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大腸癌治療ガイドライン 医師用 2026年版 第9版
最新の研究成果を反映! 適応薬剤、関連するCQを更新
2年ぶりの改訂となる本書は、2024年版以降に蓄積された最新エビデンスとして国内外の臨床試験や多施設共同研究の成果を反映。特に薬物療法領域における免疫チェックポイント阻害薬や後方治療に関する重要な報告を踏まえたClinical Question (CQ)の改定を実施し、大腸癌に適応のある薬剤の一覧を更新した。高齢化に伴う治療選択や多職種連携の重要性も考慮し、臨床判断のための診療指針を提示している。
はじめに
2024年版 序
2022年版 序
2019年版 序
2016年版 序
2014年版 序
2010年版 序
2009年版 序
初版 序
『大腸癌治療ガイドライン医師用2026年版』 主な改訂点
総論
1.目的
2.使用法
3.対象
4.作成法
5.文献検索法
6.改訂
7.公開
8.一般向けの解説
9.資金
10.利益相反
11.文献
12.ガイドライン委員会
各論
1.Stage 0〜StageIII大腸癌の治療方針
1)内視鏡治療
2)手術治療
サイドメモ 虫垂癌の治療方針
2.StageIV大腸癌の治療方針
3.再発大腸癌の治療方針
4.血行性転移の治療方針
1)肝転移の治療方針
2)肺転移の治療方針
3)骨転移の治療方針
4)脳転移の治療方針
5)その他の血行性転移の治療方針
5.薬物療法
1)補助化学療法
2)切除不能進行・再発大腸癌に対する薬物療法
6.放射線療法
1)補助放射線療法
2)緩和的放射線療法
7.緩和医療・ケア
8.大腸癌手術後のサーベイランス
1)大腸癌根治度A切除後の再発に関するサーベイランス
2)大腸癌根治度B切除後および再発巣切除後のサーベイランス
3)異時性多重がんのサーベイランス
Clinical Questions
CQ 1:内視鏡切除されたpT1大腸癌の追加治療の適応基準は何か?
CQ 2:早期大腸癌の内視鏡切除後にサーベイランスは推奨されるか?
CQ 3:大腸癌に対するロボット支援手術は推奨されるか?
CQ 4:閉塞性大腸癌にステント治療は推奨されるか?
CQ 5: 切除不能な遠隔転移を有するStage IV大腸癌に対する原発巣切除は推奨されるか?
CQ 6:Stage III大腸癌に術後補助化学療法は推奨されるか?
CQ 7:Stage II大腸癌に術後補助化学療法は推奨されるか?
CQ 8: 高齢者に対して、フッ化ピリミジンにオキサリプラチンを追加することは推奨されるか?
CQ 9:周術期薬物療法の前にバイオマーカー検査は推奨されるか?
CQ 10:直腸癌に対して側方郭清は推奨されるか?
CQ 11:切除可能な直腸癌に対して術前治療は推奨されるか?
CQ 12:直腸癌に対するTotal Neoadjuvant Therapy(TNT)は推奨されるか?
CQ 13:直腸癌術前治療後cCR 症例に対するNon-Operative Management(NOM)は推奨されるか?
CQ 14:直腸癌局所再発の切除は推奨されるか?
CQ 15:遠隔転移のない切除不能直腸癌局所再発に対する放射線治療は推奨されるか?
CQ 16:薬物療法が奏効して画像上消失した肝転移巣の切除は推奨されるか?
CQ 17:大腸癌肝転移に対する低侵襲手術は推奨されるか?
CQ 18:肝転移巣に対する焼灼療法は推奨されるか?
CQ 19:切除可能な肝転移に対する術前化学療法は推奨されるか?
CQ 20:肝転移巣切除後の術後補助化学療法は推奨されるか?
CQ 21:肝転移以外の遠隔転移巣切除後の術後補助化学療法は推奨されるか?
CQ 22:大腸癌の卵巣転移に対して卵巣切除は推奨されるか?
CQ 23:切除不能大腸癌に対する免疫チェックポイント阻害薬は推奨されるか?
CQ 24:切除不能大腸癌に対する後方治療は推奨されるか?
CQ 25:切除不能大腸癌に対する導入薬物療法後の維持療法は推奨されるか?
CQ 26:切除不能大腸癌に対する包括的がんゲノムプロファイリング検査は推奨されるか?
CQ 27:大腸癌治癒切除後に多重がん(多発大腸癌および重複がん)のサーベイランスは推奨されるか?
