がんの痛みからの解放 第2版 WHO方式がん疼痛治療法 付:オピオイド鎮痛薬の規制ガ

武田 文和
定 価 2,090円
(1,900円+税)
発行日 1996/08/20
ISBN 978-4-307-77103-0

A5判・88頁・図数:5枚

在庫状況 なし

 世界的な反響を呼び起こした第1版は、22カ国語に翻訳され、WHO出版物のベストセラーとなった。1987年に出版された第1版の日本語版は3万部近くが購読され、日本における医師、看護師、薬剤師、その他の医療関係者のがん患者の痛みに対する関心を高めただけでなく、医療の世界に新しい意識を導入し、市民に有効ながん疼痛治療法があることを知らせ、多くのがん患者を激痛から解放することに貢献した。
 第2版である本書(原書は1996年3月に出版)は、1980年代後半以降の研究と実践における進歩を取り入れて編集され、すべての章が最新知識により書き直されている。また、必要としている患者にモルヒネをはじめとするオピオイド鎮痛薬が使いやすくなるための国際的なシステムを紹介する章を新しく設けている。医療担当者ばかりでなく、麻薬に関する単一条約の国における執行責任を持つ薬剤規制担当者にも関心を持っていただける内容である。
■がんの痛みからの解放‐WHO方式がん疼痛治療法‐
◆痛みの原因
◆痛みの診断(アセスメント)
◆治療戦略
◆鎮痛薬の使用法
 経口的に/時刻を決めて規則正しく/除痛ラダーにそって効力の順に/患者ごとの個別的な量で/そのうえで細かい配慮を
◆鎮痛薬の選択
 非オピオイド鎮痛薬/オピオイド鎮痛薬/神経障害性の痛み(neuropathic pain)の治療薬/鎮痛補助薬
■オピオイド鎮痛薬の規制ガイド
◆麻薬に関する単一条約
 内容と目的/例外的免除/薬の供給システム/国による医療用オピオイドの需要量の見積り/医療担当者と薬剤規制当局とのコミュニケーション/オピオイド鎮痛薬の供給確保/報告システム/国際システムは機能しているのか?
◆医療担当者の規制
 薬の不正使用と患者のニーズ/医療担当者規制のガイドライン
■付属文章1 専門用語の解説
■付属文章2 輸入許可書のモデル