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第2版について主な商品名デュオアクティブ®,デュオアクティブ® ETハイドロサイト®ジェントル銀カテリープラスTMアダプト®ストーマパウダーPremium Nail Rich®ソフトサンティア®ビオフェルミン®メチコバール®/メコバラミンオキサロール®ユベラ®ディフェリン®チガソン®リツキサン®デュピクセント®献血ヴェノグロブリン® IH10%静注オテズラ®ランマーク®ヘパリンNaリクシアナ® 初版では,タキサンによる爪障害を図説した。近年,分子標的薬や免疫チェックポイント阻害薬による皮膚障害が着目され,日常診療でも対処する機会が増えた。しかし,外来診療でもっとも多いのは,今日でも爪障害を始めとする殺細胞性抗がん薬による皮膚障害である。新しい薬剤による皮膚障害を診断するためには,従来の皮膚障害を鑑別する必要があり,殺細胞性抗がん薬による皮膚障害の重要性が相対的に減るものではない。そこで,本アトラスを改訂するにあたり,代謝拮抗薬・アントラサイクリン系・微小管阻害薬・プラチナ製剤など代表的な薬剤による皮膚障害を紹介した。本書では症例ごとに「ここがポイント」を設け,留意事項に触れている。特に,本章の手足症候群の項では,がんサバイバーの鈴村里佳さん(管理栄養士)が「通院治療では体重測定を忘れがちなので,継続して行いましょう」と提案している。手足症候群は,患者の日常動作や作業にも影響を与えやすい。このため,理学療法士や作業療法士による評価や対処も有用であり,多職種で患者を支援した症例を呈示した。なお,本章と関連して抗がん薬の血管外漏出(溢出)は皮膚障害対策で重要な課題のひとつである。本書では第1章および第6章で溢出に関連する症例を呈示し,予防と治療を踏まえて支持療法を紹介した。 今回初めて,ホルモン療法と皮膚障害に着目してひとつの章を設ける機会を得た。ホルモン3 殺細胞性抗がん薬4 ホルモン療法薬一般名(作成:飯村洋平,田中将貴,平川聡史)薬効分類創傷被覆材粉状皮膚保護剤爪保湿・補修液人工涙液ビフィズス菌整腸剤ビタミン製剤レチノイド製剤免疫抑制薬ホスホジエステラーゼ4阻害薬がん骨転移による骨病変皮下注デノスマブ抗凝固療薬剤形貼付局所管理ハイドロゲル創傷被覆・保護材二次治癒フォーム状創傷被覆・保護材カテーテル被覆・保護材外用ストーマパウダー外用ネイルケアクリーム点眼内服ビフィズス菌製剤内服メコバラミン外用マキサカルシトールトコフェロール・ビタミンA油外用アダパレン内服エトレチナート静注リツキシマブ皮下注デュピルマブ静注免疫グロブリン製剤内服アプレミラスト静注ヘパリンナトリウム内服エドキサバントシル酸塩水和物xv

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