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(10)①皮膚の状態,②疼痛の確認を行い,③衣類を戻し,④上肢を机上から大腿部の上に戻すよう指示ができる(11)課題を通して,受験者の視線・身構え,患者との距離を確保することで,常に患者の安全を確保できる。(12)課題を通して,適宜,患者にフィードバックを行うことができる。・開始時の昇降式机の高さは,模擬患者の臍部から乳頭間とする。・昇降式机と椅子との距離は,模擬患者の上腕の長さよりもやや遠い位置とする。・最も肘伸展運動が出現する,適切な刺激強度を事前に決めておく。・設定した適切な刺激強度以外の刺激に対する反応を決めておく。・誘導・補助が不十分,不適切なためそれ以降の採点項目が減点となる場合は,模擬患者,採点者が修正した後に試験を再開する。・模擬患者,受験者に危険が及ぶ可能性がある場合は,採点者,模擬患者が修正した後に試験を再開する。・上腕の近位2/3程度が隠れる半袖Tシャツを着用する。・開始時は骨盤後傾位で,左(麻痺側)股関節外転・外旋位とし,足底の内側が床に接地しないようにする。・姿勢の修正は指示のみで可能とする。・机と身体との距離は,椅子を少し移動する程度で調整できる。・机の高さ,机と身体の距離を適切に調整された後は,体幹と骨盤が無理なく直立を保持することができる。・練習前に自動運動を求められた際は,肩関節水平外転(代償運動)を出現させながら,肘関節伸展が不十分となるよう運動を行う。・代償運動を抑制するように指示された場合,運動中の過度な代償は出現させないようにする。・5回の反復動作を求められるため,動作の再現性を担保できるよう練習しておく。・1回の肘関節伸展運動は2秒程度で終了できる速度で実施する。・適切な刺激強度でも肘関節伸展の自動運動は-40°程度までとし,これ以降の伸展は自動介助運動で最終可動域まで運動を行う。2点:①~④すべてできる1点:①~④のうち2~3項目できる0点:1項目できる0点:すべてできない2点:課題を通して,受験者の視線・身構え,患者との距離を確保することで,常に患者の安全を確保できる0点:課題を通して,1回でも受験者の視線・身構え,患者との距離を保つことができず患者の身体に危険を感じる対応である2点:内容,タイミング,量が適切である1点:2項目が適切である0点:内容が不適切である0点:フィードバックがない0点:1項目が適切である0点:すべて適切でない3 促通手技55環境設定模擬患者と採点者模擬患者OSCE担当者確認事項

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