エビデンスに基づく 最新リウマチ薬物療法

森 俊輔
定 価 4,644円
(4,300円+税)
発行日 2005/11/20
ISBN 978-4-307-10130-1

B5判・178頁

在庫状況 なし

 本書は,主にリウマチ診療に従事しており,大まかな基礎知識を持っている方々を対象に薬物療法をメインに記載した。まずリウマチ薬物療法の流れを「Chapter 1」に,以後抗リウマチ薬,生物製剤,ステロイド,非ステロイド性消炎鎮痛薬を記載した。
  薬物療法を理解するための手助けとして「Chapter 5」以後に,リウマチの基礎,診断,リウマチ病態の評価の仕方を解説した。薬物療法がわからないときには,途中でこちらのほうを読んでから薬物療法を改めてみていただきたい。また,最後に核酸代謝,臨床統計学の言葉の解説,シクロスポリンAを使う際の薬物相互作用の考え方を示した。御一読願いたい。
◆おもな内容
Chapter 1−関節リウマチ治療薬の考え方
 リウマチ治療の目標とゴールについて
  薬物療法の標的と治療薬の種類
  抗リウマチ薬(DMARDs)の効果についてのエビデンス
  DMARDsの併用療法,あるいはDMARDsと生物製剤の併用療法は有益か?
  発症早期に積極的な治療を行うことは有用か?
  リウマチ薬物療法の戦略について/早期診断と予後予測について
  世界のリウマチ専門医のearly RAに対する考え
  ACRの治療ガイドライン/いつまで治療を続けるか
  リウマチ治療のエビデンス

Chapter 2−疾患修飾性抗リウマチ薬(Disease Modifying Anti-Rheumatic Drugs : DMARDs)方
 メトトレキサート(リウマトレックスR,メトレートR)
 レフルノミド(アラバR)
 サラゾスルファピリジン(アザルフィジンENR)
 シクロスポリン
 タクロリムス
 金チオリンゴ酸ナトリウム(シオゾールR),オーラノフィン(リドーラR),D−ペニシラミン(メタルカプターゼR)
 ブシラミン(リマチルR)
 ミゾリビン(ブレディニンR)

Chapter 3−TNF阻害療法
 リウマチにおけるTNFαの関与
 TNF阻害療法薬の種類
 TNF阻害療法のリウマチへの治療効果
 副作用
 TNF阻害療法の適用
 インフリキシマブとエタネルセプトの違い
 TNF阻害薬の使用法
 TNF阻害療法におけるQ&A

Chapter 4−リウマチ薬物補助療法
 ステロイド
 非ステロイド系消炎鎮痛薬(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drugs)

Chapter 5−関節リウマチの病態
 リウマチの進行過程の概略
 リウマチに見られる免疫異常
 滑膜
 リウマチ滑膜炎の特徴
 関節破壊のメカニズム

Chapter 6−リウマチの診療のための検査
 リウマチの診断基準と早期に診断する意義
 リウマチ診断のための血液検査
 関節液検査
 画像診断
 膠原病合併精査のための血液検査
 腎障害検出のための検査
 血液障害の検査
 その他

Chapter 7−リウマチを評価する
 リウマチの活動性の評価
 リウマチによる骨破壊の評価
 リウマチの身体機能評価
 インターベンションの効果の判定
 寛解の評価

Chapter 8−薬物相互作用
 CyA投与時に考慮を要する事項
 トランスポーター
 定常状態への到達

Appendix 1−統計学的用語の解説
 Case controlled studyとCohort studyの違い
 Randomized controlled trial(RCT)とは
 メタアナリシスとは/感度(Sensitivity)と特異度(Specificity)
 オッズ比とは
 信頼区間とは

Appendix 2−核酸代謝
 核酸代謝に出てくる用語
 プリン生合成経路
 サルベージ経路
 ピリミジン合成
 デオキシリボヌクレオチドの合成
 プリン分解