Copyright© KANEHARA & Co., LTD. All Rights Reserved.
高齢者がん医療Q&A 臓器別編
高齢者における各臓器のがん治療の考え方がわかる一冊!
編 集 | 日本がんサポーティブケア学会 |
---|---|
定 価 | 3,850円 (3,500円+税) |
発行日 | 2020/10/22 |
ISBN | 978-4-307-20418-7 |
B5判・260頁・図数:5枚
在庫状況 | あり |
---|
がんの平均発症年齢は60歳を超え、がん死の85%が65歳以上となっている。また、今後高齢者は増加することが予想されるにもかかわらず、高齢者のがん医療、特に治療に関しては前向きの臨床試験が少なく、確立した治療法がほとんどないのが現状である。本書は各がん種について、これまでの情報を「Q&A」の形で整理・記載し、現時点で最善と考えられる高齢者のがん治療の考え方と治療についてまとめた一冊である。
作成にあたって
I 脳腫瘍(転移性を含む)
外科治療
A.膠芽腫
Q1 高齢の膠芽腫患者に対する外科治療の意義は何か?
Q2 高齢の膠芽腫患者に対する標準的外科治療は何か?
B.中枢神経系原発悪性リンパ腫
Q1 高齢の中枢神経系原発悪性リンパ腫患者に対する外科治療の意義と標準的外科治療は何か?
Q2 高齢の中枢神経系原発悪性リンパ腫患者に対する標準的外科治療のリスク因子は何か?
C.転移性脳腫瘍
Q1 高齢の転移性脳腫瘍患者に対する標準的外科治療は何か?
Q2 高齢の転移性脳腫瘍患者に対する標準的外科治療の予後因子は何か?
放射線治療
Q1 膠芽腫に対する放射線治療の方法や予後は年齢によって異なるか?
Q2 転移性脳腫瘍に対する放射線治療の方法や予後は年齢によって異なるか?
薬物療法
Q1 高齢の脳腫瘍患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の脳腫瘍患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
II 頭頸部がん
外科治療
Q1 高齢の頭頸部がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の頭頸部がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の頭頸部がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の頭頸部がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の頭頸部がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の頭頸部がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
III 乳がん
外科治療
Q1 高齢の乳がん患者に対する集学的治療の中で外科治療の果たす役割と術式選択への配慮は何か?
Q2 高齢の乳がん患者の術後リハビリテーションで留意すべき点は何か?
Q3 高齢の乳がん患者に対するインプラントによる乳房再建の適応と注意点は何か?
Q4 高齢の乳がん患者に対する自家組織乳房再建の適応と注意点は何か?
放射線治療
Q1 高齢の乳がん患者に対する術後照射の適応と治療成績はどうか?
Q2 手術を望まないもしくは併存疾患などで手術困難な高齢の乳がん患者に対する放射線療法の適応と治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の乳がん患者に対する術前術後薬物療法の留意点は何か?
IV 肺がん
外科治療
Q1 肺がんにおける高齢者の定義と高齢者肺がん手術数の割合はどうか?
Q2 呼吸器の加齢による変化はどうか?
Q3 高齢の肺がん患者の手術適応、術式選択において留意する点は何か?
Q4 高齢の肺がん患者の縦隔リンパ節郭清において留意する点は何か?
Q5 高齢の肺がん患者の短期予後と長期予後について高齢者は若年者と異なるか?
Q6 高齢の肺がん患者の術後合併症の発生頻度はどの程度か? また、その予測モデルについて有用なものがあるか?
放射線治療
Q1 高齢の肺がん患者に対する標準的放射線療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の肺がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の肺がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の肺がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
V 消化管がん
1.総論
Q1 高齢者の消化管の加齢による生理学的な臓器機能低下はあるか?
Q2 高齢の消化管がん患者の手術に関して、患者側の問題点として挙げられるものは何か?
