胃癌取扱い規約 第14版

TNM分類と連動し、ガイドラインとの役割分担を明確にした一冊!

編 集 日本胃癌学会
定 価 4,104円
(3,800円+税)
発行日 2010/03/03
ISBN 978-4-307-20274-9

B5判・100頁・図数:105枚・カラー図数:89枚

在庫状況 なし

11年ぶりに全面改訂し、ガイドラインとの役割分担を明確にした。取扱い規約は胃癌の状態(原発巣、転移、進行度等)や治療の評価を記録するための基本的なルールを示すものとなり、手術を含む治療法についての記載はガイドラインへ移行された。また、TNM分類第7版と連動し、薬物療法の判定基準にRECISTを取り入れる等、国際標準的な分類とした。一方で本邦独自の分類も堅持し、他の取扱い規約との整合性にも配慮した。
改訂の基本理念と主な改訂点
第1部 規約
 胃癌取扱い規約とUICC/TNM
 I.記載法の原則

 II.腫瘍の進展と進行度
  1.原発巣の記載
   1)病巣の大きさと数
   2)占居部位
    (1)胃の3領域区分と食道胃接合部領域
    (2)胃壁の断面区分
    (3)残胃の癌
   3)肉眼型分類
    (1)基本分類
    (2)0型(表在型)の亜分類
    (3)肉眼型分類の記載法
   4)組織型分類
   5)壁深達度(T)
   6)癌の間質量・浸潤増殖様式および脈管侵襲
    (1)癌の間質量
    (2)癌の浸潤増殖様式(INF)
    (3)脈管侵襲
     a)リンパ管侵襲(ly)
     b)静脈侵襲(v)
  2.リンパ節転移の記載
   1)リンパ節の解剖学的定義と領域リンパ節(Regional lymph nodes)
   2)リンパ節転移の記載法
    (1)リンパ節転移の程度(N)
    (2)リンパ節転移度
  3.その他の転移
   1)その他の転移の有無と部位(M)
   2)腹膜転移(P)
   3)腹腔洗浄細胞診(CY)
   4)肝転移(H)
  4.進行度(Stage)
   1)進行度分類

 III.治療結果の評価
  1.手術と内視鏡切除後の評価
   1)手術標本の切除断端
    (1)近位断端(PM:proximal margin)
    (2)遠位断端(DM:distal margin)
   2)粘膜切除標本の切除断端
    (1)粘膜切除標本における水平断端(HM:horizontal margin)
    (2)粘膜切除標本における垂直断端(VM:vertical margin)
   3)腫瘍の遺残(R)
  2.術前治療後の腫瘍評価
   1)術前治療後の腫瘍評価の記載法(y)
   2)薬物・放射線治療の組織学的効果判定基準
  3.薬物・放射線治療の評価

 IV.切除材料の取扱い
  1.所見記載
  2.切除胃の処理方法
  3.切除材料の固定方法
  4.切出し方法
  5.郭清リンパ節の検索方法
  6.粘膜切除例の取扱い
   1)標本の固定、肉眼観察および切出し
   2)組織学的診断

 V.胃生検組織診断分類(Group分類)
  1.原則
  2.分類

第2部 病理図譜および病理学的事項の説明
 肉眼型写真

 II.腫瘍の進展と進行度
  1.原発巣の記載
   4)組織型分類
 組織型写真
   5)壁深達度(T)
  3.その他の転移
   3)腹腔洗浄細胞診(CY)

 III.治療結果の評価
  2.術前治療後の腫瘍評価
   2)薬物・放射線治療の組織学的効果判定基準

 IV.切除材料の取扱い
  6.粘膜切除例の取扱い
   2)組織学的診断
    (7)脈管侵襲(ly、v)の有無
     a)リンパ管侵襲(ly)
     b)静脈侵襲(v)

 V.胃生検組織診断分類(Group分類)

第3部 薬物・放射線治療の評価
 I.治療開始時の患者の状態
  1.一般状態(Performance Status)
  2.併存疾患の記載
  3.病変の記載

 II.治療に関する記載
  1.薬物治療
  2.放射線治療
   1)治療目的
   2)照射条件
   3)照射部位

 III.臨床的治療効果
  1.全般的自他覚所見
  2.治療効果判定方法(RECIST 1.1に準拠)
   1)対象病変の計測性について
    (1)測定可能病変
    (2)測定不能病変
   2)効果判定基準
    (1)標的・非標的病変の定義
    (2)標的病変の効果判定基準
    (3)非標的病変の効果判定基準
    (4)標的または非標的病変を有する症例の時点効果判定
    (5)非標的病変のみを有する症例の時点効果判定
    (6)CRとPRを確定するための最良総合効果
    (7)胃原発巣の評価
     a)測定可能胃病変(a病変)
     b)測定困難であるが、評価可能である胃病変(b病変)
     c)びまん浸潤性胃病変(c病変)

 IV.薬物有害反応

 V.生存期間等について
  1.全生存期間(overall survival:OS)
  2.生存期間中央値または50%生存期間(median survival time:MST)
  3.生存率(survival rate)
  4.無増悪生存期間(progression-free survival:PFS)
  5.無増悪期間(time to progression:TTP)
  6.無再発生存期間(relapse-free survival:RFS)
  7.無病生存期間(disease-free survival:DFS)
  8.治療成功期間(time to treatment failure:TTF)
  9.奏効期間、効果持続期間(response duration)
  10.著効期間、完全奏効期間(complete response duration)

 VI.QOL質問票

 VII.その他

略語表
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