脳卒中の機能評価-SIASとFIM[基礎編]

脳卒中機能評価法(SIAS)と機能的自立度評価法(FIM)を基礎から解説!

編 著 千野 直一 / 椿原 彰夫 / 園田 茂 / 道免 和久
高橋 秀寿
定 価 2,808円
(2,600円+税)
発行日 2012/12/26
ISBN 978-4-307-75033-2

A5判・152頁・図数:52枚

在庫状況 あり

効果的な脳卒中リハビリテーションに欠かせない機能障害の評価として脳卒中機能評価法(SIAS)、能力低下の評価として機能的自立度評価法(FIM)を取り上げ、徹底的に解説した待望の新刊。初学者向けの基礎編と経験者向けの応用編から構成され、基礎編となる本書では評価の概要や項目ごとの採点方法など、基本的な事柄の説明に重点をおいた。まずは基礎から着実に理解を深め、機能評価のスペシャリストを目指すべし!


『序』より
 本書は、脳卒中後のリハビリテーションに励む患者さんに対し、SIASとFIMを用いた適切な評価を行う方法を解説するものです。これらの評価法の解説書としては、われわれのグループによる『脳卒中患者の機能評価―SIASとFIMの実際』(シュプリンガー・ジャパン、1997年)が愛読されてきましたが、出版から15年が経ち、いろいろと調整すべき点も出てきたため、基礎からテコ入れを行い新刊として出版する運びとなりました。
 新刊は基礎編と応用編の分冊であり、基礎編ではこれからSIASやFIMを学ぼうとする初学者に向けて、SIASとFIMについての詳細な解説を行いました。応用編では、すでにSIASやFIMを使っている経験者に向けた解説(特にFIMに関し、全国各地で開催してきた講習会の経験を活かした内容)を検討しています。
 わが国のリハビリテーション医療に従事する医師、理学療法士(PT)、作業療法士(OT)、言語聴覚士(ST)、看護師などの関連職はもとより、神経内科・脳神経外科など、脳卒中を治療するすべての医療関係者に、これらの評価法を実践して頂ければ幸いです。
1章 脳卒中のリハビリテ−ション
 1-1 リハビリテ−ションにおける機能評価の意義
  1-1-1 機能評価の目的
  1-1-2 機能評価の種類による利点欠点
  1-1-3 脳卒中機能評価の歴史的変遷
 1-2 障害の分類法
  1-2-1 国際疾病分類(ICD)
  1-2-2 国際障害分類(ICIDH)
  1-2-3 国際生活機能分類(ICF)
  1-2-4 脳卒中における機能障害
  1-2-5 脳卒中における能力低下
  1-2-6 脳卒中における社会的不利
 1-3 脳卒中における機能評価
  1-3-1 機能障害の評価法
  1-3-2 能力低下の評価法
  1-3-3 社会的不利の評価法

2章 脳卒中機能評価法(SIAS)
 2-1 SIAS誕生の歴史的背景
 2-2 SIASの特徴と概要
 2-3 SIASの具体的評価方法
  2-3-1 麻痺側運動機能(SIAS-M;SIAS-Motor)
  2-3-2 筋緊張
  2-3-3 感覚機能
  2-3-4 関節可動域
  2-3-5 疼痛
  2-3-6 体幹機能
  2-3-7 視空間認知
  2-3-8 言語機能
  2-3-9 非麻痺側機能
 2-4 採点例(症例紹介)
 2-5 レ−ダ−チャ−ト

3章 機能的自立度評価法(FIM)
 3-1 FIM誕生の歴史的背景
  3-1-1 脳卒中予後調査研究
  3-1-2 FIMとUDSの誕生
 3-2 FIM Ver.3の特徴と概要
 3-3 FIM Ver.3運動項目の具体的評価方法
  3-3-1 セルフケア(self care)
  3-3-2 排泄コントロ−ル(sphincter control)
  3-3-3 移乗(transfer)
  3-3-4 移動(locomotion)
 3-4 FIM Ver.3認知項目の具体的評価方法
  3-4-1 コミュニケ−ション(communication)
  3-4-2 社会的認知(social cognition)
 3-5 評価上達の要点
 3-6 採点例(症例紹介)