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203 頭頸部癌(ここでは甲状腺,原発不明を除いた原発部位の癌をいう)の領域リンパ節は頸部リンパ節である。部位 p193,図2「頸部リンパ節区分」を参照。最大径 転移リンパ節の最大径を「ノギス」で測定して記載するが,画像診断による計測が望ましい。複数のリンパ節転移がある場合は,最も径の大きいリンパ節の径で進展度を分類する。リンパ節への原発巣の直接浸潤はリンパ節転移とする。Nの進展度 2017年のTNM分類 第8版にしたがって規定する。領域リンパ節転移 「4.部位別臨床病期分類およびその付属事項」を参照 領域リンパ節以外のリンパ節転移は遠隔転移とする。 M0 遠隔転移なし M1 遠隔転移あり 注:身体所見のみに基づく場合でも,遠隔転移の臨床的な評価は可能であるので,MXというカテゴリーは不適切と考えられる(MXというカテゴリーを使用すると病期分類ができない結果となることがある)。頭頸部癌取扱い規約領域リンパ節転移(N)遠隔転移(M)

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