ACB表1角膜移植眼と非移植眼におけるCandida角膜炎の比較非角膜移植眼C. parapsilosisが多い中央寄り4治 療Candida角膜炎の多くの症例は入院管理を要することが多い。これは眼局所のみならず,抗真菌薬の全身投与の必要性があることと経過中に急激1052図8塗抹検鏡A:C. parapsilosisのグラム染色。検体では酵母形を示している。B:Aと同一症例のファンギフローラYⓇ染色C:C. albicansのファンギフローラYⓇ染色。検体では仮性菌糸を示している。図6と同一の症例。カンジダの菌種病巣の位置縫合糸との関連性有治療予後角膜移植眼C. albicansが多い周辺(移植片との接合部,特に4時と8時方向)治療的角膜移植などの外科的治療が必要となるケースが多く,一般的に予後不良。薬物治療のみで完治できる症例もあり,角膜移植眼と比較して予後は良好。な悪化をきたして緊急で治療的角膜移植などの外科的治療が必要になる可能性があるためである。また,いつ治療的角膜移植を行うことになってもいいように入院時に全身検査も速やかに行い,場合によっては角膜移植片の手配についても考慮し
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