Q3 高齢の消化管がん患者の術後合併症発生率および再発率、生存率は非高齢者と同等か?
Q4 高齢の消化管がん患者の手術適応は非高齢者と同等でよいか?
2.食道
総論
Q1 食道がんにおける高齢者は何歳からか?
外科治療
Q1 高齢の食道がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の食道がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の食道がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の食道がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
Q3 高齢のフレイルな食道がん患者に対する放射線治療の工夫はどうするか?
薬物療法
Q1 高齢の食道がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢のStageII/III食道がん患者に対する術前化学療法は必要か?
Q3 高齢のStageIVb・再発食道がん患者に対する薬物療法は必要か?
3.胃
外科治療
Q1 高齢の胃がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の胃がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の胃がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件、治療成績はどうか?
Q2 高齢の胃がん患者に対する術後補助化学療法は有用か?
Q3 高齢の進行・再発胃がん患者に対する二次、三次薬物療法は有用か?
4.大腸(結腸・直腸)
外科治療
Q1 高齢の大腸がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の大腸がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の大腸がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の大腸がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の大腸がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の大腸がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
VI 肝胆膵がん
1.総論
Q1 高齢者の肝臓、胆管、膵臓の加齢による生理学的な臓器機能低下はどの程度あるか?
Q2 高齢の肝胆膵領域がん患者に対する手術に関して、患者側の問題点として挙げられるものは何か?
2.肝臓
外科治療
Q1 高齢の肝がん患者の術後合併症発生率および再発率、生存率は非高齢者と同等か?
Q2 高齢の肝がん患者の手術適応は非高齢者と同等でよいか?
放射線治療
Q1 高齢の進行・再発肝がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の進行・再発肝がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
IVR治療
Q1 高齢の肝がん患者に対するIVRの適応/条件は何か?
薬物療法
Q1 高齢者肝細胞がんと非高齢者肝細胞がんは異なるか?
Q2 高齢の肝細胞がん患者に対する標準的薬物療法は何歳まで可能か?
Q3 高齢の肝細胞がん患者に対する標準的薬物療法で注意することは?
Q4 高齢の肝がん患者に対する二次治療以降の標準的薬物療法は何か、適応/条件はどうか?
3.胆嚢・胆管
外科治療
Q1 高齢の胆嚢・胆管がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の胆嚢・胆管がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の胆嚢・胆管がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の胆嚢・胆管がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
4.膵臓
外科治療
Q1 高齢の膵臓がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の膵臓がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の膵臓がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の膵臓がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の膵臓がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の膵臓がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
Q3 高齢の膵臓がん患者に対して術後補助療法は推奨されるか?
Q4 高齢の切除不能・再発膵臓がん患者に対する一次薬物療法は何が推奨されるか?
VII 泌尿・生殖器腫瘍
1.腎臓
外科治療
Q1 高齢の腎がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の腎がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の腎がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の腎がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の腎がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件ならびに治療成績はどうか?
Q2 高齢の腎がん患者に対する標準的薬物療法の一次、二次治療レジメンは何か?
2.膀胱
外科治療
Q1 高齢の筋層浸潤性膀胱がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の筋層浸潤性膀胱がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の膀胱がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の膀胱がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の膀胱がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の膀胱がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
3.婦人科
外科治療
Q1 高齢の卵巣がん患者に対する手術に際し、注意すべき点は何か?
Q2 高齢の子宮頸がん患者に対する広汎子宮全摘出術は安全か?
Q3 高齢の子宮体がん患者に対する腹腔鏡手術は有用か?
放射線治療
Q1 高齢の子宮頸がん患者に対する標準的放射線治療は有用か?
Q2 高齢の婦人科がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q3 高齢の婦人科がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の婦人科がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の子宮頸がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
Q3 高齢の子宮体がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
Q4 高齢の卵巣がん患者に対する標準的化学療法は施行可能か?
