日本消化器病学会専門医資格認定試験問題・解答と解説 第8集
専門医試験問題とその解説を収載。問題演習を積み重ねて試験に臨もう!
編 集 |
日本消化器病学会 |
定 価 |
3,850円 (3,500円+税) |
発行日 |
2018/03/01 |
ISBN |
978-4-307-10188-2 |
B5判・88頁・図数:13枚
日本消化器病学会の専門医試験問題とその解説を58問分収載。同会の専門医資格取得を目指す医師の受験勉強をサポートします。本書は1998年に『日本消化器病学会認定医資格認定試験問題・解答と解説 第1集』として刊行されて以来、2003年から『日本消化器病学会専門医資格認定試験問題・解答と解説 第3集』と改称し、今回『第8集』が刊行されました。バックナンバーでさらに問題演習を積み重ねることもおすすめです。
A.食道 問題 1〜 9
B.胃 問題10〜18
C.腸 問題19〜31
D.肝 問題32〜45
E.胆 問題46〜49
F.膵 問題50〜57
G.その他 問題58
解答用紙・解答一覧
このたび、『日本消化器病学会専門医資格認定試験問題・解答と解説 第8集』が刊行の運びとなりました。八尾恒良元理事のご尽力により1998年に第1集が発行されて以来、本版で全8集が発行されたことになります。この間、認定医から専門医へと呼称が変わり、実際の消化器診療にも大きな変化がありました。それに対応するように、試験問題とその解説内容も様変わりしております。
第8集では日本消化器病学会雑誌2015年(第112巻)1号から2017年(第114巻)6号までに掲載された試験問題とその解答・解説がまとめられています。専門医試験に出題された問題の中から特に理解しておくべきものを専門医試験問題選定委員会委員の先生方に選定いただき、和文誌編集委員会委員の先生方に解答と解説をご執筆いただくという形式で学会誌に掲載してまいりました。両委員会の皆様この場をお借りして厚く御礼申し上げます。
さて、消化器病学会に関連する領域は、上部・下部消化管疾患、肝疾患、胆膵疾患、腹膜疾患など広い分野の疾患を網羅しています。さらに、各領域に腫瘍性疾患、炎症性疾患、機能性疾患など多彩な疾病が含まれており、学ぶべきことは膨大です。すなわち、病態とそれに関する基礎的事項を理解し、診断法や治療法の進歩、新たな疾患概念などの最新情報を収集して臨床に活用することは、消化器病を取り扱う医師にとって必須といえます。さらに、専門医ともなればこれらの情報を整理し、消化器領域の疾病に関して迅速かつ的確な診断・治療を施すことが当然といえます。
第8集においても、各分野のエキスパートに先生に「専門医が知っておくべき知識」を要領よくまとめていただきました。専門医資格認定試験受験に向けた参考書としてのみならず、消化器病学会専門医として活躍するためのバイブル的な役割を果たすものと確信しております。
本書を介して消化器病の基本的な知識と診療の最先端の情報を読者の皆様に提供することで、本邦の消化器病診療の均てん化とレベルアップを期待しております。熟読いただくことを心よりお願い申し上げます。
2018年3月
日本消化器病学会機関誌編集委員会
担当理事 坂本 直哉
日消誌編集委員長 松本 主之