科学的根拠に基づく 口腔癌診療ガイドライン2013年版 第2版 構造化抄録 CD-ROM付

最新の口腔癌治療指針を示したガイドライン、4年ぶりの改訂版。

編 集 日本口腔腫瘍学会 口腔癌治療ガイドライン改訂委員会 / 日本口腔外科学会 口腔癌診療ガイドライン策定委員会 合同委員
定 価 4,180円
(3,800円+税)
発行日 2013/05/27
ISBN 978-4-307-45012-6

B5判・180頁・図数:13枚

在庫状況 なし

4年ぶりの改訂となる2013年版では、近年進歩が著しい「化学放射線療法」について内容を新しくした他、「センチネルリンパ節生検」「放射線治療と抜歯」「免疫療法」「リハビリテーション」「疼痛管理」など多くの項目をより充実させた。さらに、図表が増え見やすくなっている。2010年に刊行された「口腔癌取扱い規約」との整合をはかりつつ、新たな知見を加えて内容を精査し、最新の治療指針を示したガイドラインとなった。
本ガイドラインについて

口腔癌診療ガイドライン2013年版作成の手順に関して
 
第1章 口腔癌診療アルゴリズム

第2章 疫学
CQ2-1 わが国における口腔癌の罹患者数はどのくらいか?
CQ2-2 わが国における口腔癌の好発部位はどこか?
CQ2-3 口腔癌の危険因子は何か?
CQ2-4 口腔癌の前癌病変である白板症の癌化率はどのくらいか?
CQ2-5 重複癌の好発部位と発生頻度は?

第3章 診断
I.臨床診断
CQ3-1 口腔癌の臨床型分類はどのようなものが有用か?
CQ3-2 内向型の舌癌は外向型や表在型に比べて頸部リンパ節転移の可能性は高いか?
CQ3-3 表在型と内向型の舌癌は、外向型に比べて原発巣再発頻度が高いか?
CQ3-4 触診による頸部リンパ節転移の診断はどの程度可能か?
II.画像診断
 1. T因子の画像診断
 2. N因子の画像診断
 3. M因子の画像診断
 4. その他の画像診断
CQ3-5 舌癌原発巣の病期決定(T分類)にはどのような画像検査が勧められるか?
CQ3-6 舌癌原発巣の画像上の厚みや深さは頸部リンパ節転移と関連するか?
CQ3-7 下顎歯肉癌原発巣の病期決定(T分類)にはどのような画像検査が勧められるか?
CQ3-8 下顎歯肉癌原発巣の骨吸収型は臨床経過と関連するか?
CQ3-9 口腔癌の頸部リンパ節転移(N分類)の評価にはどのような画像検査が勧められるか?
CQ3-10 口腔癌の遠隔転移(M分類)の評価にはどのような画像検査が勧められるか?
III. 病理診断
 1. 検査法
 2. 上皮内癌を含めた口腔癌早期病変の考え方と変遷
 3. 組織学的悪性度評価と浸潤様式
CQ3-11生検から口腔癌の診断・治療に対してどのような情報が得られるか?
CQ3-12 口腔癌の浸潤様式は予後の判定に有用か?
CQ3-13 口腔癌の外科的治療において術中迅速病理診断は有用か?
CQ3-14 口腔癌において切除断端に異形上皮を認めた症例の再発率は高いか?

