 あり

近畿内視鏡治療研究会が贈るDVDブックの第3弾! スペシャリストによるセミナー2年分の手技12例、12時間におよぶ映像(時間切れで会場中継できなかった分を含む)を収録。ESDそのものだけでなく、関連する手技も取り上げています。今回は冊子での1症例あたりの写真と解説がさらに充実。ライブならではの臨場感と、教科書だけでは学べない内視鏡治療の極意がここにあります。

【関連書籍】ESDライブセミナー

【関連書籍】近畿 Live Endoscopy 2015-2016 [DVD付き]

【近畿Live Endoscopy 2017-2018〔DVD付〕サンプル動画】
〔Disc-1〕Kinki Live Endoscopy 2017

2017 Case 1 食道 Superficial esophageal cancer, 0-IIc, Mt, Rt
  Demonstrator-小山恒男

2017 Case 2 大腸(結腸) Early colon cancer, LST-NG, T
  Demonstrator-診断:町田浩久 治療:滝本見吾

2017 Case 3 胃 Early gastric cancer, 0-IIa+IIc, L, Less
  Demonstrator-診断:上堂文也 治療:角嶋直美

2017 Case 4 大腸(直腸) Early rectal cancer, LST-G (mix), Rb-p
  Demonstrator-診断・治療:豊永高史 EUS:滝原浩守

2017 Case 5 胃 Early gastric cancer
   a. 0-IIc, M, Post
   b. Gastric IIa lesion, Post/Less
  Demonstrator-診断:小山恒男 EUS:前田有紀 治療:上堂文也(a)、梅垣英次(b)

2017 Case 6 胃 Early gastric cancer, 0-IIc, L, Great/Post
  Demonstrator-診断:梅垣英次 治療:町田浩久

TIVAの解説
PAEMの紹介

〔Disc-2〕Kinki Live Endoscopy 2018

2018 Case 1 胃 Early gastric cancer, 0-IIc, M, Less
  Demonstrator-診断:道田知樹 EUS:平澤 大 治療:森田圭紀

2018 Case 2 食道 Superficial esophageal cancer, post CRT
   a. 0-IIc, Lt, Left/Post
   b. 0-IIb, 20 mm, Mt, Rt
  Demonstrator-診断:小山恒男 治療:小山恒男(a)、竹内洋司(b)

2018 Case 3 大腸(結腸) Early colon cancer, LST-G (mix), T
  Demonstrator-山本克己

2018 Case 4 大腸(直腸) Early rectal cancer, LST-G (mix), Rb, Ant
  Demonstrator-林 武雅

2018 Case 5 胃 Early gastric cancer, 0-IIc, L, Less/Ant
  Demonstrator-赤松拓司

2018 Case 6 胃 Early gastric cancer, 0-IIc, M, Post
  Demonstrator-診断:平澤 大 EUS:前田有紀 治療:豊永高史
 近畿Live Endoscopy 2017-2018 [DVD付]をお届けする。表題年3月にそれぞれ開催した第13回及び第14回近畿内視鏡研究会ライブセミナー/ Kinki Live Endoscopy(KLE)の模様を編集したDVDである。幹事が会場側の司会と病院側Facultyを交互に務めるため2年分をまとめて編集する事にしている。本来であれば今年2020年3月21日に開催予定の第16回ライブセミナー/ KLE2020に合わせて上梓するはずであった。それが、COVID-19のpandemicという緊急事態に直面し、ライブは1年後に延期、本DVDの上梓も遅れることになった。
 KLEでは消化管の腫瘍性疾患を中心に関連領域の最新の診断・治療手技も供覧する事を目指している。2017年は直腸のper anal endoscopic myectomy(PAEM)を、2018年には超拡大内視鏡Endocytoを用いたエンドサイト診断を供覧した。従来の診断・治療も随所に刷新され、様々な新たな試み・知見が提示されたので確認して頂きたい。一方、消化管の腫瘍性疾患を中心にしている以上ESDが主とならざるを得ず、関連領域についてはモーニングセミナーおよびランチョンセミナーで補う事を心がけた。本DVDには収録されていないので以下に演題のみ紹介する。
 「ESDトレーニングにおけるムコアップの有用性とESDの新たな展開」森田圭紀、「高周波手術装置の基礎と使い分け方─ ICCからVIO、そしてVIO3まで─」豊永高史、「温故知新 早期胃癌に対する内視鏡治療の進歩─ EMRからESDそして─」田邊聡先生、以上KLE2017。「早期胃癌ESD困難例 よもやま話」町田浩久、「抗血栓薬服用患者に対する内視鏡診療におけるリスクマネージメント」梅垣英次、「ESD手技・デバイスの客観的評価─ 臨床研究のすすめ」上堂文也、以上KLE2018。
 KLE2020をWeb配信等で実施する事なども検討したが、内視鏡室に多施設・多職種の人員が集う事自体が感染拡大のリスクとなり得る。延期開催を予定した2021年3月にこの状況が終息している保証もない。第16回の当研究会ライブセミナーが開催できる平穏な世の中に戻り、3冊目の本書を上梓できる日が少しでも早く訪れることを祈念している。

2020年4月 
緊急事態宣言発令中の神戸にて

豊永 高史