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では，濾胞腺腫もしくは被包性濾胞型乳頭癌に相当する。

2）低分化癌について

　本規約では，従来の低分化癌の組織診断基準を踏襲した。WHO分類では，トリノ提案（2007
年）が採用され，低分化癌の従来の組織診断基準に，脳回状のねじれた核convoluted nuclei，
核分裂像の増加（高倍率10視野で3個以上），腫瘍壊死像の少なくも1つがみられることが条
件として加えられている。

D ．組織診断用のチェックリスト

1 ．肉眼所見

［p6，12参照］

　【占居部位】 

□ 右葉 

□ 左葉 

□ 峡部（錘体葉を含む）

 

□ 上 

□ 中 

□ 下

　【大きさ（最大径）】 

□ 　　　　　　　 cm

　【腫瘤の割面】 

□ 限局性 （ □ 充実性　□ 囊胞性 ） 

□ 浸潤性

　【多発の有無】 

□ 有 

□ 無 

□ 不明

2 ．組織学的所見

［p9，10参照］

　【pT分類】 

□ pTX 

□ pT0 

□ pT1a 

□ pT1b 

□ pT2

 

 

□ pT3a 

□ pT3b 

□ pT4a 

□ pT4b

　【pN分類】 

□ pNX 

□ pN0 

□ pN1a 

□ pN1b

 

 

節外浸潤 

□ なし 

□ あり

　【pEx分類】 

□ pExX 

□ pEx0 

□ pEx1 

□ pEx2

　【血管浸潤（濾胞癌）】 □ なし 

□ あり（□ 3カ所以下　□ 4カ所以上） □不明

　【甲状腺外進展】 

□ 不明 

□ なし

 

 

□ あり（□ 甲状腺周囲脂肪組織

 

 

 

□ 前頸筋群　　□ 皮下　　　□ 喉頭

 

 

 

□ 気管　　　　□ 食道　　　□ 反回神経

 

 

 

□ 椎骨前筋群　□ 大血管　　□ 頸動脈）

3 ．組織診断

［p14参照］

　【組織学的分類】 

□