Q5 高齢の卵巣がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
4.前立腺
外科治療
Q1 高齢の前立腺がん患者に対する前立腺全摘除術の適応は?
Q2 高齢の前立腺がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の前立腺がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の前立腺がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢のホルモン感受性前立腺がん患者の骨転移治療で留意すべき点は何か?
Q2 高齢の去勢抵抗性前立腺がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q3 高齢の去勢抵抗性前立腺がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
VIII 造血器腫瘍
薬物療法
A.急性白血病
Q1 AMLの治療成績から高齢者は何歳からか?
Q2 高齢者のAMLは非高齢者のAMLと生物学的に異なるか?
Q3 高齢のAML 患者の診療方針を決定する要因として重要なものは何か?
B.びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)
Q1 DLBCLにおける高齢者は何歳からか?
Q2 高齢者のDLBCLは非高齢者のDLBCL と生物学的に異なるか?
Q3 高齢のDLBCL患者の治療方針を決定する要因として重要なものは何か?
C.多発性骨髄腫
Q1 多発性骨髄腫における高齢者は何歳からか?
Q2 高齢の多発性骨髄腫患者の治療方針を決定する要因として重要なものは何か?
D.造血幹細胞移植
Q1 高齢者に対する同種移植は何歳まで可能か?
Q2 高齢者に対する自家末梢血幹細胞移植は何歳まで可能か?
Q3 造血幹細胞移植において高齢者の全身状態を評価する客観的指標はあるか?
I 脳腫瘍(転移性を含む)
外科治療
A.膠芽腫
Q1 高齢の膠芽腫患者に対する外科治療の意義は何か?
Q2 高齢の膠芽腫患者に対する標準的外科治療は何か?
B.中枢神経系原発悪性リンパ腫
Q1 高齢の中枢神経系原発悪性リンパ腫患者に対する外科治療の意義と標準的外科治療は何か?
Q2 高齢の中枢神経系原発悪性リンパ腫患者に対する標準的外科治療のリスク因子は何か?
C.転移性脳腫瘍
Q1 高齢の転移性脳腫瘍患者に対する標準的外科治療は何か?
Q2 高齢の転移性脳腫瘍患者に対する標準的外科治療の予後因子は何か?
放射線治療
Q1 膠芽腫に対する放射線治療の方法や予後は年齢によって異なるか?
Q2 転移性脳腫瘍に対する放射線治療の方法や予後は年齢によって異なるか?
薬物療法
Q1 高齢の脳腫瘍患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の脳腫瘍患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
II 頭頸部がん
外科治療
Q1 高齢の頭頸部がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の頭頸部がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の頭頸部がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の頭頸部がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の頭頸部がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の頭頸部がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
III 乳がん
外科治療
Q1 高齢の乳がん患者に対する集学的治療の中で外科治療の果たす役割と術式選択への配慮は何か?
Q2 高齢の乳がん患者の術後リハビリテーションで留意すべき点は何か?
Q3 高齢の乳がん患者に対するインプラントによる乳房再建の適応と注意点は何か?
Q4 高齢の乳がん患者に対する自家組織乳房再建の適応と注意点は何か?
放射線治療
Q1 高齢の乳がん患者に対する術後照射の適応と治療成績はどうか?
Q2 手術を望まないもしくは併存疾患などで手術困難な高齢の乳がん患者に対する放射線療法の適応と治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の乳がん患者に対する術前術後薬物療法の留意点は何か?
IV 肺がん
外科治療
Q1 肺がんにおける高齢者の定義と高齢者肺がん手術数の割合はどうか?
Q2 呼吸器の加齢による変化はどうか?
Q3 高齢の肺がん患者の手術適応、術式選択において留意する点は何か?
Q4 高齢の肺がん患者の縦隔リンパ節郭清において留意する点は何か?
Q5 高齢の肺がん患者の短期予後と長期予後について高齢者は若年者と異なるか?
