Copyright© KANEHARA & Co., LTD. All Rights Reserved.
屈折異常とその矯正 第7版
豊富でわかりやすい図と本文の構成は読者のニーズに応えた必読書!
著 者 | 所 敬 |
---|---|
定 価 | 10,450円 (9,500円+税) |
発行日 | 2019/01/20 |
ISBN | 978-4-307-35170-6 |
B5判・376頁・カラー図数:329枚
在庫状況 | あり |
---|
30年以上にわたり、版を重ね続けた視機能のスタンダード・テキスト。屈折・調整の測定と検査法、矯正法などの理論をイチから詳しく解説。新しい知見も取り入れたカコミ記事も充実でわかりやすい。付録として「主要な数式」と身体障害者福祉法「身体障害認定基準」を掲載。眼光学・屈折・調節関係の復習に役立つ「視能訓練士国家試験の問題と解説」は過去5年分もダウンロードできる。
「視能訓練士国家試験の問題と解説」のダウンロードはコチラから
「視能訓練士国家試験の問題と解説」のダウンロードはコチラから
第1章 眼光学
1.幾何光学
2.波面光学
3.眼鏡レンズの種類
4.眼の光学系(屈折要素)
第2章 視力検査
A.視力
1.視力表示法の種類
2.眼の分解能
3.視力に影響を与える因子
4.年齢と視力
B.視力検査
1.自覚的視力検査
2.他覚的視力検査
第3章 屈折検査
1.屈折異常の種類
2.自覚的屈折検査
3.他覚的屈折検査
4.屈折検査の問題点
付.レンズメータ
5.屈折検査実施手順
第4章 屈折異常
屈折度数分布
付.屈折異常の統計のとり方
A.遠視
1.遠視の定義
2.遠視の頻度
3.遠視の分類
4.遠視の症状
5.遠視の病理
6.遠視の治療
B.近視
1.近視の定義
2.近視の頻度
3.近視の分類、症状
4.近視の病理
5.近視の発生論
6.実験近視
7.成人での近視の発生、進行
8.その他の近視
C.乱視
1.乱視の定義
2.乱視の頻度
3.乱視の分類
D.不同視
1.不同視の定義
2.不同視の頻度
3.不同視の分類
4.不同視の調節
5.不同視の症状
6.不同視の診断
7.不同視の治療
E.無水晶体眼
1.無水晶体眼の定義
2.無水晶体眼の光学系
3.無水晶体眼の症状
4.無水晶体眼の治療(視力矯正法)
F.屈折異常と弱視
1.視機能の発達
2.弱視の定義
3.弱視の分類
4.屈折異常による弱視
5.屈折異常による弱視の診断
6.屈折異常による弱視の治療と対策
G.屈折異常と両眼視
1.両眼視
2.両眼視の発達
3.眼位異常と両眼視
4.不同視と両眼視
5.不等像視
第5章 調節
1.調節とは
2.調節の機構
3.調節の光学的変化
4.調節力と調節域
5.調節と輻湊との関係
6.屈折と調節の境界
7.屈折異常眼と調節
8.調節の神経支配
9.調節異常
第6章 屈折矯正
A.眼鏡
1.眼鏡レンズと眼の光学系
2.眼鏡レンズの材質と種類
3.眼鏡フレーム
4.眼鏡処方の実際
5.眼鏡作成上の問題点
B.コンタクトレンズ
1.コンタクトレンズの光学
2.コンタクトレンズ素材の酸素透過性を示す指数
3.コンタクトレンズの分類
4.コンタクトレンズの形態とデザイン
5.適応と禁忌
6.コンタクトレンズの処方の実際
7.コンタクトレンズと点眼薬
8.装用者の頻度
9.管理と指導
付.オルソケラトロジーOrthokeratology
C.眼内レンズ
1.眼内レンズの光学
2.眼内レンズの材質と種類
3.眼内レンズの形態とデザイン
4.適応と禁忌
5.眼内レンズの度数の決め方
6.眼内レンズ挿入後の問題点
7.小児の眼内レンズ
8.有水晶体眼内レンズ
D.手術的療法
1.角膜に対して
2.水晶体に対して
