がんのリハビリテーションガイドライン

本邦初!「がんと共存する時代」の切れ目のない患者支援に必須のガイドライン!!

編 集 日本リハビリテーション医学会 / がんのリハビリテーションガイドライン策定委員会
定 価 3,024円
(2,800円+税)
発行日 2013/04/30
ISBN 978-4-307-75035-6

A4判・180頁

在庫状況 あり

がん患者のリハビリテーションに関する臨床上の問題を設定し、平成22年度診療報酬改定で新設された「がん患者リハビリテーション料」に記載されている8項目の内容を全て含んだ、包括的ガイドライン。症状緩和や心理・身体面のケアから療養支援、復職支援などの社会的サポート体制の構築、治癒を目指した治療からQOLを重視したケアまで、切れ目のない支援を行うために役立つ。全国のがん診療に携わる医療スタッフ必読。
本ガイドラインについて
 1:目的
 2:がんのリハビリテーション(Cancer Rehabilitation)の定義について
 3:利用にあたっての注意点
 4:対象とする患者
 5:対象とする利用者
 6:作成過程
 7:ガイドラインの妥当性に対する作成委員会外部からの評価
 8:改訂版の予定
 9:資金
 10:利益相反

第1章 総論・評価
 CQ 01:がん患者のリハビリテーションに関するガイドラインは存在するか?
 CQ 02:がん患者の全身機能、日常生活動作(ADL)評価の方法は?

第2章 食道がん、肺がん、胃がん、肝臓・胆嚢・膵臓がん、大腸がん、前立腺がんと診断され、治療が行われる予定の患者または行われた患者
 CQ 01:開胸・開腹術を施行される予定の患者に対して、術前から呼吸リハビリテーションを行うと、行わない場合に比べて術後の呼吸器合併症が減るか?
 CQ 02:開胸・開腹術を施行される予定の患者に対して、術前から呼吸リハビリテーションの指導を行うと、行わない場合に比べて術後の入院期間が減るか?
 CQ 03:開胸・開腹術を施行された患者に対して、肺を拡張させる手技を含めた呼吸リハビリテーションを行うと、行わない場合に比べて、呼吸器合併症が減るか?
 CQ 04:開胸・開腹術を施行された患者に対して、荷重側肺障害の予防を行うと、行わない場合に比べて術後の肺機能を改善することができるか?
 CQ 05:開胸・開腹術を施行された患者に対して、気管支鏡による排痰を行うと、行わない場合に比べて術後の呼吸器合併症が減るか?
 CQ 06:開胸・開腹術を施行された患者に対して、早期離床・歩行訓練を行うと、行わない場合に比べて術後の呼吸器合併症が減るか?
 CQ 07:胸部食道がんの患者に対して、手術後に摂食・嚥下リハビリテーションを行うと、行わない場合に比べて肺炎の発症率が減るか?
 CQ 08:消化器がん初回治療後の患者に対して、運動療法を行うと、行わない場合に比べて免疫系が賦活されるか?
 CQ 09:前立腺がんで放射線療法や内分泌療法を施行中の患者に対して、運動療法を行うと、行わない場合に比べて運動機能やQOLが向上するか?
 CQ 10:前立腺がんで手術を施行された患者に対して、骨盤底筋体操を行うと、行わない場合に比べて尿失禁を改善することができるか?

第3章 舌がん、口腔がん、咽頭がん、喉頭がんと診断され、治療が行われる予定の患者または行われた患者
 CQ 01:頭頸部がん領域の発話明瞭度、摂食・嚥下障害、副神経麻痺による機能障害・ADL、およびQOLについて、系統的な評価を行うことは必要か?
 CQ 02:頭頸部がん手術後の摂食・嚥下障害に対して、嚥下造影検査および嚥下内視鏡検査による評価を行うことは、行わない場合に比べて、摂食・嚥下訓練を行ううえで有用か?
 CQ 03:舌がん・口腔がん術後の摂食・嚥下障害に対して、摂食・嚥下訓練を行うと、行わない場合に比べて、経口摂取が可能となる時期が早くなるか?
 CQ 04:咽頭がん術後の摂食・嚥下障害に対して摂食・嚥下訓練を行うと、行わない場合に比べて、経口摂取が可能となる時期が早くなるか?
 CQ 05:喉頭がん術後の嚥下障害に対して摂食・嚥下訓練を行うと、行わない場合に比べて、経口摂取が可能となる時期が早くなるか?
 CQ 06:舌がん・口腔がん術後の構音障害に対して構音訓練を行うと、行わない場合に比べて、構音障害を改善することができるか?
 CQ 07:咽頭・喉頭がん術後の喉頭全摘出術後の患者は代用音声の訓練を行えば、代用音声を獲得できるか?
 CQ 08:頭頸部がん患者に対して頸部リンパ節郭清後に副神経麻痺(僧帽筋麻痺)が生じた場合にリハビリテーションを行うと、行わない場合に比べて、肩関節周囲の障害の改善につながるか?
 CQ 09:頭頸部がん患者の放射線療法中・後に生じる摂食・嚥下障害に対して、嚥下造影検査による評価を行うことは、行わない場合に比べて有用か?
 CQ 10:頭頸部がん患者の放射線療法中に生じる可能性のある倦怠感や体力低下に対して、運動療法を行うことは、行わない場合に比べて、倦怠感を軽減することができるか?