Q6 高齢の肺がん患者の術後合併症の発生頻度はどの程度か? また、その予測モデルについて有用なものがあるか?
放射線治療
Q1 高齢の肺がん患者に対する標準的放射線療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の肺がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の肺がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の肺がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
V 消化管がん
1.総論
Q1 高齢者の消化管の加齢による生理学的な臓器機能低下はあるか?
Q2 高齢の消化管がん患者の手術に関して、患者側の問題点として挙げられるものは何か?
Q3 高齢の消化管がん患者の術後合併症発生率および再発率、生存率は非高齢者と同等か?
Q4 高齢の消化管がん患者の手術適応は非高齢者と同等でよいか?
2.食道
総論
Q1 食道がんにおける高齢者は何歳からか?
外科治療
Q1 高齢の食道がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の食道がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の食道がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の食道がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
Q3 高齢のフレイルな食道がん患者に対する放射線治療の工夫はどうするか?
薬物療法
Q1 高齢の食道がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢のStageII/III食道がん患者に対する術前化学療法は必要か?
Q3 高齢のStageIVb・再発食道がん患者に対する薬物療法は必要か?
3.胃
外科治療
Q1 高齢の胃がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の胃がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の胃がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件、治療成績はどうか?
Q2 高齢の胃がん患者に対する術後補助化学療法は有用か?
Q3 高齢の進行・再発胃がん患者に対する二次、三次薬物療法は有用か?
4.大腸(結腸・直腸)
外科治療
Q1 高齢の大腸がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の大腸がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の大腸がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の大腸がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の大腸がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の大腸がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
VI 肝胆膵がん
1.総論
Q1 高齢者の肝臓、胆管、膵臓の加齢による生理学的な臓器機能低下はどの程度あるか?
Q2 高齢の肝胆膵領域がん患者に対する手術に関して、患者側の問題点として挙げられるものは何か?
2.肝臓
外科治療
Q1 高齢の肝がん患者の術後合併症発生率および再発率、生存率は非高齢者と同等か?
Q2 高齢の肝がん患者の手術適応は非高齢者と同等でよいか?
放射線治療
Q1 高齢の進行・再発肝がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の進行・再発肝がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
IVR治療
Q1 高齢の肝がん患者に対するIVRの適応/条件は何か?
薬物療法
Q1 高齢者肝細胞がんと非高齢者肝細胞がんは異なるか?
Q2 高齢の肝細胞がん患者に対する標準的薬物療法は何歳まで可能か?
Q3 高齢の肝細胞がん患者に対する標準的薬物療法で注意することは?
Q4 高齢の肝がん患者に対する二次治療以降の標準的薬物療法は何か、適応/条件はどうか?
3.胆嚢・胆管
外科治療
Q1 高齢の胆嚢・胆管がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の胆嚢・胆管がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の胆嚢・胆管がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の胆嚢・胆管がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
4.膵臓
外科治療
Q1 高齢の膵臓がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の膵臓がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の膵臓がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の膵臓がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の膵臓がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の膵臓がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
Q3 高齢の膵臓がん患者に対して術後補助療法は推奨されるか?
Q4 高齢の切除不能・再発膵臓がん患者に対する一次薬物療法は何が推奨されるか?
VII 泌尿・生殖器腫瘍
1.腎臓
外科治療
Q1 高齢の腎がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の腎がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の腎がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の腎がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の腎がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件ならびに治療成績はどうか?
Q2 高齢の腎がん患者に対する標準的薬物療法の一次、二次治療レジメンは何か?
2.膀胱
外科治療
Q1 高齢の筋層浸潤性膀胱がん患者に対する標準的外科治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の筋層浸潤性膀胱がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の膀胱がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の膀胱がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の膀胱がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の膀胱がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
3.婦人科
外科治療
Q1 高齢の卵巣がん患者に対する手術に際し、注意すべき点は何か?
