身につく眼底検査のコツ

基本的検査機器=双眼倒像検眼鏡の使用法を図でマスター。

著 者 川崎 勉
定 価 8,580円
(7,800円+税)
発行日 2010/10/29
ISBN 978-4-307-35141-6

B5判・128頁・カラー図数:216枚

在庫状況 あり

最近の眼科検査機器の進歩は目覚ましいが、まず従来の基本的一般検査を正確な手技でできることが大切である。眼底検査では双眼倒像検眼鏡の使用法をマスターすることが重要で、これによって圧迫子の使用が可能となり、眼球の内面すべてを観察することができる。本書では双眼倒像検眼鏡の使用法を、イラストを多用して目で理解できるよう編集した。
I.眼底検査に関係する眼球の構造
 1.眼球eyeballの構造
  1.強膜sclera
  2.ぶどう膜uvea
  3.網膜
  4.硝子体vitreous body

II.双眼倒像鏡と圧迫子を用いた網膜検査
 1.双眼倒像鏡の歴史
 2.双眼倒像鏡と圧迫子を用いた網膜検査の利点
  1.観察可能な範囲の広さ
  2.立体視
  3.眼底の触診検査
  4.片手が自由になる
 3.双眼倒像鏡の原理と基本構造
  1.照明系
  2.観察系
  3.照明系と観察系の調節
 4.双眼倒像鏡の種類と特徴
  1.マイラ社スケペンス型双眼倒像鏡(S−Pスコープ)
  2.ナイツ社の双眼倒像鏡(IO−α)
  3.ハイネ社の双眼倒像鏡(OMEGA500)
  4.キーラー社の双眼倒像鏡(Vantage Plus)
 5.圧迫子
  1.つり鐘型
  2.円柱型
  3.新生児検査用圧迫子
  4.未熟児鉤
 6.検眼レンズ
 7.検査の実際
  1.患者の準備
  2.検者の準備
  3.圧迫の仕方
  4.スケッチの描き方

III.眼底の所見
 1.鋸状縁
  1.正常所見
  2.異常所見
 2.毛様体
  1.正常所見
  2.異常所見
 3.周辺部網膜の所見
  1.WWP(white with pressure and white without pressure)
  2.子午線皺 meridional fold
  3.Circular fold
  4.毛様体扁平部剥離とora off
  5.顆粒状組織granular tissue
  6.類嚢胞変性と後天性網膜分離症aquired retinoschisis
  7.網脈絡膜変性chorioretinal degeneration
  8.網脈絡膜萎縮chorioretinal atrophy
  9.格子状変性lattice degeneration
 4.網膜裂孔
  1.原因による分類
  2.形態による分類
 5.IO−αTVIIを用いて記録した実際の所見の例

IV.レンズと細隙灯顕微鏡を用いた硝子体と網膜検査
 1.細隙灯顕微鏡
  1.ランプハウスの位置による種類
  2.観察系による種類
  3.立体視を行うための工夫
 2.レンズの種類と特徴
  1.凹レンズによる正立像観察
  2.高屈折凸レンズによる倒立像観察
  3.筆者が主に使用しているレンズ
 3.検査の実際
  1.患者の準備
  2.検者の準備
  3.硝子体検査の方法、コツ

V.硝子体の所見
 1.前部硝子体の所見
  1.正常所見
  2.異常所見
 2.中間・後部硝子体の所見
  1.正常所見
  2.異常所見
 3.網膜硝子体境界面の異常
  1.黄斑上膜、硝子体黄斑牽引症候群
  2.黄斑円孔
  3.増殖硝子体網膜症proliferative vitreoretinopathy(PVR)
  4増殖糖尿病網膜症proliferative diabetic retinopathy
  5未熟児網膜症

VI.眼底疾患におけるBモード超音波検査
 1.眼底疾患におけるBモード超音波検査の意義
 2.超音波検査の原理
 3.検査方法
 4.正常所見
 5.異常所見
  1.硝子体出血
  2.網膜剥離
  3.糖尿病網膜症

VII.網膜硝子体の記録
 1.スケッチの意義
 2.スケッチ用紙
  1.網膜剥離チャート
  2.硝子体チャート(Tolentinoチャート)
  3.エコーチャート
 3.国際カラーコード
 4.眼底所見サンプル合成
 5.症例

索引