CQ 28:肛門管扁平上皮癌に対して化学放射線療法および薬物療法は推奨されるか?
大腸癌治療ガイドライン2026年版に対する外部評価
資料
索引
2024年版 序
2022年版 序
2019年版 序
2016年版 序
2014年版 序
2010年版 序
2009年版 序
初版 序
『大腸癌治療ガイドライン医師用2026年版』 主な改訂点
総論
1.目的
2.使用法
3.対象
4.作成法
5.文献検索法
6.改訂
7.公開
8.一般向けの解説
9.資金
10.利益相反
11.文献
12.ガイドライン委員会
各論
1.Stage 0〜StageIII大腸癌の治療方針
1)内視鏡治療
2)手術治療
サイドメモ 虫垂癌の治療方針
2.StageIV大腸癌の治療方針
3.再発大腸癌の治療方針
4.血行性転移の治療方針
1)肝転移の治療方針
2)肺転移の治療方針
3)骨転移の治療方針
4)脳転移の治療方針
5)その他の血行性転移の治療方針
5.薬物療法
1)補助化学療法
2)切除不能進行・再発大腸癌に対する薬物療法
6.放射線療法
1)補助放射線療法
2)緩和的放射線療法
7.緩和医療・ケア
8.大腸癌手術後のサーベイランス
1)大腸癌根治度A切除後の再発に関するサーベイランス
2)大腸癌根治度B切除後および再発巣切除後のサーベイランス
3)異時性多重がんのサーベイランス
Clinical Questions
CQ 1:内視鏡切除されたpT1大腸癌の追加治療の適応基準は何か?
CQ 2:早期大腸癌の内視鏡切除後にサーベイランスは推奨されるか?
CQ 3:大腸癌に対するロボット支援手術は推奨されるか?
CQ 4:閉塞性大腸癌にステント治療は推奨されるか?
CQ 5: 切除不能な遠隔転移を有するStage IV大腸癌に対する原発巣切除は推奨されるか?
CQ 6:Stage III大腸癌に術後補助化学療法は推奨されるか?
CQ 7:Stage II大腸癌に術後補助化学療法は推奨されるか?
CQ 8: 高齢者に対して、フッ化ピリミジンにオキサリプラチンを追加することは推奨されるか?
CQ 9:周術期薬物療法の前にバイオマーカー検査は推奨されるか?
CQ 10:直腸癌に対して側方郭清は推奨されるか?
CQ 11:切除可能な直腸癌に対して術前治療は推奨されるか?
CQ 12:直腸癌に対するTotal Neoadjuvant Therapy(TNT)は推奨されるか?
CQ 13:直腸癌術前治療後cCR 症例に対するNon-Operative Management(NOM)は推奨されるか?
CQ 14:直腸癌局所再発の切除は推奨されるか?
CQ 15:遠隔転移のない切除不能直腸癌局所再発に対する放射線治療は推奨されるか?
CQ 16:薬物療法が奏効して画像上消失した肝転移巣の切除は推奨されるか?
CQ 17:大腸癌肝転移に対する低侵襲手術は推奨されるか?
CQ 18:肝転移巣に対する焼灼療法は推奨されるか?
CQ 19:切除可能な肝転移に対する術前化学療法は推奨されるか?
CQ 20:肝転移巣切除後の術後補助化学療法は推奨されるか?
CQ 21:肝転移以外の遠隔転移巣切除後の術後補助化学療法は推奨されるか?
CQ 22:大腸癌の卵巣転移に対して卵巣切除は推奨されるか?
CQ 23:切除不能大腸癌に対する免疫チェックポイント阻害薬は推奨されるか?
CQ 24:切除不能大腸癌に対する後方治療は推奨されるか?
CQ 25:切除不能大腸癌に対する導入薬物療法後の維持療法は推奨されるか?
CQ 26:切除不能大腸癌に対する包括的がんゲノムプロファイリング検査は推奨されるか?
CQ 27:大腸癌治癒切除後に多重がん(多発大腸癌および重複がん)のサーベイランスは推奨されるか?
CQ 28:肛門管扁平上皮癌に対して化学放射線療法および薬物療法は推奨されるか?
