372図₁ オンライン相談(夜間相談)イメージ図₂ オンライン相談(いつでも相談)画面イメージスク者の把握,4.医療施設への情報連携,5.子育て世代包括支援センターの遠隔支援を機能として持つ.1.オンライン相談 「夜間相談」と「いつでも相談」の2つの形態がある.夜間相談は,平日18時~22時(1枠10分の予約制,当日予約可能)メッセージチャットや動画通話に対応し,小児科医へのリアルタイムな相談が可能となっている.いつでも相談は,ウェブサイトよりテキストで相談を送付し,24時間以内に医師,助産師からの返信が届く(図₂).写真は1枚まで添付可能であり,質問は24時間毎日受け付けている.リアルタイム性はないが,好きな時間に質問を投げかけられる利便性が好まれている.2.情報発信 医療メディア「産婦人科オンラインジャーナル」(https://journal.obstetrics.jp/)「小児科オンラインジャーナル」(https://journal.syouni ka.jp/)による記事配信(図₃)と,ライブ配信を用いた双方向性も取り入れた情報発信を行っている.医療メディアは,医師・助産師が執筆し,別の医師・助産師が内容を確認し,その後医療者ではない編集者が校正するという3段階を経て公開している.内容としての適切さと読みやすさを追求している.現在300を超える記事があり,会員に向けてのメルマガ配信や,相談中の補足資料として活用している. ライブ配信は,YouTube配信を利用し,配信中にチャット欄で質問も受け付ける.一配信20~30分程で行う.他の参加者の質問もみることができるため,「ほかの参加者も同じ悩みをもっていることを知れてよかった」といった感想も寄せられる.アーカイブも含め,一配信が数百名に視聴されるため,効率のよい情報発信が可能となっている.小児科 Vol. 62 No.4 2021
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