24

　　

2. 画像診断分類

に関する存在領域を明示し，臨床的に可能なかぎり簡便に，また，読影者間の相違を小さくする
ことを目的として作成された。
　今回のリンパ節マップの特徴は，定義で共通部分を避ける目的から，解剖学的に簡潔な境界が
定義され用意されている。したがって，従来の評価に用いる線の設定は基本的に不要となってい
る。具体的な大きな変更点として，＃1の左右の境界は気管正中部のままであるが，ATS（Ameri-
can Thoracic Society

）によって作成された気管の正中線に沿っての任意の区分は排除され，左右

図11．リンパ節部位のCTアトラス

Ao

（大動脈），AV（奇静脈），Br．（気管支），IA（腕頭動脈），IV（腕頭静脈），LA（動脈管索），LIV（左腕頭静

脈），LSA（左鎖骨下動脈），PA（肺動脈），PV（肺静脈），RIV（右腕頭静脈），SVC（上大静脈），緑色線（気管
左外側縁，鎖骨上部は気管正中線）

#1R

#1R

#1L

#1L

#2R

#2R

#2R

#2L

#2L

#2L

#4R

#4R

#4R

#4L

#4L

#4L

#6

#6

#6

#5

#5

#5

#10L

#10L

#11

#8

#8

#9

#9

#11s

#11i

#10R

Cricoid cartilage

Cricoid cartilage

Cricoid cartilage

Left Lateral

Right Lateral

Apex

Lower lobe br.

Lower lobe br.

Carina

Carina

Carina

Br. intermedius

Br. intermedius

#3p

#3p

#3a

#3a

AV

AV

AV

Ao

Ao

Ao

Ao

Ao

PA

IA

IV

PA

PA

PV

PA

SVC

SVC

#7

#7

#7

#7

#7

Manubrium

Manubrium

Manubrium

LA

LIV

RIV

LSA

a

c

e

f

d

b