Copyright© KANEHARA & Co., LTD. All Rights Reserved.
専門医のための耳鼻咽喉科検査法
検査データを読み解くことで診療の基礎力を鍛えよう!
編 集 | 鈴木 雅明 / 堤 剛 |
---|---|
定 価 | 9,350円 (8,500円+税) |
発行日 | 2024/12/05 |
ISBN | 978-4-307-37132-2 |
B5判・268頁・図数:100枚・カラー図数:200枚
在庫状況 | なし |
---|
本書は、耳鼻咽喉科専門医およびこれから専門医を目指す若手の耳鼻咽喉科医を主な対象としています。
実地臨床では検査に関する知識を常にup-dateしてゆく必要があり、特に生データの読み方およびその際の落とし穴を知ることは、診療の基礎力として重要です。そのため、生データの読み方に重点を置いた構成として、注力しています。耳鼻咽喉科専門医、およびこれから専門医を目指す若手医師の“座右の書”となる一冊です。
実地臨床では検査に関する知識を常にup-dateしてゆく必要があり、特に生データの読み方およびその際の落とし穴を知ることは、診療の基礎力として重要です。そのため、生データの読み方に重点を置いた構成として、注力しています。耳鼻咽喉科専門医、およびこれから専門医を目指す若手医師の“座右の書”となる一冊です。
A 聴覚
1 純音聴力検査
2 語音聴力検査
3 乳幼児聴力検査
4 耳鳴検査と聴覚過敏検査
5 耳音響放射(OAE)、蝸電図(ECochG)
6 聴性脳幹反応(ABR)
7 聴性定常反応(ASSR)
8 新生児聴覚スクリーニング検査
9 補聴器装用のための検査
10 人工内耳装用のための検査
11 難聴遺伝子検査
12 耳管機能検査
13 インピーダンスオージオメトリー
14 アブミ骨筋反射(SR)
B 顔面神経
15 電気生理学的検査(神経興奮性検査、エレクトロニューロノグラフィー)
C 平衡
16 直立検査(両脚/Mann/単脚)、偏倚検査(足踏み/書字)、歩行検査
17 自発眼振、注視眼振、異常眼球運動の検査
18 重心動揺検査、定量的歩行検査
19 電気眼振図検査(ENG)
20 ビデオ眼振検査(VOG)
21 追跡眼球運動検査、急速眼球運動検査
22 視運動性眼振検査、視運動性後眼振検査
23 温度刺激検査、エアーカロリックテスト、Visual suppression test
24 回転刺激検査、OVAR(off-verticalaxis rotation)検査
25 眼球反対回旋検査
26 Head Impulse Test(HIT/vHIT)
27 自覚的視性垂直位検査(SVV)
28 Sono ocular test
D 鼻科
29 鼻腔通気度検査
30 嗅覚検査(基準嗅力検査、静脈性嗅覚検査)
31 アレルギー性鼻炎の検査
E 口腔咽頭科
32 味覚検査
33 免疫関連検査、難治性血管炎の検査
34 睡眠検査(終夜睡眠ポリグラフィ、携帯型夜間モニター)
35 性感染症(STI)の検査
F 頭頸部腫瘍
36 NBI による癌の診断、表在癌の早期診断
37 陽電子放射断層撮影(Positron emission tomography:PET)
38 腫瘍マーカー
39 腫瘍関連遺伝子検査
G 嚥下
40 嚥下内視鏡検査
41 嚥下造影検査
42 嚥下圧検査(高解像度マノメトリ)
H 音声
43 聴覚印象評価、GRBAS
44 喉頭内視鏡検査、喉頭ストロボスコープ検査
45 発声持続時間と声の高さの検査
46 言語発達の検査
47 構音検査
48 吃音検査
49 失語症の検査
50 運動障害性構音障害(dysarthria)の検査
I 感染症
51 感染症に関する検査
1 純音聴力検査
2 語音聴力検査
3 乳幼児聴力検査
4 耳鳴検査と聴覚過敏検査
5 耳音響放射(OAE)、蝸電図(ECochG)
6 聴性脳幹反応(ABR)
7 聴性定常反応(ASSR)
8 新生児聴覚スクリーニング検査
9 補聴器装用のための検査
10 人工内耳装用のための検査
11 難聴遺伝子検査
12 耳管機能検査
13 インピーダンスオージオメトリー
14 アブミ骨筋反射(SR)
B 顔面神経
15 電気生理学的検査(神経興奮性検査、エレクトロニューロノグラフィー)
C 平衡
16 直立検査(両脚/Mann/単脚)、偏倚検査(足踏み/書字)、歩行検査
17 自発眼振、注視眼振、異常眼球運動の検査
18 重心動揺検査、定量的歩行検査
19 電気眼振図検査(ENG)
20 ビデオ眼振検査(VOG)
21 追跡眼球運動検査、急速眼球運動検査
22 視運動性眼振検査、視運動性後眼振検査
23 温度刺激検査、エアーカロリックテスト、Visual suppression test
24 回転刺激検査、OVAR(off-verticalaxis rotation)検査
25 眼球反対回旋検査
26 Head Impulse Test(HIT/vHIT)
27 自覚的視性垂直位検査(SVV)
28 Sono ocular test
D 鼻科
29 鼻腔通気度検査
30 嗅覚検査(基準嗅力検査、静脈性嗅覚検査)