第4章 乳がん、婦人科がんと診断され、治療が行われる予定の患者または行われた患者
 CQ 01:乳がん術後の患者に対して肩関節可動域訓練などのリハビリテーションを行うことは、行わない場合に比べて患側上肢機能を改善させるか?
 CQ 02:乳がん術後の患者に対して、肩関節可動域訓練などのリハビリテーションを術後5-7日から開始することは、術後0-3日に開始する場合に比べて、術後の有害事象を軽減させるか?
 CQ 03:乳がん術後の患者に対して、リハビリテーションを行うことは、行わない場合に比べて患側リンパ浮腫を予防できるか?
 CQ 04:乳がん術後の化学療法・放射線療法中もしくは治療後の患者に対して運動療法を行うと、行わない場合に比べて身体活動性や心肺機能を改善させるか?
 CQ 05:乳がん術後の化学療法・放射線療法中もしくは治療後の患者に対して運動療法を行うと、行わない場合に比べて筋力を改善させるか?
 CQ 06:乳がん術後の患者に対して、化学療法・放射線療法中もしくは治療後に運動療法を行うと、行わない場合に比べて倦怠感を改善させるか?
 CQ 07:乳がん術後の化学療法・放射線療法中もしくは治療後の患者に対して運動療法を行うと、行わない場合に比べて体組成を改善させるか?
 CQ 08:乳がん術後の化学療法・放射線療法中もしくは治療後の患者に対して運動療法を行うと、行わない場合に比べて、治療の有害反応を軽減させるか?
 CQ 09:乳がん術後の化学療法・放射線療法中もしくは治療後の患者に対して運動療法を行うと、行わない場合に比べて、抑うつ・不安などの精神心理面を改善させるか?
 CQ 10:乳がん術後の化学療法・放射線療法中もしくは治療後に運動療法を行うと、行わない場合に比べて、QOLを改善させるか?
 CQ 11:婦人科がん術後の化学療法・放射線療法中もしくは治療後に運動療法を行うと、行わない場合に比べて、体組成や精神心理面を改善させるか?

第5章 骨軟部腫瘍またはがんの骨転移と診断され、治療が行われる予定の患者または行われた患者
 CQ 01:原発性骨軟部悪性腫瘍患者に対して、手術(腫瘍摘出術、下肢切断術)、放射線療法・化学療法中もしくは治療後にリハビリテーションを行うと、行わない場合に比べて機能障害の改善やADL、QOLの向上が得られるか?
 CQ 02:四肢の悪性腫瘍に対して手術が実施される場合、患肢温存術は四肢切断術と比較して、機能予後、ADL、QOLが優れるか?
 CQ 03:転移性骨腫瘍を有する患者において、病的骨折を発生するリスクを予測することは可能か?
 CQ 04:骨転移に対して、病的骨折が生じる前もしくは生じた後に手術を行うと、行わない場合に比べて骨関連事象(SRE)の発生頻度が減少するか、もしくは、ADL、QOLを改善することができるか?
 CQ 05:骨転移を有する患者に対して、リハビリテーションを行うと、行わない場合に比べて機能障害の改善やADL、QOLの向上が得られるか?
 CQ 06:骨転移を有する患者に対して、補装具を使用すると、使用しない場合に比べて骨関連事象(SRE)の発生頻度が減少するか、もしくは、ADL、QOLを改善することができるか?
 CQ 07:骨転移を有する患者に対して、放射線療法を行うと、行わない場合に比べて骨関連事象(SRE)の発生頻度が減少するか、もしくは、ADL、QOLを改善することができるか?
 CQ 08:骨転移を有する患者に対して、ビスフォスフォネート製剤等の薬剤を使用すると、使用しない場合に比べて骨関連事象(SRE)の発生頻度が減少するか、もしくは、ADL、QOLを改善することができるか?