Q2 高齢の子宮頸がん患者に対する広汎子宮全摘出術は安全か?
Q3 高齢の子宮体がん患者に対する腹腔鏡手術は有用か?
放射線治療
Q1 高齢の子宮頸がん患者に対する標準的放射線治療は有用か?
Q2 高齢の婦人科がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q3 高齢の婦人科がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢の婦人科がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q2 高齢の子宮頸がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
Q3 高齢の子宮体がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
Q4 高齢の卵巣がん患者に対する標準的化学療法は施行可能か?
Q5 高齢の卵巣がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
4.前立腺
外科治療
Q1 高齢の前立腺がん患者に対する前立腺全摘除術の適応は?
Q2 高齢の前立腺がん患者に対する標準的外科治療の治療成績はどうか?
放射線治療
Q1 高齢の前立腺がん患者に対する標準的放射線治療の適応/条件は何か?
Q2 高齢の前立腺がん患者に対する標準的放射線治療の治療成績はどうか?
薬物療法
Q1 高齢のホルモン感受性前立腺がん患者の骨転移治療で留意すべき点は何か?
Q2 高齢の去勢抵抗性前立腺がん患者に対する標準的薬物療法の適応/条件は何か?
Q3 高齢の去勢抵抗性前立腺がん患者に対する標準的薬物療法の治療成績はどうか?
VIII 造血器腫瘍
薬物療法
A.急性白血病
Q1 AMLの治療成績から高齢者は何歳からか?
Q2 高齢者のAMLは非高齢者のAMLと生物学的に異なるか?
Q3 高齢のAML 患者の診療方針を決定する要因として重要なものは何か?
B.びまん性大細胞型B細胞リンパ腫(DLBCL)
Q1 DLBCLにおける高齢者は何歳からか?
Q2 高齢者のDLBCLは非高齢者のDLBCL と生物学的に異なるか?
Q3 高齢のDLBCL患者の治療方針を決定する要因として重要なものは何か?
C.多発性骨髄腫
Q1 多発性骨髄腫における高齢者は何歳からか?
Q2 高齢の多発性骨髄腫患者の治療方針を決定する要因として重要なものは何か?
D.造血幹細胞移植
Q1 高齢者に対する同種移植は何歳まで可能か?
Q2 高齢者に対する自家末梢血幹細胞移植は何歳まで可能か?
Q3 造血幹細胞移植において高齢者の全身状態を評価する客観的指標はあるか?
序
2025年には団塊世代が75歳を迎え、後期高齢者が急速に増加する。すでにがんの平均発症年齢は60歳を超え、がん死の85%が65歳以上となっている。すなわち、2025年を待たず、がんはすでに高齢者の慢性疾患であり、その治療・ケアに医療界ばかりでなく、社会の取り組みに待ったはない。2018年3月に閣議決定された第3期がん対策推進基本計画のなかで、ライフステージにおけるがん医療において、小児・AYA世代のがんとともに高齢がん患者においてもaction plan が立てられ、具体的な施策が実施されていくものと期待されている。
一方で、研究・教育・臨床において老年腫瘍学(geriatric oncology;GO)に正面から取り組んでいる医療者・研究者は限定的である。日本臨床腫瘍学会は「高齢者のがん薬物療法ガイドライン」を2019年に発刊し、同学会の老年腫瘍学ワーキンググループが教育に取り組んでいる。また、日本がんサポーティブケア学会(JASCC)は、2018年1月より「高齢者がん医療Q&A」(以下Q&A)に着手し、同年4月に厚生労働科学研究費補助金 がん対策推進総合研究事業、「高齢者がん診療指針策定に必要な基盤整備に関する研究(研究代表者:田村和夫)」が採択され、Q&A 作成に弾みがついた。2019年5月には「高齢者がん医療Q&A 総論」が完成し、JASCCのホームページに掲載、2020年3月に冊子としてまとめた。総論の最終稿をまとめている同じ時期、2019年初めからQ&A各論、すなわち各臓器がんの治療の執筆を開始し、このたび「高齢者がん医療Q&A 臓器別編」として金原出版から発刊されることになった。
