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問 21 



循環について正しいのはどれか。
1.眼球を圧迫すると心拍は低下する。
2.心臓のペースメーカーは房室結節である。
3.心音のⅠ音とⅡ音の間は心室拡張期である。
4.脈波伝達時間と血流循環時間は同じである。
5.心拍出量とは心房から心室に拍出される量

である。

問 22 



神経線維について誤っているのはどれか。
1.興奮伝導速度は線維の直径に比例する。
2.温度が低いと興奮伝導速度は遅くなる。
3.ニューロンとは神経膠細胞のことである。
4.電気刺激による興奮は刺激電極の一極で起

こる。

5.有髄神経の興奮はランヴィエの絞輪部で起

こる。

問 23 



誘発筋電図で正しいのはどれか。
1.重症筋無力症では漸増現象がみられる。
2.神経線維が太いほど,伝導速度は遅くなる。
3.反復刺激検査は神経筋接合部障害に有用で

ある。

4.運動神経伝導検査の連続刺激でF波の検出

が可能である。

5.感覚神経伝導速度の測定には,複合筋活動

電位(CMAP)を用いる。

問 24 



超音波で正しいのはどれか。
1.波長が短いほど指向性はよい。
2.周波数は2,000〜5,000Hzである。
3.伝播速度はどの臓器も同じである。
4.波長が長いほど距離分解能はよい。
5.音響インピーダンスは空気が最も大きい。

問 25 



血清カリウム濃度が2.8mEq/Lのとき認めら
れる心電図変化はどれか。2つ選べ
1.徐脈
2.P波消失 
3.陰性T波
4.U波が増高
5.房室ブロック

問 26 



心電図でQRS幅延長を認めるのはどれか。
1.心房粗動
2.左房負荷
3.心房調律 
4.低カルシウム血症
5.完全右脚ブロック

問 27 



心電図〔図(問27)直前演習:巻頭〕を別に示す。
正しいのはどれか。
1.多源性である。 
2.代償休止期を伴う。
3.緊急処置を要する。
4.洞房ブロックを伴う。
5.連結期は移動性である。

問 28 



自動血圧脈波検査装置を用いた足関節上腕血
圧比(ABI)検査について正しいのはどれか。
1.座位で測定する。
2.四肢の血圧を順次測定する。
3.ABI値0.7は基準値範囲内である。 
4.ABI値算出には体重が必須である。
5.閉塞性動脈病変の評価に適している。

問 29 



脳波検査について正しいのはどれか。
1.時定数を3.2秒以上とする。
2.接触抵抗を30kΩ以上とする。 
3.電極配置は10/20法を用いる。 
4.同相除去比は30dB以下とする。
5.上向きに現れる波は陽性波である。