2

3.4 多発癌,重複がん,多重がん
 同時性を「2カ月未満の期間に診断」,異時性を「2ヵ月以上の期間に診断」に変更した(20

頁)。

4
4.1.1 内視鏡治療の方法
 注書きに,cold forceps polypectomy,cold snare polypectomy,precutting EMR,hybrid 

ESDを追加した(21頁)。

4.2.2 手術の種類
 注書きに,超低位前方切除,括約筋間直腸切除術の定義と家族性大腸腺腫症に対する標準術

式を追加した(22頁)。

4.2.3 リンパ節の郭清
 下部直腸癌または癌浸潤が下部直腸に及ぶものでは,主幹動脈に沿うリンパ節および腸軸方

向のリンパ節の郭清度〔D〕と,側方リンパ節の郭清度〔LD〕を分けて記載することとし,
側方リンパ節の郭清度(LDX~LD3)を新たに定義した(22 頁)。

5

5.2.1 内視鏡治療後の癌遺残〔ER〕
 ER1 を ER1a(HM1,VM0)と ER1b(HM0,VM1 または HM1,VM1)に分類した(26

頁)。

7
7.2.1 組織型
 カルチノイド腫瘍と内分泌細胞癌を内分泌腫瘍から独立させ,悪性上皮性腫瘍の中に個々に

亜分類した(28頁)。

7.2.2 浸潤増殖様式〔INF〕
 判定方法を「肉眼的」から「ルーペ像あるいは弱拡大」に変更した(31頁)。
7.2.3 脈管侵襲
 リンパ管侵襲のlyの略号をLy,静脈侵襲のvの略号をVに変更し,侵襲程度をLy1a~

Ly1c,V1a~V1cで表記することとした。また,V2を肉眼的な静脈侵襲と定義した(31,32
頁)。

7.2.4 簇出〔BD〕
 簇出(budding)をBDの略号で表記することとした(32頁)。
7.2.6 神経侵襲〔Pn〕
 神経侵襲の略号PNをPnに変更した(33頁)。
7.5 浸潤距離の測定法
7.5.1 T1癌
 「附―SM浸潤距離の実測法(49頁)」を新たに収載した。

表4 リンパ節の分類とリンパ節の名称
 外側仙骨リンパ節(260),正中仙骨リンパ節(270),大動脈分岐部リンパ節(280)をその他

のリンパ節から側方リンパ節に変更した。

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