臨床工学技士標準テキスト 第3版

最新情報を追加し大幅ボリュームアップ。国試対策はこの1冊で!

編 集 小野 哲章 / 峰島 三千男 / 堀川 宗之 / 渡辺 敏
定 価 7,560円
(7,000円+税)
発行日 2016/12/27
ISBN 978-4-307-77177-1

B5判・786頁・図数:460枚・カラー図数:7枚

在庫状況 なし

本書は2002年の初版以来、臨床工学技士の卒前・卒後教育のみならず、現場で医療機器に係わる看護師等の卒後教育にも多大な貢献をしてきた。第3版では、平成24年版国試出題基準および医用機器安全管理で重要なJIS T 0601-1の2014年版に対応。医学・工学両領域の最新情報を盛り込み、さらにボリュームアップした。変化の速い医療現場にマッチした人材育成に役立つテキストで、国試対策も完璧!
第1編 専門基礎科目

I.医学概論 
 1.医学・医療の歴史
 2.医療技術の進歩
 3.医の倫理
 4.医学の進歩と倫理
 5.医療の質の確保
 6.医療事故の防止

II.公衆衛生学
 1.公衆衛生の概念 
 2.疫学と衛生統計
 3.保健活動
 4.健康保持増進
 5.社会保障制度
 6.生活環境

III.人の構造と機能
 1.細胞と組織
 2.骨格と骨格筋
 3.血液と体液
 4.呼吸器系
 5.心臓と脈管系
 6.消化と吸収
 7.尿の生成と排出
 8.内分泌
 9.神経系
10.感覚
11.生殖

IV.病理学概論
 1.病理学とは―その医学・医療における意義
 2.病理学の歴史
 3.病因
 4.細胞傷害の機序とその反応
 5.循環障害
 6.炎症
 7.免疫異常
 8.腫瘍
 9.遺伝性疾患

V.臨床生化学 
 1.代謝と栄養素
 2.酵素の働き
 3.糖質代謝と生理的意義
 4.脂質代謝と生理的意義
 5.アミノ酸・タンパク質代謝と生理的意義
 6.ヌクレオチド代謝と核酸
 7.ビタミン
 8.水とミネラル
 9.エネルギー代謝

VI.臨床免疫学 
 1.免疫の仕組み
 2.免疫に関係する疾患
 3.移植免疫
 4.腫瘍と免疫
 5.輸血と血液型
 6.臨床検査法

VII.臨床薬理学 
 1.総論
 (薬物と医薬品、薬物動態、など)
 2.各論
 (中枢神経系に作用する薬、など)

VIII.臨床検査概論 
 1.臨床検査の概念と広がり
 2.臨床検査値の解釈

IX.医用電気工学 
 1.電磁気学
 2.直流回路
 3.交流回路
 4.過渡現象
 5.電力装置185

X.医用電子工学 
 1.電子回路
 2.トランジスタ・ダイオードの基本動作
 3.実際の増幅回路
 4.演算増幅器
 5.ディジタル回路
 6.電源回路
 7.通信工学

XI.情報処理工学
 1.情報処理工学の目的
 2.信号処理
 3.情報表現と論理演算
 4.コンピュータハードウェア
 5.コンピュータソフトウェア
 6.コンピュータネットワーク

XII.システム工学 
 1.システムとは何か
 2.生体システム
 3.システムと制御

XIII.医用機械工学 
 1.医用機械工学序論
 2.機械力学
 3.流体力学
 4.生体内の流れ
 5.波動と音波・超音波
 6.熱現象と熱力学

XIV.生体物性工学 
 1.生体の構造と特性
 2.生体の電気的特性
 3.生体と電磁界
 4.生体と放射線
 5.生体の力学的特性
 6.生体の流体力学的特性
 7.生体の熱的特性
 8.生体の光学的特性
 9.生体における輸送現象

XV.生体材料工学
 1.医用材料の条件
 2.安全性テスト
 3.生体との相互作用
 4.医用材料の種類


第2編 専門科目

I.生体機能代行装置学
はじめに
A.体外循環装置 
 1.人工心肺装置の構成機器と機能・目的
 2.人工心肺の病態生理
 3.人工心肺操作の実際
 4.人工心肺の事故と対策
 5.補助循環装置
B.呼吸療法装置309
 1.人工呼吸療法
 2.高気圧酸素治療
C.血液浄化装置
 1.血液透析
 2.血液透析以外の腎不全治療
 3.腎不全治療以外の血液浄化療法(アフェレシス療法)

