4

23

注2: 左右の郭清度が異なる場合はそれぞれの郭清度を右は「rt—LD number」,左は

「lt—LD number」の記号を付記する。

 記載例)
  右側は263D,263P,283,273,293,260,左側は263D,263P,283が郭清され,

270,280も郭清された:LD2(rt—3/lt—2)

 左右ともに263D,263P,283が郭清された:LD2
 右側は263D,263P,283,左側は郭清されていない:LD1(rt—2/lt—0)
注3: 下部直腸癌または癌進展が下部直腸に及ぶものでは,中枢方向,腸軸方向のリン

パ節郭清度(D)と側方リンパ節の郭清度(LD)を列記する。

 記載例)
 中枢方向,腸軸方向の郭清がD3,側方の郭清がLD2:D3LD2

4.2.4
4.2.4.1

端端吻合,側端吻合,端側吻合,側側吻合,機能的端端吻合

注:回腸囊や結腸囊を作成した場合はそれを記載する。

4.2.4.2

手縫い吻合,器械吻合(single stapling,double stapling,functional end to end)

4.2.5

癌の浸潤・転移により臓器を合併切除した場合は,その臓器名を記載する。

注:合併切除臓器が全切除か部分切除かを記載する。

4.2.6AN

(図7)

ANX :自律神経温存の有無が不明。
AN0 :自律神経温存なし。
AN1 :片側部分温存。
AN2 :両側部分温存。
AN3 :片側温存。
AN4 :全自律神経温存。

注1: 直腸癌手術に関わる自律神経には,腰内臓神経,上下腹神経叢,下腹神経(交感

神経),骨盤内臓神経(副交感神経),骨盤神経叢,および骨盤神経叢からの臓側
枝がある。

注2:片側温存では温存側を記載する。例 AN3rt,AN1lt
注3: 骨盤神経叢を部分切除した場合や,S3神経を切除した場合は,その旨を記載す

る。

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