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4Visualsuppressiontest前庭性眼振は固視により抑制される（図2）。温度刺激検査にて眼振誘発中に注視をさせることで，下記により眼振抑制を定量評価する。VS％=a−ba×100（a：固視直前の10秒間の平均緩徐相速度，b：固視中10秒間の平均緩徐相速度）40〜10％を減少，10％以下を消失とする。小脳障害によりVS％が減少する。障害が強い場合前庭性眼振が固視により増強することがあり，これをvisualenhancementと呼ぶ。（堤剛）104暗所開眼Visual suppression左冷風温度刺激後図2左冷風visualsuppressiontest左冷風刺激により右向き眼振が解発されている。固視による眼振の抑制をかけて，緩徐相速度の減衰を定量化する。本症例では固視により眼振が正常に抑制されている。