I.薬 物 療 法
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I.薬 物 療 法
薬物療法は抗癌薬や分子標的薬,免疫チェックポイント阻害薬などを用いた全身療法をいう。
1.抗癌薬による化学療法
経口投与,経静脈投与などの投与方法がある。
2.分子標的薬による化学療法
経口投与,経静脈投与などの投与方法がある(2018年11月現在,一次治療薬としてソラ
フェニブとレンバチニブが,二次治療薬としてレゴラフェニブがわが国で使用可能であ
る)。
3.免疫チェックポイント阻害薬
経静脈投与される(2018年11月現在,わが国で保険適用となっている薬剤はないが,海
外では二次治療薬としてニボルマブが承認されている)。
註: 投与方法と用いた薬物はそれぞれ化学名と投与量を記載し,治療期間を明記することとする。