3.強膜に対して
付.老視の手術的療法
付録I.主要な数式
付録II.眼球の主要な数値
付録III-1.身体障害者福祉法「視覚障害認定基準」
付録III-2.身体障害者福祉法「視野障害の等級判定表」
1.幾何光学
2.波面光学
3.眼鏡レンズの種類
4.眼の光学系(屈折要素)
第2章 視力検査
A.視力
1.視力表示法の種類
2.眼の分解能
3.視力に影響を与える因子
4.年齢と視力
B.視力検査
1.自覚的視力検査
2.他覚的視力検査
第3章 屈折検査
1.屈折異常の種類
2.自覚的屈折検査
3.他覚的屈折検査
4.屈折検査の問題点
付.レンズメータ
5.屈折検査実施手順
第4章 屈折異常
屈折度数分布
付.屈折異常の統計のとり方
A.遠視
1.遠視の定義
2.遠視の頻度
3.遠視の分類
4.遠視の症状
5.遠視の病理
6.遠視の治療
B.近視
1.近視の定義
2.近視の頻度
3.近視の分類、症状
4.近視の病理
5.近視の発生論
6.実験近視
7.成人での近視の発生、進行
8.その他の近視
C.乱視
1.乱視の定義
2.乱視の頻度
3.乱視の分類
D.不同視
1.不同視の定義
2.不同視の頻度
3.不同視の分類
4.不同視の調節
5.不同視の症状
6.不同視の診断
7.不同視の治療
E.無水晶体眼
1.無水晶体眼の定義
2.無水晶体眼の光学系
3.無水晶体眼の症状
4.無水晶体眼の治療(視力矯正法)
F.屈折異常と弱視
1.視機能の発達
2.弱視の定義
3.弱視の分類
4.屈折異常による弱視
5.屈折異常による弱視の診断
6.屈折異常による弱視の治療と対策
G.屈折異常と両眼視
1.両眼視
2.両眼視の発達
3.眼位異常と両眼視
4.不同視と両眼視
5.不等像視
第5章 調節
1.調節とは
2.調節の機構
3.調節の光学的変化
4.調節力と調節域
5.調節と輻湊との関係
6.屈折と調節の境界
7.屈折異常眼と調節
8.調節の神経支配
9.調節異常
第6章 屈折矯正
A.眼鏡
1.眼鏡レンズと眼の光学系
2.眼鏡レンズの材質と種類
3.眼鏡フレーム
4.眼鏡処方の実際
5.眼鏡作成上の問題点
B.コンタクトレンズ
1.コンタクトレンズの光学
2.コンタクトレンズ素材の酸素透過性を示す指数
3.コンタクトレンズの分類
4.コンタクトレンズの形態とデザイン
5.適応と禁忌
6.コンタクトレンズの処方の実際
7.コンタクトレンズと点眼薬
8.装用者の頻度
9.管理と指導
付.オルソケラトロジーOrthokeratology
C.眼内レンズ
1.眼内レンズの光学
2.眼内レンズの材質と種類
3.眼内レンズの形態とデザイン
4.適応と禁忌
5.眼内レンズの度数の決め方
6.眼内レンズ挿入後の問題点
7.小児の眼内レンズ
8.有水晶体眼内レンズ
D.手術的療法
1.角膜に対して
2.水晶体に対して
3.強膜に対して
付.老視の手術的療法
付録I.主要な数式
付録II.眼球の主要な数値
付録III-1.身体障害者福祉法「視覚障害認定基準」
付録III-2.身体障害者福祉法「視野障害の等級判定表」
最近の眼科学の進歩は著しく、特に、光干渉断層計(OCT)の出現や手術法の進歩により眼科診療は大きく変貌を遂げてきた。しかし、一方では視機能に対する配慮はややなおざりになってきた感がある。特に、屈折・調節は眼科学の基本中の基本であり、正確な手技と知識を熟知することは大切である。
屈折異常の矯正には従来の眼鏡、コンタクトレンズのほか、眼内レンズ(IOL)やLASIKなどの手術による矯正法が出現してきて、屈折異常矯正のオプションが増えて生活の質(QOL)の向上に役立っている。しかし、理論を知った上で実行することが重要である。近年、眼科領域にも波面光学が導入され、高次収差の視機能への影響が検討されてきているのも特記すべきことである。