31 アレルギー性鼻炎の検査
E 口腔咽頭科
32 味覚検査
33 免疫関連検査、難治性血管炎の検査
34 睡眠検査(終夜睡眠ポリグラフィ、携帯型夜間モニター)
35 性感染症(STI)の検査
F 頭頸部腫瘍
36 NBI による癌の診断、表在癌の早期診断
37 陽電子放射断層撮影(Positron emission tomography:PET)
38 腫瘍マーカー
39 腫瘍関連遺伝子検査
G 嚥下
40 嚥下内視鏡検査
41 嚥下造影検査
42 嚥下圧検査(高解像度マノメトリ)
H 音声
43 聴覚印象評価、GRBAS
44 喉頭内視鏡検査、喉頭ストロボスコープ検査
45 発声持続時間と声の高さの検査
46 言語発達の検査
47 構音検査
48 吃音検査
49 失語症の検査
50 運動障害性構音障害(dysarthria)の検査
I 感染症
51 感染症に関する検査
この度『専門医のための耳鼻咽喉科検査法』を刊行することができました。本書の歴史は古く、1983 年に帝京大学市原病院小林武夫教授により『図解耳鼻咽喉科検査法』として金原出版から発刊され、その後2000年に『新図解耳鼻咽喉科検査法』として版を新たに刊行されました。当時としては、耳鼻咽喉科領域の検査法をまとめた本として貴重であり、イラストを多く入れてコンパクトに説明された解説書として好評を博してまいりました。小林武夫先生は私に本書の改訂を託され、2022 年1 月ご逝去されました。小林先生は「英文にて出版されれば全世界に我が国の高いレベルを示すことができる」との御意向でしたが、それは各個人の英文論文に委ねることとして、本書は実地臨床を取り組んでいらっしゃる耳鼻咽喉科専門医の先生方、およびこれから専門医を目指す専攻医の方々を対象とした“座右の解説書”として東京科学大学の堤剛教授のお力をお借りして大幅に更新し、新版として出版することとなりました。
医療における検査法のテクノロジーは日進月歩にて、耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域においても検査法は一段と進化してきています。また新たに多くの耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の検査が、保険診療に収載されております。さらには欧米におけるガイドライン・検査マニュアルは近年かなり整備されてきており、また一定の年月を経て改訂されています。日常の実地臨床に取り組む耳鼻咽喉科頭頸部外科医の先生方は、検査に関する知識を常にup-date してゆく必要があります。また最近の耳鼻咽喉科専門医認定試験の問題を見渡しますと、検査に関する問題は以前より多くかつ難しくなってきています。それは耳鼻咽喉科頭頸部外科医にとって、将来耳鼻科勤務医になっても開業医になっても検査の見方だけはしっかり身に着けておかなければならいという考え方に基づいています。特に生データの読み方について問われていますが、これらは古い教科書を見ているだけでは解けない問題ばかりです。本書は耳鼻咽喉科専門医の先生方、およびこれから専門医を目指す専攻医の方々のニーズにお応えするべく、実地臨床上大切な生データの読み方に重点が置かれた内容となっております。本書のサブタイトルにも「専門医のための」と入れさせていただいている次第です。本書が読者の皆様方に少しでもお役に立てれば甚だ幸いに存じます。
最後に、お忙しい中原稿を仕上げていただいた著者の諸先生方に、心より感謝と御礼を申し上げます。
2024年11月
鈴木 雅明
帝京大学ちば総合医療センター
医療における検査法のテクノロジーは日進月歩にて、耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域においても検査法は一段と進化してきています。また新たに多くの耳鼻咽喉科・頭頸部外科領域の検査が、保険診療に収載されております。さらには欧米におけるガイドライン・検査マニュアルは近年かなり整備されてきており、また一定の年月を経て改訂されています。日常の実地臨床に取り組む耳鼻咽喉科頭頸部外科医の先生方は、検査に関する知識を常にup-date してゆく必要があります。また最近の耳鼻咽喉科専門医認定試験の問題を見渡しますと、検査に関する問題は以前より多くかつ難しくなってきています。それは耳鼻咽喉科頭頸部外科医にとって、将来耳鼻科勤務医になっても開業医になっても検査の見方だけはしっかり身に着けておかなければならいという考え方に基づいています。特に生データの読み方について問われていますが、これらは古い教科書を見ているだけでは解けない問題ばかりです。本書は耳鼻咽喉科専門医の先生方、およびこれから専門医を目指す専攻医の方々のニーズにお応えするべく、実地臨床上大切な生データの読み方に重点が置かれた内容となっております。本書のサブタイトルにも「専門医のための」と入れさせていただいている次第です。本書が読者の皆様方に少しでもお役に立てれば甚だ幸いに存じます。
最後に、お忙しい中原稿を仕上げていただいた著者の諸先生方に、心より感謝と御礼を申し上げます。
2024年11月
鈴木 雅明
帝京大学ちば総合医療センター