第4章 原発巣の治療
Ia. 外科療法−切除術
 1. 舌癌
 2. 口底癌
 3. 頬粘膜癌
 4. 下顎歯肉癌
 5. 上顎歯肉癌・硬口蓋癌
 符.気管切開
CQ4-1 口腔癌の原発巣切除における適切な安全域は?
CQ4-2 Pull-through operationはどのような症例に適応されるか?
CQ4-3 舌癌の周辺病巣に対してヨード生体染色を行ってヨード不染域を含めて切除した症例は、ヨード生体染色を行わずに切除した症例と比較して原発巣再発率が低いか?
CQ4-4 下顎骨合併切除はどのような口底癌症例に必要か?
CQ4-5 下顎歯肉癌の骨浸潤(骨吸収)が歯槽部にとどまっている症例には、辺縁切除が適応できるか?
Ib.外科療法−再建術
 1. 軟組織の再建方法
 2. 顎骨の再建方法
CQ4-6 舌癌切除後欠損に対する再建方法で、遊離組織移植(血管柄付き組織移植)は有茎(筋)皮弁に比べて術後の機能は優れているか?
CQ4-7 血管柄付き骨移植を用いた下顎再建は他の方法と比較して優れているか?
II. 放射線療法
 1. 小線源治療
 2. 外部照射
CQ4-8舌癌T1, T2症例に対する組織内照射法は手術療法と同等の原発巣制御率が得られるか?
III.化学放射線療法
 1. 併用方法
 2. 併用される抗腫瘍薬
 3. 投与方法
CQ4-9 進行口腔癌において、化学放射線療法は、根治治療として応用することが可能か?
CQ4-10 切除可能進行口腔癌において、化学放射線療法の原発巣・頸部制御率および生存率は放射線療法および外科療法と比較して高いか?
CQ4-11 切除不能進行口腔癌において、化学放射線療法の原発巣・頸部制御率および生存率は放射線療法単独と比較して高いか?
Q4-12 超選択的動注化学放射線療法は、どのような症例に有効か?

第5章 頸部転移巣の治療
 1. 頸部リンパ節のレベル分類
 2. 頸部廓清術の基本術式
 3. 頸部廓清術の適応
 4. 頸部廓清術の補助療法
 5. その他の治療法
CQ5-1 N0症例に対する予防的頸部郭清術はどのような症例に適応されるか?
CQ5-2 Level I に転移した口腔癌N1症例に対して、肩甲舌骨筋上頸部郭清術は応用できるか?
CQ5-3 頸部廓清術標本の病理組織学的検索では、どのような転移様相の場合に予後不良となるか?

第6章 術前・術後の補助療法
 1. 術前補助療法
 2. 術後補助療法
CQ6-1 切除可能進行口腔癌(stageIII、IVA)における術前治療は、原発巣・頸部制御率および生存率を改善するか?
CQ6-2 局所進行口腔癌(T3、4)に対する術前治療は縮小手術を可能とするか?
CQ6-3 口腔癌術後再発高危険症例において、術後補助療法は原発巣・頸部制御率および生存率を改善するか?

第7章 支持療法とリハビリテーション
 1.治療開始時から摂食・嚥下リハビリテーションおよび術後の上肢挙上訓練の導入
 2.治療開始時からの口腔ケア
 3.治療後のQOL評価
 4.術後の摂食・嚥下リハビリテーションと舌接触補助床
 5.放射線治療と抜歯
CQ7-1摂食・嚥下リハビリテーションの導入は、術後の機能の向上に有用か?
CQ7-2 口腔癌治療における口腔ケアは合併症の予防に有用か?
CQ7-3口腔癌治療後のQOL評価にはどのような方法があるか?
CQ7-4舌接触補助床は術後の機能改善に有用か?
CQ7-5 放射線照射野内の抜歯は避けるべきか?

第8章 治療後の経過観察
CQ8-1 口腔癌一次治療後の適切な経過観察の間隔と期間はどのくらいか?
CQ8-2 治療後の経過観察で推奨される検査法は何か?

第9章 再発癌の治療
 1. 外科療法
 2. 放射線療法、化学放射線療法
 3. 化学療法
 4. 分子標的治療、遺伝子治療
 5. 免疫療法
CQ9-1 口腔癌の根治治療後の再発癌に対する治療法と治療成績は?

第10章 緩和医療
 1. 疼痛管理
 2. 出血
 3. 栄養療法
 4. がん合併症の管理・緊急医療
 5. 精神状態の緩和
CQ10-1 口腔癌末期患者に対する有効な疼痛管理にはどのようなものがあるか?

索引