壊疽性膿皮症患者への説明* アザチオプリン,サラゾスルファピリジン,メトトレキサート,クロファジミン,シクロホスファミドなどの他の免疫抑制薬も使用されることはあるが,エビデンスレベルは低い■治療薬一覧一般名副腎皮質ステロイド(ベタメタゾン酪酸エステルプロピオン酸エステル軟膏など)タクロリムス軟膏経口副腎皮質ステロイド(プレドニゾロンなど)シクロスポリンアダリムマブ初診時▶壊疽性膿皮症は,皮膚に潰瘍(深い傷)ができる病気です。傷が広がりやすく,痛みを伴うことが多いため,早めの治療が大切です。▶この病気は,関節リウマチや潰瘍性大腸炎などの免疫の病気と一緒におこることがありますが,原因がはっきりしないこともあります。▶治療には,炎症を抑えるステロイドや免疫を調整する薬を使用します。皮膚科の臨床 Vol.67 No. 6 202595721721商品名アンテベート®など1日1~2回患部に塗布プロトピック®など1日1~2回患部に塗布プレドニン®などプレドニゾロン換算で0.5~1.0 mg/kg/日内服ネオーラル®など経口ステロイドに併用して3 mg/kg/日,適宜増減するヒュミラ®通常,成人にはアダリムマブ(遺伝子組換え)として初回に160 mgを,初回投与2週間後に80 mgを皮下注射する。初回投与4週間後以降は,40 mgを毎週1回,皮下注射する用法再診時▶治療を続けることで,炎症を抑え,傷の悪化を防ぐことができます。▶皮膚を清潔に保ち,傷をこすったり傷つけたりしないように注意しましょう。▶必要に応じて,生物学的製剤などの治療を追加することもあります。適用症壊疽性膿皮症としての適用はないが,一般的に使用されている壊疽性膿皮症としての適用はない壊疽性膿皮症としての適用はないが,一般的に使用されている潰瘍性慢性膿皮症として保険適用あり壊疽性膿皮症としての適用はない壊疽性膿皮症として適用ありアダリムマブBSには適用なし
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