II.医用治療機器学
 1.治療の基礎
 2.電磁気治療機器
 3.機械的治療器
 4.光治療機器
 5.超音波治療機器
 6.内視鏡機器
 7.熱治療機器

III.生体計測装置学 
 1.生体計測の基礎―計測論
 2.生体情報の計測要件
 3.計測器の構成とその特性
 4.生体計測の雑音対策
 5.生体電気・磁気現象の計測
 6.生体の物理・化学現象の計測
 7.外部から与えた物理的エネルギーを媒体とする生体計測
 8.検体計測

IV.医用機器安全管理学
 1.臨床工学技士と安全管理 
 2.各種エネルギーの人体への危険性
 3.安全基準
 4.電気的安全性の測定
 5.ME安全管理技術
 6.医療ガス
 7.システム安全
 8.電磁環境

V. 臨床医学総論
A.内科学概論
 1.内科学的疾患へのアプローチ
 2.症候と病態生理
 3.全身疾患の病態生理
 4.応急・救急処置
B.外科学概論
 1.外科学手術概論
 2.創傷治療
 3.消毒、滅菌
 4.患者管理
 5.外傷、熱傷
C.呼吸器学
 1.感染性肺疾患
 2.新生物
 3.閉塞性肺疾患
 4.拘束性換気障害
 5.呼吸不全
 6.肺循環疾患
 7.その他の呼吸器疾患
D.循環器学
 1.心臓病学
 2.血管病学
E.腎臓・泌尿・生殖器系
 1.腎臓・泌尿器の役割
 2.腎疾患・泌尿器科疾患の症候・病態生理
 3.内科的疾患
 4.泌尿器科的疾患
 5.生殖器の腫瘍
 6.腎不全
 7.電解質異常
F.代謝疾患・内分泌疾患
 1.先天性代謝異常症
 2.後天性代謝異常症
 3.ビタミン疾患
 4.代謝性骨疾患
 5.内分泌疾患
G.消化器学
 1.食道疾患
 2.胃疾患
 3.腸疾患
 4.肝疾患
 5.胆道疾患
 6.膵疾患
 7.腹膜疾患
H.血液学
 1.血液について
 2.赤血球の疾患
 3.白血球の疾患
 4.造血器腫瘍
 5.リンパ球系の疾患
 6.血小板の疾患
 7.血漿中の凝固因子の疾患
 8.輸血
I.神経病学
 1.神経系の障害でみられる主な症状
 2.神経学的診断と補助診断
 3.主な神経疾患
J.感染症
 1.感染症とは
 2.微生物の概要
 3.主な病原微生物と感染症
K.麻酔・集中治療医学
 1.麻酔科学
 2.集中治療医学
 3.救急医療
 4.滅菌消毒学

VI. 関係法規 
 1.医療関係職種に関する法律
 2.医療法
 3.医薬品医療機器等法(旧薬事法)
 4.医療機関等における医療機器の立会いに関する基準
 5.その他の法律・条約など

臨床工学技士法
臨床工学施行令
臨床工学施行規則
臨床工学技士基本業務指針2010
索引
 『臨床工学技士標準テキスト』は、平成14年の初版刊行以来、平成24年第2版、そして平成26年第2版増補の刊行を行い、臨床工学技士の卒前教育のみならず、医療現場で医療機器に係わる臨床工学技士、看護師等の医療職種の卒後教育に多大な貢献をしてきた。
 第2版および第2版増補では、この間に行われた臨床工学技士の業務指針の改定(平成22年)、新国家試験出題基準の発行(平成23年)、臨床工学技士に関係する日本工業規格の改正等が行われたこと、また医療現場で用いられる医療機器の質と量の変化、それに関係した新しい医療技術の導入されていること等を考慮して改訂が行われた。
 第3版では、第2版および第2版増補で詳細に解説できなかった項目等の見直しを重点的に行った。同時に、大きく変わりつつある臨床工学技士を取り巻く環境に適したテキストとなるよう努めた。
 臨床工学技士を目指す学生はもとより、すでに医療現場で活躍している臨床工学技士や医療機器に係わるさまざまな医療職種の方々に、知識の整理や臨床工学の入門書として活用していただければ幸いである。

平成28年11月
編集委員
渡辺 敏 小野 哲章 堀川 宗之 峰島三千男