エビデンスの少ない領域で、文献検索、レビューからはじまり、多大な時間と労力を使って執筆いただいた先生方ならびにクリティカルな査読・コメントをいただいた査読者、がん関連学会に心より御礼を申しあげたい。また、ガイドラインやマニュアル本でもなく、またテキストブックでもない、すなわちエビデンスが少ないがゆえにQ&Aという形で高齢者のがん治療の現状と課題をまとめたものを冊子体として発刊するとの英断をしてくださった金原出版、特に佐々木瞳女史には感謝したい。最後に、執筆から最終稿完成にいたるまでの全工程におい
て、先生方との連絡や原稿の体裁を整えるといった細かな編集作業に携わった伊藤敬美、安部元子、熊谷悦子、生駒規子女史に深い謝意を表し、Q&Aの序とする。
2020年9月
日本がんサポーティブケア学会
「高齢者がん医療Q&A」
編集委員長 田村 和夫
2025年には団塊世代が75歳を迎え、後期高齢者が急速に増加する。すでにがんの平均発症年齢は60歳を超え、がん死の85%が65歳以上となっている。すなわち、2025年を待たず、がんはすでに高齢者の慢性疾患であり、その治療・ケアに医療界ばかりでなく、社会の取り組みに待ったはない。2018年3月に閣議決定された第3期がん対策推進基本計画のなかで、ライフステージにおけるがん医療において、小児・AYA世代のがんとともに高齢がん患者においてもaction plan が立てられ、具体的な施策が実施されていくものと期待されている。
一方で、研究・教育・臨床において老年腫瘍学(geriatric oncology;GO)に正面から取り組んでいる医療者・研究者は限定的である。日本臨床腫瘍学会は「高齢者のがん薬物療法ガイドライン」を2019年に発刊し、同学会の老年腫瘍学ワーキンググループが教育に取り組んでいる。また、日本がんサポーティブケア学会(JASCC)は、2018年1月より「高齢者がん医療Q&A」(以下Q&A)に着手し、同年4月に厚生労働科学研究費補助金 がん対策推進総合研究事業、「高齢者がん診療指針策定に必要な基盤整備に関する研究(研究代表者:田村和夫)」が採択され、Q&A 作成に弾みがついた。2019年5月には「高齢者がん医療Q&A 総論」が完成し、JASCCのホームページに掲載、2020年3月に冊子としてまとめた。総論の最終稿をまとめている同じ時期、2019年初めからQ&A各論、すなわち各臓器がんの治療の執筆を開始し、このたび「高齢者がん医療Q&A 臓器別編」として金原出版から発刊されることになった。
エビデンスの少ない領域で、文献検索、レビューからはじまり、多大な時間と労力を使って執筆いただいた先生方ならびにクリティカルな査読・コメントをいただいた査読者、がん関連学会に心より御礼を申しあげたい。また、ガイドラインやマニュアル本でもなく、またテキストブックでもない、すなわちエビデンスが少ないがゆえにQ&Aという形で高齢者のがん治療の現状と課題をまとめたものを冊子体として発刊するとの英断をしてくださった金原出版、特に佐々木瞳女史には感謝したい。最後に、執筆から最終稿完成にいたるまでの全工程におい
て、先生方との連絡や原稿の体裁を整えるといった細かな編集作業に携わった伊藤敬美、安部元子、熊谷悦子、生駒規子女史に深い謝意を表し、Q&Aの序とする。
2020年9月
日本がんサポーティブケア学会
「高齢者がん医療Q&A」
編集委員長 田村 和夫
- 医書.jpで購入される方は
こちらから (外部サイトに移動します) - M2PLUSで購入される方は
こちらから (外部サイトに移動します)