大腸癌治療ガイドライン2026年版に対する外部評価
資料
索引
はじめに
このたび、『大腸癌治療ガイドライン医師用2026年版』を刊行いたしました。2024年版では大腸癌の治療に関連する全領域(内視鏡治療、外科治療、薬物療法)の改訂を実施しており、今回の改訂では、2024年版以降の2年間に蓄積された新規エビデンスに基づく限定的な改訂を行いました。日本臨床腫瘍研究グループによる二つの多施設共同研究の成果をはじめとし、国内外で行われた臨床試験の最新情報を反映しています。特に薬物療法領域においては、免役チェックポイント阻害薬や後方治療に関する第III相試験データ等、重要な新規エビデンスが多数報告されており、これらを踏まえたClinical Question(CQ)の改定を実施いたしました。
近年、切除不能大腸癌に対するBiomarker-directed therapy のエビデンスが増加し、バイオマーカー情報の臨床的重要性が高まっています。従来は延命と症状コントロールを主目的としていた薬物療法においても、一定の奏効が得られた場合には根治手術への橋渡しが可能になる認識が広まり、臨床医には、最新知識の継続的習得と多職種連携が一層求められております。一方、高齢化社会が進展する我が国においては、標準治療の忍容性が低い患者さんに対する最適治療選択が喫緊の課題であり、本改訂でも当該課題に特化した診療指針の策定に注力しております。患者さんの治療目標把握および全身状態の精緻な評価が不可欠であり、レジメンのみならず休薬や減量判断など、臨床医の裁量が重要となる症例が増加しています。
エビデンスはあくまでも治療法を選択する際の判断材料の一つです。本ガイドラインではエビデンスを中心に据えながらも、医療環境、治療法の難易、ベネフィット・リスクバランス、患者背景等を考慮して、専門委員による合意形成のもと推奨度を設定しています。本版でもこの基本理念を踏襲し、委員voting結果や意見の相違点を開示することで透明性の確保に努めています。特にCQ に取り上げられるような臨床的疑問点については、専門家間でも意見が分かれることを理解いただき、推奨度とエビデンスを参照いただきながら、患者さんならびにご家族の価値観、健康状態、社会的環境、経済的負担、アクセス面等を総合的に勘案した上で、患者さんとその家族と共に治療法を決めていただくことを願います。
2026年4月5日
大腸癌研究会会長
上野 秀樹
このたび、『大腸癌治療ガイドライン医師用2026年版』を刊行いたしました。2024年版では大腸癌の治療に関連する全領域(内視鏡治療、外科治療、薬物療法)の改訂を実施しており、今回の改訂では、2024年版以降の2年間に蓄積された新規エビデンスに基づく限定的な改訂を行いました。日本臨床腫瘍研究グループによる二つの多施設共同研究の成果をはじめとし、国内外で行われた臨床試験の最新情報を反映しています。特に薬物療法領域においては、免役チェックポイント阻害薬や後方治療に関する第III相試験データ等、重要な新規エビデンスが多数報告されており、これらを踏まえたClinical Question(CQ)の改定を実施いたしました。
近年、切除不能大腸癌に対するBiomarker-directed therapy のエビデンスが増加し、バイオマーカー情報の臨床的重要性が高まっています。従来は延命と症状コントロールを主目的としていた薬物療法においても、一定の奏効が得られた場合には根治手術への橋渡しが可能になる認識が広まり、臨床医には、最新知識の継続的習得と多職種連携が一層求められております。一方、高齢化社会が進展する我が国においては、標準治療の忍容性が低い患者さんに対する最適治療選択が喫緊の課題であり、本改訂でも当該課題に特化した診療指針の策定に注力しております。患者さんの治療目標把握および全身状態の精緻な評価が不可欠であり、レジメンのみならず休薬や減量判断など、臨床医の裁量が重要となる症例が増加しています。
エビデンスはあくまでも治療法を選択する際の判断材料の一つです。本ガイドラインではエビデンスを中心に据えながらも、医療環境、治療法の難易、ベネフィット・リスクバランス、患者背景等を考慮して、専門委員による合意形成のもと推奨度を設定しています。本版でもこの基本理念を踏襲し、委員voting結果や意見の相違点を開示することで透明性の確保に努めています。特にCQ に取り上げられるような臨床的疑問点については、専門家間でも意見が分かれることを理解いただき、推奨度とエビデンスを参照いただきながら、患者さんならびにご家族の価値観、健康状態、社会的環境、経済的負担、アクセス面等を総合的に勘案した上で、患者さんとその家族と共に治療法を決めていただくことを願います。
2026年4月5日
大腸癌研究会会長
上野 秀樹
