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10.再度,肘関節伸展を自動運動で行わせ,機能練習の即時効果を確認する。11.終了を伝える。12. 刺激を加えた部分の皮膚の状態と疼痛の有無を確認し,露出部位の衣類を元に戻し,上肢を机から下ろす。・皮膚状態(発赤や皮下出血の有無)を確認する。・疼痛の有無を確認する。・露出部位の衣類を元に戻し,麻痺側上肢を机上から大腿部の上に戻すように指示する。13.適宜,適切なフィードバックを行う。図6 上腕三頭筋の促通(開始)図7 上腕三頭筋の促通(終了)3 促通手技53・患者には自身の目で麻痺側の肘関節の伸展運動を確認させながら実施する。・明瞭な声かけ(運動開始の合図,可能な限り自動運動を促す声かけなど)を行う。・刺激を開始するタイミングは随意運動開始時とする。・患者の手背に軽くあてた療法士の手で必要に応じて伸展運動を補助し,全可動域を動かす。補助・体幹前傾や肩関節水平外転などの代償運動を伴わないように注意する。代償運動を認めた場合は,代償運動の出現を指摘する。まずは口頭で指摘し,患者自身で代償運動の抑制が困難であれば,療法士が補助量を調整し,代償運動が出現しないようにする。・自動運動の開始姿勢は,練習前と同一になるように注意する。・練習前と比較した結果を患者に伝える。・適切な内容,タイミング,量でフィードバックを行う。は最小限とし,過剰にならないように注意する。

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