abab1760┃図1┃臍部単孔式体腔外虫垂切除(自験例)a)ラッププロテクターを装着b)筋鉤にて術野を展開┃図2┃臍部単孔式体腔外虫垂切除(自験例)a)腹腔鏡にて虫垂を同定b)体腔外に牽引し,処理を行う保護者からの評価が高い。癒着が強く広範囲であるなど高い操作性を要する場合はE・Zアクセスを装着し,気腹下に剥離を行ったのちに虫垂を体外へ誘導する。さらに困難な場合は右下腹部に5mmポートを追加している。体腔外への虫垂牽引が困難な場合は,自動縫合器あるいはエンドループを用いて体腔内切離を行っている(図4)。本法では開腹用ガーゼの出し入れも容易で,標本も直接回収可能である。腹腔内洗浄は汚染が高度でないかぎりはガーゼでの拭き取りにとどめてい
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