第6章 原発性脳腫瘍または転移性脳腫瘍と診断され、治療が行われる予定の患者または行われた患者
 CQ 01:脳腫瘍に対するリハビリテーションにおいて、系統的な評価を行うことは必要か?
 CQ 02:脳腫瘍の運動障害に対して、リハビリテーションを行うことは、行わない場合に比べて日常生活動作(ADL)、入院期間、QOLを改善させるか?
 CQ 03:脳腫瘍の高次脳機能障害に対して、リハビリテーションを行うことは、行わない場合に比べて、認知機能を改善させるか?

第7章 血液腫瘍と診断され、造血幹細胞移植が行われる予定の患者または行われた患者
 CQ 01:血液腫瘍に対して入院中に造血幹細胞移植が行われた患者に対して、化学療法・造血幹細胞移植後に運動療法を行うと、行わない場合に比べて、身体活動性や身体機能(筋力、運動耐容能など)を改善することができるか?
 CQ 02:血液腫瘍に対して入院中に造血幹細胞移植が行われた患者に対して、造血幹細胞移植後に運動療法を行うと、行わない場合に比べて、QOLを改善することができるか?
 CQ 03:血液腫瘍に対して入院中に造血幹細胞移植が行われた患者に対して、造血幹細胞移植後に運動療法を行うと、行わない場合に比べて、倦怠感を改善することができるか?
 CQ 04:血液腫瘍に対して入院中に造血幹細胞移植が行われた患者に対して、造血幹細胞移植の前後に運動療法を行うと、行わない場合に比べて、精神機能・心理面(抑うつ、不安など)を改善することができるか?
 CQ 05:血液腫瘍に対して入院中に造血幹細胞移植が行われた患者に対して、造血幹細胞移植の前後に運動療法または物理療法を行うと、行わない場合に比べて、有害事象、その他のアウトカムを改善することができるか?
 CQ 06:血液腫瘍に対して入院中に造血幹細胞移植が行われた患者に対して、造血幹細胞移植後に精神的リラクセーション(音楽療法、カウンセリングなど)を行うと、行わない場合に比べて、精神機能・心理面(抑うつ、不安など)を改善することができるか?

第8章 化学療法あるいは放射線療法が行われる予定の患者または行われた患者
 CQ 01:化学療法・放射線療法中もしくは治療後の患者に対して運動療法を行うと、行わない場合に比べて身体活動性や身体機能(筋力、運動耐容能など)を改善することができるか?
 CQ 02:化学療法・放射線療法中もしくは治療後の患者に対して運動療法を行うと、行わない場合に比べてQOLを改善することができるか?
 CQ 03:化学療法・放射線療法中もしくは治療後の患者に対して運動療法を行うと、行わない場合に比べて、倦怠感を改善することができるか?
 CQ 04:化学療法・放射線療法中もしくは治療後の患者に対して運動療法を行うと、行わない場合に比べて精神機能・心理面(抑うつ、不安など)を改善することができるか?
 CQ 05:化学療法・放射線療法中もしくは治療後の患者に対して、運動療法または物理療法を行うと、行わない場合に比べて、有害事象、その他のアウトカムを改善することができるか?
 CQ 06:化学療法・放射線療法中もしくは治療後の患者に対して、精神的リラクセーション(音楽療法など)を行うと、行わない場合に比べて、有害事象を軽減できるか?

第9章 リハビリテーションが必要な在宅進行がん・末期がん患者
 CQ 01:在宅進行がん・末期がん患者の運動機能低下に対して運動療法を行うと、行わない場合に比べて運動機能を改善することができるか?
 CQ 02:在宅進行がん・末期がん患者の呼吸困難に対してリハビリテーションを行うと、行わない場合に比べて呼吸困難を改善することができるか?
 CQ 03:在宅進行がん・末期がん患者の倦怠感に対して運動療法を行うと、行わない場合に比べて倦怠感を改善することができるか?
 CQ 04:在宅進行がん・末期がん患者の疼痛に対して患者教育を行うと、行わない場合に比べて疼痛緩和効果が高いか?
 CQ 05:在宅進行がん・末期がん患者の疼痛・倦怠感に対し物理療法・徒手療法などを行うと、行わない場合に比べて、疼痛・倦怠感の緩和効果が高いか?
 CQ 06:在宅進行がん・末期がん患者に対して、リハビリテーションチームアプローチを行うと、行わない場合に比べて、患者・家族のQOLが向上するか?

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