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7416 足と靴図52 靴による足の変形外反拇趾。足の形が靴の形になっている。います。外反拇趾を伴っています。足の変形は,身体にもさまざまな症状を起こす原因にもなります。 足に変形を起こすような靴の選び方は良いとはいえないでしょう。現代の纏足です。靴にはさまざまなタイプがあります。自分の足の形に合わせて靴選びをすることが大事です。地下足袋のように,靴の先端が二股に分かれている靴もあります。二股に分かれた靴を履けば,軽度の外反拇趾は軽快するかもしれません。 第2趾や第3趾が屈曲するハンマートウになりますと,まっすぐに立った時に重心が踵になるために,前から押されると後ろに倒れ易くなります。不適切な靴を履くために起きる現象です。正しい靴選びをするようにしましょう。靴の後ろを踏んで,スリッパのようにして履いている人も見かけますが,靴の履き方も大事です。 ところが,学校によっては制靴といえばよいのでしょうか,学校の指定した通学靴を履くことになっている場合があります。紐のない靴が指定されているときには,足が固定されないことになります。足が靴紐で固定されないために足趾に障害が起きている例もあり,困ったことです。

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