VEMP(前庭誘発筋電位)活用ガイドブック

臨床の場で役立つVEMPの入門書!!

室伏 利久
定 価 3,300円
(3,000円+税)
発行日 2007/07/31
ISBN 978-4-307-50534-5

A5判・114頁・図数:69枚

在庫状況 なし

著者からのメッセージ
VEMPはめまい・平衡障害の新しい臨床検査です。カロリックテストや眼振検査,重心動揺計検査などのこれまでのめまいの検査だけではわからなかったことも少しずつわかってきました。新しい検査なので教科書を読んでも,VEMPのとり方や読み方については書かれていません。でも,決して難しい検査ではありません。ABRの測定装置があれば誰でもとれます。本書を参考にして,できるだけ多くの皆さんが,この検査を臨床の場で活用していただきたいと念じています。
おもな内容
■基礎編
◆VEMPの臨床応用のはじまり
◆VEMPの基礎となる解剖学・生理学
音刺激に対する末梢前庭器の反応/耳石器の解剖と生理/耳石器頸反応/VEMPの神経経路
◆VEMPのとり方と注意点
◆VEMPの読み方
正常反応/判定法
◆VEMPの変法
刺激法の変法/記録法の変法
◆VEMPと発達・老化
◆VEMPで何がわかるか

■臨床編
◆メニエール病
◆前庭神経炎
◆Ramsay Hunt症候群
◆Idiopathic bilateral vestibulopathy(特発性両側性末梢前庭機能低下症)
◆めまいを伴う突発性難聴
◆聴神経腫瘍
◆Superior canal dehiscence syndrome(上半規管裂隙症候群)
◆良性発作性頭位めまい症(BPPV)
◆高度感音難聴
◆多発性硬化症
◆脊髄小脳変性症
◆脳幹梗塞