プライマリケアのための整形外科疼痛マニュアル

痛みの多様性を適確に認識し患者さんに質の高い診療を提供するためのknow-howを満載!! 

編 集 菊地 臣一
定 価 8,100円
(7,500円+税)
発行日 2007/04/27
ISBN 978-4-307-25136-5

B5判・408頁・図数:384枚

在庫状況 あり

 整形外科は,他の外科系診療科よりも「QOLの外科」という要素が大きいという特徴がある。しかも,整形外科の外来を訪れる患者さんの大部分は,痛みを主訴とし,高齢者であることが少なくない。
  近年,この痛みには,解剖学的(生理学的)な要因のみでなく,心理的あるいは社会的因子も深く関与していることが知られるようになってきた。また,国民の医療に対する価値感も多様になり,医療提供側はその多様性に応える責務がある。
  本書は,現在,診療現場を戦場としている多くの若手の先生方が執筆,今という時代の整形外科領域の痛みに対する多様なアプローチを提示している。日常診療における患者さんへの質の高い診療の提供にお役立ていただきたい。
おもな内容
第 1 章 各部位の診察と治療の進め方
頚部の痛み/肩の痛み/肘の痛み/手の痛み/腰の痛み/股の痛み/膝の痛み/足の痛み

第 2 章 各種鎮痛手技の概要
薬物療法 a. 薬物療法−医師の立場から b. 薬物療法−薬剤師の立場から/理学療法/運動療法/PNFによる肩の痛みの治療/徒手療法 a. AKA−博田法 b. McKenzie法 c. オステオパシー d. カイロプラクティック/神経ブロック療法/東洋医学的アプローチ a. 漢方 b. 鍼灸−鍼灸治療の基本と疼痛に対する臨床の実際 c. 整形外科外来での鍼灸治療/精神医学(リエゾン)アプローチ

第 3 章 Common dis./inj.の疼痛コントロール【私はこうしている】
◆寝違え
a. 寝違え−診察・検査の手順と治療法 b. 寝違えの病態
◆外傷性頚部症候群(むち打ち関連障害)
a. 外傷性頚部症候群(むち打ち関連障害)−診断・治療および診療上の問題点と対策 b. 外傷性頚部症候群(むち打ち関連障害)−心理・社会的要因に配慮した初期疼痛コントロール法
◆いわゆる「肩こり」
a. いわゆる「肩こり」の病態と治療 b. いわゆる「肩こり」の内科的側面
◆いわゆる「五十肩」
a. 五十肩に対する保存的治療 b. 「五十肩」の鑑別診断と治療 c. いわゆる「五十肩」の初期治療
◆野球肩
a. 投球障害肩の病態と治療 b. 投球障害肩の疼痛マニュアル c. 滑膜関節唇障害と神経障害
◆テニス肘
a. テニス肘(上腕骨外側上顆炎)の診断と治療 b. 外側上顆炎(いわゆるテニス肘)の疼痛コントロール
◆ぎっくり腰
a. ぎっくり腰の診断と治療−AKA法(博田法)を中心に b. ぎっくり腰の外来治療
◆変形性膝関節症
a. 変形性膝関節症−距骨下関節固定付き足底板に関する最近の知見 b. 変形性膝関節症の治療戦略
◆外反母趾
a. 外反母趾−病因・病態とプライマリケア b. 外反母趾−病態と治療
◆骨粗鬆症
a. 骨粗鬆症の腰背部痛に対する治療法 b. 骨粗鬆症に関連する疼痛のマネジメント c. 運動療法
◆関節リウマチ
a. 関節破壊のコントロール b. 関節リウマチの疼痛コントロール

第 4 章 特殊な医療
術後の疼痛コントロール/難治性の疼痛 a. 難治性の疼痛 b. 神経因性疼痛(neuropathic pain)/難治性のしびれ a. ペインクリニックで取り扱う難治性のしびれ b. 難治性のしびれ−病態と治療の実際/在宅医療での疼痛管理

付録 ● 薬物一覧表