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Ⅱ.記録する事項
A .術前の所見
1 .自覚症状
a .腫瘤
b .呼吸困難
c .発声障害(嗄声,音調の変化など)
d .嚥下困難
e .誤嚥
f .圧迫感
g .疼痛
h .血痰
i .その他
2 .甲状腺腫瘤の所見
a .腫瘤の占居部位
右葉,左葉,峡部(錘体葉を含める)に分け,
さらに一葉を3等分し,上,中,下に分ける。
2つ以上の領域にわたるものは,より多く占め
る領域から順に記載する。たとえば,図1の例で
は右中下とする。なお,腫瘤が多発している場合
には,おのおのについて記載する。
b .腫瘤の大きさ
腫瘤の輪郭の最大径ならびにそれと直角に交わる径をcmで記載する。
注1:National Clinical Database(NCD)への症例登録では,腫瘤の大きさの単位はmmである。
注2:腫瘤が左右両葉にびまん性に浸潤している場合には,各葉の縦,横の長さを記載する。
図1 甲状腺腫瘤占居部位
この例では右中下