外来血糖管理マニュアル 理論と実践

理論を実践につなげる血糖管理本の決定版、外来に進出!

著 者 松田 昌文
定 価 3,024円
(2,800円+税)
発行日 2017/04/20
ISBN 978-4-307-10185-1

B6変判・204頁・図数:29枚

在庫状況 あり

外来で血糖管理を行う全ての医師を対象に、血糖管理の理論と実践をコンパクトに学ぶための1冊です。理論編で血糖管理の考え方を身につけ、実践編では臨床症例の検討を通じて、よりよい血糖管理について述べています。資料編では診療ツールや治療アルゴリズム、外来で使用する経口薬について詳述しています。トレンドを追うだけでは決して身につかない、知識と経験に裏打ちされた診療ができるようになる、確かな臨床力を養います。


【関連書籍】病棟血糖管理マニュアル−理論と実践− 第2版
I 理論編
1.高血糖状態の理解
2.血糖値の体内での調節
3.カロリー計算と主食設定
4.糖質制限とカーボカウント
5.インスリン分泌能とインスリン抵抗性、Matsuda index
6.治療のパラダイムシフトとは?
7.薬物介入とdurability の考え方
8.皮下注射インスリン作用のdynamics
9.長時間作用GLP-1受容体作動薬のdynamics
10.EXCEL表の使用方法
11.治療結果の評価、管理目標
12.SMBG 機器による血糖モニター
13.CGM、CSIIおよびSAPの利用
14.遠隔診療

II 実践編
1.診療と記録
2.低血糖による事故を避けるために
3.栄養指導と在宅指導
4.検診での異常値や高血糖での紹介
5.肥満
6.足潰瘍
7.糖尿病性腎症
8.肝機能異常の症例
9.インスリン使用1型糖尿病
10.インスリン使用2型糖尿病
11.ステロイド使用の患者
12.術前血糖管理依頼
13.糖尿病を有する妊婦
14.認知症
15.低血糖
練習問題

III 資料編
1.外来の診療ツール
2.電子カルテの書き方と統一化
3.インスリン自己注射の説明
4.インスリンの剤型について
5.血糖管理アルゴリズムの解説
6.筆者推奨血糖管理アルゴリズム
7.患者向けテキストについて
8.糖尿病教室
9.保険診療での配慮
10.海外旅行の際のアドバイス
11.臨床指標とクリニカルアウトカム
12.経口血糖降下薬─主要薬剤の用量用法と特徴
 この本は主に糖尿病患者の外来での血糖管理について書かれています。糖代謝の理論を応用し実際に個々の症例に応じた対応ができるような実践方法の記述をめざしました。経口薬の使い方にも言及し『病棟血糖管理マニュアル―理論と実践― 第2版』(2014年)に書けなかった項目も意識しています。若干重複もありますが、この本と一緒に読んでいただけると理解が深まると考えます。
 この本の対象者は主に外来で糖尿病患者の血糖管理をしている現場の医師や看護師です。また患者自身が読んでも有用と考えられる内容になっています。内分泌や糖尿病の専門医が地域の中核的な医療施設でのやや高度な専門外来を行う場合を想定していますが、そのような施設から逆紹介された患者を診療する一般の開業医にとっても、このような内容の書籍から益することも多いと感じます。
 目的が実践ですから、書き方があまり学術的でない部分がありますがご了承ください。インスリンの使用指導の解説も本書の大きな課題です。インスリンの経時的な作用についてシミュレーションするプログラムを提供していますのでご利用ください。
 著者は数多くの糖尿病患者の診療を担当してきました。この実践経験を知っていただき日常診療に活かしていただければ幸いです。

埼玉医科大学総合医療センター内分泌・糖尿病内科 教授
松田 昌文