乳腺画像診断法
				X線・超音波と病理
				
				
				 
				
				
	
	
		
			| 編 著 | 松江  寛人 / 廣田  映五 | 
		
			| 著 | 村松 幸男 / 宮川 国久 / 田仲 隆 | 
		
			| 定 価 | 9,680円 (8,800円+税)
 | 
		
			| 発行日 | 2004/07/20 | 
		
			| ISBN | 978-4-307-07074-4 | 
		
		B5判・268頁・図数:695枚
		
		
	
		 
		 
			
	
		 乳腺診断に携わる人たちが乳腺の画像を理解しやすいように画像を中心とした図譜「乳腺診断アトラス」が出版されてから16年経つが,現在でもX線と超音波の写真は評価が高く,いまだにこの著書が多くの方々に利用されている。
 しかし,X線も超音波も装置は16年前と現在とではかなり異なっている。当時の超音波検査には水浸式機械走査法装置が用いられていたが,現在では走査法が全く違う電子走査法装置が一般的になっている。X線に関しては基本的にはほとんど変わらないが,撮影装置部分で新しいX線管やステレオ撮影装置などが開発され,撮像方式としてデジタル・ラジオグラフィが用いられるようになった。また,最近CTやMRIが乳腺の診断に導入され,普及しつつある乳がんの乳房温存手術の適応決定に際して,重要な役割を果たすようになってきている。
 新版「乳腺画像診断法」は「乳腺診断アトラス」に掲載されている貴重な症例の写真をそのまま利用,これら新しい事項にわかりやすい解説を加えたものである。総論で検査装置と検査法について記述し,各論ではすべての症例にX線,超音波,病理の写真を掲載,診断法について解説した。乳がん検診の精度向上に本書をお役立て頂きたい。
		おもな内容 
■総  論 
 X線検査法(CT・MRIを含む)/超音波検査法/X線診断の基礎と要点/超音波診断の基礎と要点/乳腺疾患の診断におけるX線,超音波,CT,MRI検査の役割/乳腺腫瘍の病理 
■正常乳腺 
 乳房の画像解剖 
■良性疾患 
 乳腺症/嚢胞/乳頭腫/線維腺腫/葉状腫瘍/その他の良性疾患/豊胸術の異物 
■乳  癌 
 乳癌の典型例/病理組織による分類/特殊な形態をした乳癌/早期乳癌/乳癌の石灰化/切除標本の石灰化巣のX線像/乳管造影による診断/経過観察例/術前化学療法の施行例/多発乳癌/診断困難な乳癌/その他の悪性腫瘍 
■CTおよびMRIによる診断 
 CTとMRIによる乳癌像の比較/CT・MRIによる乳腺腫瘍の良・悪性の鑑別−線維腺腫と乳癌/乳管内進展の乳癌/潜在性乳癌 
読者対象:乳腺検査に携わる方々,乳腺診断を学ぶ方々