メニエール病診療ガイドライン 2011年版

メニエール病の統一的な診療基準を示した初のガイドライン

編 集 厚生労働省難治性疾患克服研究事業 / 前庭機能異常に関する調査研究班(2008〜2010年度)
定 価 2,592円
(2,400円+税)
発行日 2011/03/30
ISBN 978-4-307-37103-2

B5判・88頁・図数:18枚・カラー図数:1枚

在庫状況 あり

厚労省研究班によるメニエール病の統一的な診療基準を示した初のガイドライン。診断基準、診断・治療の実際を質疑応答形式で解説した44題のQ&A、疫学・歴史的経過など、メニエール病の理解に必要な事項を簡潔に呈示した。耳鼻咽喉科医師のほか、発作時に受診の可能性のある内科、神経内科、脳外科、総合診療科などの医師にも理解しやすいよう、耳鼻咽喉科専門用語の解説を加えるなどの配慮もされている。
診療ガイドラインの発刊にあたって

1.メニエール病の診断基準

2.メニエール病診療アウトライン

3.メニエール病診療の質疑応答集
 1)メニエール病の基本的概念
  Q1-1 メニエール病の病名の由来は?
  Q1-2 基本的にメニエール病はどのような疾患なのか?
  Q1-3 内リンパ水腫とはどのような病態なのか?
 2)メニエール病の症状−めまいについて
  Q2-1 メニエール病のめまいは回転性が多いと言われているが?
  Q2-2 メニエール病のめまいの誘因、随伴症状は?
  Q2-3 メニエール病のめまい持続時間は?
  Q2-4 メニエール病のめまい発作の回数、めまいの程度は?
  Q2-5 メニエール病のめまい症状は発作期以後はどうなるのか?
 3)メニエール病の症状−聴覚症状について
  Q3-1 メニエール病発作時の聴覚症状はどのようなものか?
  Q3-2 聴覚症状はめまい発作のどの時期に発現するのか?
  Q3-3 聴覚症状はめまい発作後(間歇期)にはどうなるのか?
 4)急性期めまい症例への対応
  Q4 急性期めまい症例に対してどのように対応するのか?
 5)メニエール病発症時−初回発作への対応
  Q5-1 急性めまい患者が来院した。外傷などの特別な誘因はなく、めまいの少し前から右の難聴を訴えている。この患者は今回が初めてのめまい発作であり、これまで難聴の既往もない。どのように対応すればよいか?
  Q5-2 初回発作後にはどのように対応するか?
  Q5-3 初回発作でメニエール病を強く疑う所見は何か? また、この時期から内リンパ水腫を対象とした治療を行ってもよいか?
  Q5-4 初回発作が定型的でなく不明確であった症例が後に定型的なメニエール病に移行する例はあるか? また、経過中に症状が非定型的となる例はあるか?
 6)メニエール病の診断と病態評価に必要な検査
  Q6-1 メニエール病の診療に必要な検査にはどのようなものがあるか?
  Q6-2 メニエール病に対する平衡機能検査はどのように行い、その所見をどのように評価するか?
  Q6-3 メニエール病に対する聴覚検査はどのように行い、その所見をどのように評価するか?
  Q6-4 内リンパ水腫推定検査とはどのようなものか?
  Q6-5 内リンパ水腫推定検査の陽性率はどの程度か?
  Q6-6 メニエール病における画像検査の必要性は?
 7)メニエール病診断確定後の診療
  Q7-1 メニエール病の発作再発時にはどのように対応するか?
  Q7-2 メニエール病のめまい発作予防のための治療にはどのようなものがあるか?
  Q7-3 メニエール病患者に対する生活指導はどのように行うのか?
  Q7-4 メニエール病発作予防の薬物治療はどのように行うのか?
  Q7-5 メニエール病に対する中耳加圧治療とはどのようなものか?
  Q7-6 内リンパ嚢開放手術はどのような手術か?
  Q7-7 選択的前庭機能破壊手法(術)はどのような考え方の治療法か?
  Q7-8 選択的前庭機能破壊後に運動時の不安定感・ふらつき、暗所歩行の不安定、片足での着衣ができないなどの症状が続いている。どうすればよいか?
  Q7-9 メニエール病長期経過例での難聴、耳鳴などの聴覚障害の治療とその効果は?
  Q7-10 メニエール病が両側化した場合の治療はどうするのか?
  Q7-11 これまで述べられてきたメニエール病の治療に関するエビデンスは?
  Q7-12 メニエール病治療に抗ウイルス薬が有効であるとの報告があるがどうか?
  Q7-13 メニエール病に対する減塩、減量、サプリメントなどの有効性はどうか?
 8)メニエール病非定型例と周辺疾患
  Q8-1 メニエール病診断基準に定義されている非定型例はどのような概念の分類なのか?
  Q8-3 メニエール病の周辺疾患と考えられるレルモワイエ症候群、遅発性内リンパ水腫とメニエール病確実例、非定型例との関係はどのように考えればよいのか?
  Q8-4 メニエール病に関連した難聴疾患である、突発性難聴、急性低音障害型感音難聴とメニエール病診断基準との関連はどうか?
  Q8-5 原因が明らかでメニエール病には含まれないが、メニエール病と類似の症状を示し、内リンパ水腫の可能性が高い疾患にはどのようなものがあるか?
 9)遅発性内リンパ水腫について
  Q9-1 遅発性内リンパ水腫はどのような疾患か?
  Q9-2 遅発性内リンパ水腫に対する臨床的対応は?
 10)メニエール病の鑑別診断
  Q10 急性期、間歇期を含めて、メニエール病と鑑別を要する疾患にはどのようなものがあるのか?
 11)メニエール病の重症度分類
  Q11 メニエール病の重症度はどのように分類されるのか?
 12)メニエール病に関連した耳鼻咽喉科用語解説
 13)メニエール病治療に関する論文抄録集

4.メニエール病の疫学的特徴

5.メニエール病の歴史的経過と基礎的研究

診療ガイドライン出版の経過

索引