本書は1988年(昭和63年)に初版が刊行され、評判が良く、ほぼ5年毎に改訂が行われている。今回も2014年(平成26年)に第6版が出版されてから5年を経過し、改訂の時期になった。
改訂第7版の主なる改訂点は、眼光学では屈折光学ばかりではなく反射光学を整備したことである。また、屈折異常の章では最近問題になっている近視進行抑制法やオルソケラトロジーなどを追記した。屈折矯正の手術的療法も整理して読みやすくした。このほかの章でも新しい知見をなるべく取り入れて、これらに関する文献も加え、さらに知りたい内容は文献を参照するように配慮した。また、理解を深めるために文中に“注”を入れ、文章の流れに入らない重要な項目を“カコミ記事”として追加挿入した。付録・の「主要な数式」では新たに必要な数式を追記し、付録・の眼に関する「身体障害者福祉法」(視覚障害認定基準)を平成30年7月に施行された新しいものに変更した。また、従来掲載していた屈折・調節に関する「日本眼科学会専門医試験問題と解答」「日本視能訓練士国家試験問題と解答」は、紙面の都合上、掲載しないことにした。
頁数が多いため、索引を整備し数カ所にわたる項目では主要頁をゴシックで表記し利用しやすく配慮したので、活用してほしい。
改訂第7版によって、研修医、視能訓練士の諸兄姉が屈折・調節の正確な知識を身につけて診療に生かされれば、筆者の望外の喜びである。
最後に、第7版の出版にご尽力いただいた金原出版(株)編集部の中立稔生氏にお礼申し上げる。
平成31年1月
所 敬
屈折異常の矯正には従来の眼鏡、コンタクトレンズのほか、眼内レンズ(IOL)やLASIKなどの手術による矯正法が出現してきて、屈折異常矯正のオプションが増えて生活の質(QOL)の向上に役立っている。しかし、理論を知った上で実行することが重要である。近年、眼科領域にも波面光学が導入され、高次収差の視機能への影響が検討されてきているのも特記すべきことである。
本書は1988年(昭和63年)に初版が刊行され、評判が良く、ほぼ5年毎に改訂が行われている。今回も2014年(平成26年)に第6版が出版されてから5年を経過し、改訂の時期になった。
改訂第7版の主なる改訂点は、眼光学では屈折光学ばかりではなく反射光学を整備したことである。また、屈折異常の章では最近問題になっている近視進行抑制法やオルソケラトロジーなどを追記した。屈折矯正の手術的療法も整理して読みやすくした。このほかの章でも新しい知見をなるべく取り入れて、これらに関する文献も加え、さらに知りたい内容は文献を参照するように配慮した。また、理解を深めるために文中に“注”を入れ、文章の流れに入らない重要な項目を“カコミ記事”として追加挿入した。付録・の「主要な数式」では新たに必要な数式を追記し、付録・の眼に関する「身体障害者福祉法」(視覚障害認定基準)を平成30年7月に施行された新しいものに変更した。また、従来掲載していた屈折・調節に関する「日本眼科学会専門医試験問題と解答」「日本視能訓練士国家試験問題と解答」は、紙面の都合上、掲載しないことにした。
頁数が多いため、索引を整備し数カ所にわたる項目では主要頁をゴシックで表記し利用しやすく配慮したので、活用してほしい。
改訂第7版によって、研修医、視能訓練士の諸兄姉が屈折・調節の正確な知識を身につけて診療に生かされれば、筆者の望外の喜びである。
最後に、第7版の出版にご尽力いただいた金原出版(株)編集部の中立稔生氏にお礼申し上げる。
平成31年1月
所 敬
- 医書.jpで購入される方は
こちらから (外部サイトに移動します) - M2PLUSで購入される方は
こちらから (外部サイトに移動します)