子宮体癌取扱い規約 第3版

16年ぶり、待望の大改訂版!子宮頸癌取扱い規約との2冊同時発刊

編 集 日本産科婦人科学会 / 日本病理学会 / 日本医学放射線学会 / 日本放射線腫瘍学会
定 価 3,672円
(3,400円+税)
発行日 2012/04/17
ISBN 978-4-307-30111-4

B5判・112頁・図数:8枚・カラー図数:89枚

在庫状況 あり

1996年以来の改訂版となる第3版では、進行期分類FIGO2008を採用したほかCT、MRI画像診断法の解説や子宮肉腫の進行期分類など、新たな情報が満載。病理組織のカラー図譜も、前版を大きく上回る86点に拡充している。また、日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会への症例報告について、2004年に開始したオンライン登録のマニュアルを掲載した。子宮頸癌取扱い規約との2冊同時発刊。


【関連書籍】子宮体癌取扱い規約 病理編 第4版
総説

第1部 臨床的取扱い
 1.進行期分類
  a.手術進行期分類(日産婦2011,FIGO2008)
  b.TNM 分類(UICC 第7 版)
  c.子宮体部肉腫
 2.リンパ節の部位と名称
 3.診断法
  a.細胞診
  b.組織診
  c.超音波断層法
  d.病理組織検体の取扱い
  e.画像診断
 4.治療法
  a.手術療法
  b.放射線療法
  c.化学療法とホルモン療法

第2部 日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会への登録の実際
 1.子宮体癌登録・報告の原則
 2.治療成績の算出法
 3.登録実施要項

第3部 病理学的取扱い
 1.材料の取扱い,および検索方法
  a.生検材料
  b.筋腫核出材料
  c.子宮摘出材料
 ◆病理診断報告書の記載事項
 ●pT 分類(UICC TNM分類第7版)
 2.子宮体癌の肉眼分類
  a.局在による分類
  b.発育方向による分類
 3.組織分類
 4.組織分類と診断基準
  A.上皮性腫瘍と関連病変
   1)子宮内膜ポリープ
   2)子宮内膜増殖症
   3)子宮内膜異型増殖症
   4)子宮内膜癌
    a)類内膜腺癌
    ◆変異型
     (1)扁平上皮への分化を伴う類内膜腺癌
     (2)絨毛腺管型類内膜腺癌
     (3)分泌型類内膜腺癌
    b)粘液性腺癌
    c)漿液性腺癌
    ◆漿液性子宮内膜上皮内癌
    d)明細胞腺癌
    e)扁平上皮癌
    f)移行上皮癌
    g)小細胞癌
    h)未分化癌
    i)混合癌
  B.間葉性腫瘍
   1)子宮内膜間質腫瘍
    a)子宮内膜間質結節
    b)低悪性度子宮内膜間質肉腫
    c)未分化子宮内膜肉腫
   2)平滑筋腫瘍
    a)平滑筋腫
    ◆組織学的変異型
     (1)活動性核分裂型平滑筋腫
     (2)富細胞平滑筋腫
     (3)出血性富細胞平滑筋腫
     (4)類上皮平滑筋腫
     (5)類粘液平滑筋腫
     (6)異型平滑筋腫
     (7)脂肪平滑筋腫
    ◆増殖パターンによる変異型
     (1)びまん性平滑筋腫症
     (2)解離性平滑筋腫
     (3)静脈内平滑筋腫症
     (4)転移性平滑筋腫
    b)悪性度不明な平滑筋腫瘍
    c)平滑筋肉腫
    ◆変異型
     (1)類上皮平滑筋肉腫
     (2)類粘液平滑筋肉腫
   3)その他の間葉性腫瘍
    a)子宮内膜間質・平滑筋混合腫瘍
    b)血管周囲性類上皮細胞腫
    c)アデノマトイド腫瘍
    d)その他
  C.上皮性・間葉性混合腫瘍
   1)良性上皮性・間葉性混合腫瘍
    a)腺線維腫
    b)腺筋腫
    ◆変異型
     (1)ポリープ状異型腺筋腫
   2)悪性上皮性・間葉性混合腫瘍
    a)腺肉腫
    b)癌線維腫
    c)癌肉腫
  D.その他の腫瘍
  E.二次性腫瘍
  F.分類不能腫瘍

第4部 子宮体癌の組織図譜

付・臨床進行期分類の変遷
今回の第3版発刊の理由は,2008年秋にロンドンで開催されたFIGO理事会でCancer Committee から提案された進行期の改訂案が承認され,2009年秋に南アフリカのケープタウンで行われたFIGO総会で決定されたことにある。さらに時を同じくして日本病理学会から日本産科婦人科学会へ2003年に改訂されたWHO分類をわが国の分類として採用したいとの申し入れがあり,2010年に時の日本産科婦人科学会婦人科腫瘍委員会櫻木範明委員長のもとに改訂小委員会が設置され,子宮頸癌・体癌取扱い規約の改訂事業が開始された。本改訂事業は日本病理学会,日本医学放射線学会,日本放射線腫瘍学会,日本婦人科腫瘍学会の多大なるご協力のもとに行われた。
 今回の主な改訂点として,進行期分類において0期が削除されたこと,II期において頸部間質浸潤のみにしたこと,III期において腹腔細胞診陽性を除外したこと,IIIC期に関して骨盤内と傍大動脈リンパ節を分けたことが挙げられる。また子宮体部に原発する腫瘍として子宮肉腫にも新たに進行期を設けた。このようにかなり大規模な改訂になっている。