食事療法のすべて 第2版 医療スタッフ指導の手引き

中田 福市 / 中田 貴久子
定 価 2,530円
(2,300円+税)
発行日 2001/01/20
ISBN 978-4-307-10106-6

AB判・112頁

在庫状況 なし

改訂第2版の序
治療食は、エネルギー、塩類・蛋白質及び脂肪の制限食と一般食に区別される。
一般食はもちろんであるが、各制限食は、日本人の栄養所要量「食事摂取基準」をもとに、個人の病態・栄養状態、生活状況等を十分に顧慮して作られる。
食生活は、社会の変遷、文明の移り変わりに伴って変化する。それ故に、5年ごとに国民栄養調査を行い、健康との関わりにおいて基準値を見直してきた。
平成12年から5年間使用する日本人の栄養所要量「食事摂取基準」がこのたび改定された。
改定の要点は、過剰摂取予防の観点から「許容上限摂取量」がもうけられたことである。また、がん、心臓病、糖尿病などの生活習慣病が健康問題として大きな課題となっており、その予防のために食生活の改善が提示されている。
新しくなった食生活指針は、「楽しい食事のすすめ」が主題である。従来1日30品目以上の食品を摂るよう勧められてきたが、誤解を招きやすいため「主食、主菜、副菜からそれぞれ1つずつ食べよう」と一般に分かり易い呼びかけとなっている。
本書の改訂第2版では、以上の日本人の栄養所要量第6改定を顧慮し、主として別表の改訂が主な点である。また、糖尿病診断基準の変更があったので、新しい基準に改めた。
■はじめに
■考え方と構成
■エネルギー制限食
糖尿病食
肥満症食
■塩類・蛋白質制限食
急性腎不全食
急性腎炎食
慢性腎不全食
ネフローゼ症候群食
妊娠中毒症食
高血圧症食
心臓病食
痛風食
■脂肪制限食
高脂血症食
■一般食
肝不全食
胃・腸病食
■別表
25表